QQCCMMVVGGTT
2748 お願いします。航空機銃についての質問です。
12.7mm固定機銃について、疑問が2つあります。

1)これは世界的に見て「12.7mm」というので正しいでしょうか。
アメリカの航空機銃の弾道性能がよいのが名高いですが、アメリカ人も
(イギリス人も?)ミリ単位で自分たちの機銃を呼称していたのでしょうか?
なんかミリ単位での呼称は大陸ヨーロッパ的に思えるのですが…?
(12.7mmがどうも「50/100インチ」のような気がしてならないの
です。キャリバー、という単位を耳にしたような記憶も…)

2)21世紀の今日、12.7ミリの固定航空機銃は生産、また航空機に
実用として搭載されているものなのでしょうか? 

よろしくお願いいたします。
まるき

  1. >1) 
    正しいかどうかは判りませんが ,50caliber(50口径)という呼称が存在します。同様にM1917は ,30caliberと呼ばれ、確かプライベートライアンでもそう呼ばれるシーンがあったと思います。

    追加:現代のM60もやはり,30caliberと呼ばれているのでしょうか?
    紅葉饅頭

  2. NATOはミリ表記?

    納豆

  3. キャリバー.50を航空機銃として搭載していたのはB−52の4連装機尾銃座が最後だったと思うのですが・・・(現在のB−52の機尾銃座は20mmバルカン)。
    積んでる機体が無いのですから生産はされていないと思います。
    まあ、車積機銃としては現役バリバリ(死語?)ですが。
    きっど

  4. 1)
     アメリカでは紅葉饅頭さんの仰しゃるように、0.50 インチを意味する「フィフティ・キャリバー」または「キャリバー・フィフティ」と呼んでいました。制式名称も「Machine Gun, Cal.50 M2」です。援英機材として受け取った英軍でも Cal.50 と呼んだようです。
     日本陸軍のホ-103 は 12.7mm(一式一二粍七機関砲)ですが、現場では四捨五入して「13 ミリ」あるいは単に「機関砲」と呼ばれることが多かったようです。海軍の三式は 13.2mm ですが制式名称は「三式十三粍機銃」、現場でも 13mm 機銃と呼ばれたようです。
     イタリアのブレダは 12.7mm、ドイツの MG131 は 13mm、ソ連の UB は 12.7mm です。これらが原語でどう呼ばれたかは存じません。

    2)
     設計以来 80 年を経たブローニング Cal.50 M2 はさすがに戦闘機用の一線装備としては退役し 20mm 級に後を譲っています(朝鮮戦争時の F-86E セイバーが Cal.50 を積んだ最後の主力戦闘機でした)。
     しかしヘリコプター装備の旋回機銃としては今でもポピュラーですし、また対ゲリラ用の軽対地攻撃機(T-6 や T-28 改造のものなど)には固定火器として搭載されることもあります。
    ささき

  5. ありがとうございます。スッキリしました。
    いただいたお答えを無駄にせず、生かせるように努力します。

    よいご報告ができる日が、いつかきますよう。

    いつもみなさま、ありがとうございます!
    まるき

  6. 陸J官はキャリバー50と通称してる人がいるようです。
    JCGでは丸めて13ミリ機関銃と呼んでるらしいです。
    SAW

  7. JCGで「13ミリ」と呼ぶのは、発足時に海軍出身者が多かったせいではないかと。
    Schump

  8. 少し説明不足かなと思いますので補足します。
    キャリバー(caliber)
    (銃の)口径、(パイプの)直径◆普通は 100分の1(または1000分の1)インチ単位。小数で表示されるが整数部の0は省略可。.38 cal.=0.38インチの口径。◆【略】cal. 【用例】 .32 caliber : 32口径
    <英辞郎より>

    これとは別に、口径比(銃(砲)身長/口径)を意味する場合もありますので混同しないよう注意が必要です。一般に大口径砲で”8 inch gun, 44 caliber”というと「口径8インチ、44口径比」という意味です。前後の文脈や小数点の有無で区別します。
    epitaph

  9. 0.××インチの方はキャリバーのが前に表記してる場合が多いような気がするのですが、(上記のキャリバー50もそうですね。)なにか欧米のほうでは約束事があるのでしょうか。
    SAW

  10. >8.”8 inch gun, 44 caliber”

    失礼ながら、欧米では、砲口内径(ボア径)を意味する”Caliber”と砲身長(口径長比)を意味する、
    ”Caliber Length→L”とを、使い別けているはずですが。
    すなわち 
     ”(Caliber) 8 inch gun, L /44 “  が通常の表記と思います。 接頭語”Caliber”は、省略多い。

    >9.キャリバーのが前に表記〜なにか欧米のほうでは約束事があるのでしょうか。

    砲身長(口径長比)の言い方は、海軍さんが好んで使用しますが、例えば、上のを解り易く和訳します。

    ・8インチ 44口径砲−−−−−米国海軍式呼称。
    ・44口径 8インチ砲−−−−−英国海軍式。帝国・海自式呼称。

    ・米国は、砲口内径(ボア径)を先に表記し、砲身長(口径長比)を後に表記します。 独国もこっちだったかな!
    ・英国及び日本は、砲身長(口径長比)を先に、砲口内径(ボア径)を後に表記します。

    以上の事が、正式な(どのような)呼称規定に基くものかどうかは、諸先輩方の調査、回答を待ちましょう。

    軌跡の発動機?誉

  11. ↑レスありがとうございます。
    ただ小生の質問は拳銃や機銃などで多用されているほうの
    「キャリバー」であります。
    SAW

  12. >10.
    ご指摘どうもです。
    厳密には誉さんの言う表記が正しいかと思いますが、実際には厳密に区別していないようです。www.warships1.comにも「口径比」を意味する”XX caliber”という表現が結構あります。

    >9. 11.
    ”caliber”が「口径」を意味する場合には数字の前に、「口径比」を意味する場合には数字の後に表記されることが多いのではないか、という問いですよね。私も同様に思います。これは私の考えですが、”caliber .44”という場合は「口径0.44インチ」という意味で前に、”44 caliber(s)”という場合は「44口径分(の長さ)」という意味で後に付けているのではないかと思います。
    epitaph

  13. >11.質問は拳銃や機銃などで多用されているほうの「キャリバー」であります。

    はい、わかりした。 小火器(一般的にボア径20mm未満)の場合は、 砲身長(口径長比)を意味する、
    ”Caliber Length” 的言い方はしません。 
    この言い方は、ボア径20mm以上の砲のみに言います。 www.warships1.comを見れば、その傾向が理解出来ると思います。

    小火器の場合は、素直に銃身長(Barrel Length)が、何mm又は、何in で表記します。


    〜?誉

  14. epitaphさん回答ありがとうございます。


    〜?誉さん
    レスありがとうございます。
    ただ質問は0.○○インチのキャリバーだったのであります。


    SAW


Back