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2583 B17などが装備しているノルデノン照準機とはどういう物だったんでしょうか?
また、(実戦での)性能はどうだったのでしょうか?最高機密だったようなので理論上は素晴らしいものだと思うのですが。
きっど

  1. グリーンアロー出版社「世界のレシプロ軍用機集1909〜1945」P153に図と解説がありますので、立ち読み等されてはいかがでしょうか。
    KI-100

  2.  僭越ながら回答させていただきます。
     ノルデン式爆撃照準機が登場するまでの爆撃方法は、爆撃照準機を覗いて照準を合わせている爆撃手の指示に従って操縦士が微調整を行って照準を合わせるものでした。
     しかし、この方法だと爆撃手と操縦士の息が合っていなければ正確な照準は望めないものでした。
     ノルデン式爆撃照準機は照準機と操縦装置を結びつけることで、照準と照準中の操縦の両方を爆撃手が行うことで、爆撃手の思う方向に機体を誘導できるようになり、爆撃精度が向上したのです。
     「メンフィス・ベル」などでB−17などが爆撃コースに入った際に、機長が爆撃手に「操縦系を渡すぞ!」みたいなことを言っているのは、爆撃手が操縦士から操縦系統を渡されているのです。
     ちなみに、この間は自動操縦装置によって常に機の水平は保たれ、照準をより容易にしています。
     なお、ノルデン式爆撃機は当時の米軍最高機密の一つで、有名なドゥーリットルの東京空襲の際に使用されたB−25は爆撃装置を日本軍に捕獲されることを恐れて、わざわざ旧式の爆撃照準機に換装されていたそうです。
    T216

  3. ドゥーリットル隊がノルデンをはずしたのは期待を軽くあうるためだったと思いますが、どうなんでしょう?
    富士

  4. ありがとうございました。操縦系統と照準機の二つを爆撃手が操作することで命中率をUPさせるのですね。
    本については見かけたら読んでみることにします。
    きっど


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