QQCCMMVVGGTT
2620 DC−3やT−6等の主翼は、いわゆる後退翼なんでしょうか?
タケ

  1. 前縁ではもちろん、25%翼弦でも後退角が付いているのだから、やはり後退翼と呼ばないわけには行かないのでは。
    高速を出す以外の理由の後退翼もあるということで良いのではないでしょうか。
    便利少尉

  2. あれは上半角と同様に安定効果をねらったものでしょう。
    方向安定性がよくなると思います。
    kazz

  3. DC-2。作ってみたら重心が前に出過ぎていたので、
    已む無く主翼を後ろに引いて重心を下げた、という話しを散見するのですが、
    あれは俗説なんでしょうか?
    WR

  4. 素人考えですが・・・重心問題で新たに主翼を再設計して作り直すと、それ迄の治具等が使用出来無いので結構手間とコストがかさむんではないでしょうか?主翼の取り付け位置をずらしたりバラストを尾部にバラストを搭載した方が簡単では??
    タケ

  5. >4. 試作機の「バグ出し」が済む前に生産治具を用意してしまうと、Me210 のような末路を辿ると思いますが(笑)。また T-6 も DC-3 も胴体と一体になった中央翼(DC-3 の場合エンジンナセルも中央翼に装備)に外翼をボルト留めする構造ですので、主翼取り付け部を変更する位なら外翼形状を変更したほうが手間が少なかったのだと思います。「尾部にバラストを積む」は納期最優先の軍用機には許されることがあるかも知れませんが、ペイロードと燃費を最重視する民間旅客機には許されないでしょう。
    ささき

  6. >3
     重心が前に出たのではなく、重心が想定より後ろだったので主翼の空力中心を後退させて重心との関係を修正した、だったはず。

     さて、生産途中から後退翼になった機体としてはIl-2シュトルモヴィクがあります(Il-2m3以降に適用)。これも後部銃座増設(Il-2mから)と大量生産のために品質の悪い合板も使えるように尾部の板厚を増したこととによる重心後退(主翼空力中心が重心より前にあると迎角増減にともなう揚力の増減がオーバーコントロールを誘発する)を補正するためのものです。
     このための設計変更は単純で、外翼付根に三角形の構造を追加するだけのものだったため、m3の主翼では、主桁が斜めなのはともかく、リブも進行方向に対して斜めについていたそうです。
    Schump

  7. >6
     おっと間抜けだ。後退翼のリブはたいてい斜めですね。DC-3やT-6、98直協なんかは進行方向と平行なリブですが。要は、手っ取り早く改修するためには桁とリブの関係を変えるようなことをやる暇などなかったのがIl-2m3だということで。
    Schump

  8. ごめん。6の第2段落は取り消し。安易改造型は試作機らしい。生産型Il-2type3は新設計の外翼だわ。記憶モードでの長文、申し訳ない。
    Schump


Back