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2741 ステルス機を探知できるレーダーは開発されてないんですか
kan

  1. なぜレーダーにうつらないはずのステルス機のB2やF117にレーダー対策である低空侵攻能力が備わっているのか考えてみてください
    RGS

  2. ステルス機はレーダーに映りにくい機体ではあるのですが、決して「絶対に写らない」訳ではないのであしからず。
    たとえば、夜に黒い服を着た人を見つけるのは難しいのですが、昼にそういう人を見つけるのは簡単ですね。
    そのように、従来のレーダー以上の強力なレーダー波を浴びせればステルス機と言えでもレーダーで発見できます。

    そのためステルス機は皆さんご存知のような角角の形状をしています。
    この狙いはレーダー波をあらぬ方向に反射してしまうことが狙いです。
    しかし、繰り返しますが、このような工夫をしても「レーダーに見つかりにくい」だけであることを忘れないように。

    結論:状況によっては一般の航空用レーダーでもステルス機は探知できます。
    zono

  3. 付記。
    一般のレーダーでステルス機を発見できる可能性がある、といっても、機体の方の工夫も実際高度なものなので、発見できる条件は相当に限定されます。
    そこが(通常の航空機に比べて)ステルス機が有利なところなのです。
    zono

  4. 対ステルス用のレーダーとして、以下の三つのものが有効ではないかと
    言われています。

    ・インパルス・レーダー
    ・HF(短波)レーダー
    ・バイスタティック・レーダー

    現在、技本の航開4室で開発中の次期警戒管制レーダーはバイスタティック・
    レーダーの概念を導入しています。これはレーダーの発信場所と受信場所を
    分けてしまうことにより、ステルスを無効化してしまうものです。

    余談ですが、以前に空自の発表会で聞いた話では何箇所かの日本海側の警戒管制
    レーダーを統合的に運用して(例えば同じタイミングで同一方向に電波を発信する)
    色んな情報収集を行っているそうです。現在でもある程度、バイスタティック・
    レーダー的な運用をしているのかもしれません。
    AP1

  5. >>AP1氏
    AP1氏が挙げた奴て、簡単に言えばこういうことですよね?

    >・インパルス・レーダー
    ディーティ比を思いっきり大きくすることによって、出力を上げる。つまりは大きなエコーを取る。

    >・HF(短波)レーダー
    形状ステルスだけでは無理な部分、つまりは非共振構造及び電波吸収体によってステルスを実現している部分に対して、設計周波数
    とは異なる波長の電磁波をぶつけ、その効果を激減させる。

    >・バイスタティック・レーダー
    形状ステルスからくる電磁波偏向を他の場所で受信することにより、とにかく受信させる。

    …で、なんでスペクトラム拡散レーダーがないんでしょ?(笑)
    米次世代イージスに採用される予定なんだけど。

    2偏光スペクトラム拡散ドップラレーダー、しかも1素子を1cm^2にしてのけたら現時点においては極めて最強に近い、高自己完結性
    システムになるんではなかろうか?と思うんだけど。確かにバイスタティックもある程度は有効だけど、あれで計測できる入射方向
    って、恐ろしく処理が面倒だと思うんだけどね。位相計測に時間計測、それ以前に実信号の抽出と。ちょっとイヤだ。そういうシス
    テム組めって言われたら(笑)
    sorya

  6. >>soryaさま
    >…で、なんでスペクトラム拡散レーダーがないんでしょ?(笑)
    >米次世代イージスに採用される予定なんだけど。
    そ、それ禁句(笑
    もう既に国産の某システムに導入されているじゃないですか。
    その件に話が及んだら、某室長に睨まれて。。。
    確かにそれの該当部分は豆腐になってた。



    AP1

  7.  あの〜 申し訳ありませんが... ”2偏光スペクトラム拡散ドップラレーダー”の”2偏光”ってどういうことなのでしょうか
     ”2偏光”ではなくて”2偏波”ならわかるのですが...
     それと”スペクトラム拡散”とは 低被探知(敵のESMに探知されない)の為なのでしょうか それとも相手のステルス技術を出し抜く為なのでしょうか
    セミララ


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