QQCCMMVVGGTT
2751 零戦の塗装についての質問です。どなたか教えてください。

1)主脚及び、尾輪の格納庫はプライマーだけだったのでしょうか?
  それとも、その上から緑灰色(飴色)を塗っていたのでしょうか?
  
2)コクピットの塗装は機体の基本的な組立て時にプライマーを塗り、
  あとから装備されるもの(計器板やフットバーなど)は
  単体で機内色(緑)や黒に塗装され組み付けられた
  と考えていいのでしょうか?

3)三菱、中島など各社が使っていたプライマーに
  違いはあるのでしょうか?

以上、宜しくお願いします。
あっしぃー

  1. 1.零戦は下塗りの防錆目的の「赤褐色」に中塗りの「灰緑色」を塗り上塗りの「鼠色」を塗っています。
    脚収納部も同じ仕上げになっているはずです。
    2.機体内部は軽金属用特殊塗料を陸上機なら一回、艦上機ならば二回塗るように定められています。操縦席の内部に塗られた「淡緑色」はその上から塗られているようです。
    3.下塗り用の軽金属用特殊塗料は規格としては同じ物です。
    BUN

  2. 回答ありがとうございます。

    プライマーは現用機などで良く見かける「黄緑」ではなく
    「赤褐色」だったのですね。勉強になりました。

    各社のプライマーは規格に合致していても色に差があったと
    考えていいものなのでしょうか?
    あっしぃー

  3. 色名は当時の発注書類中にあるものです。防錆塗料の「赤褐色」(機能的にプライマーと呼んで良いかどうかは?です)は表面には露出しないので仮に各社(三菱と中島の発注先の塗料メーカー)の色調に差があっても大して問題はないのでは?そして機体内側には「赤褐色」は塗られていないようで、透明塗料の「淡青色」が塗られています。
    BUN

  4. 海軍機の塗料は、航空本部から出されたカラーチップによって各色の色調を定められています。
    但し、こうしたものの常として、わずかな成分の配合比の誤差により、同じ塗料メーカーの同じ色番のものでもロット毎に色調差があったはずはと思います。


  5. ↑最後の行「はずと思います。」


  6. 捕足、ありがとうございます。

    色に関しては「こういう色だった」という決定打はありえないと思っているのですが、比較的薄く塗装されていたのであれば、下塗りされた色によってねずみ色や濃緑色にも多少変化があったのではと思い、三菱、中島等の塗装や海軍の仕様を知りたかったのです。それによって白黒の写真でイメージを湧かせる幅も増えると思ったもので。

    以前、航空関係の仕事をしていた時、プライマーが黄緑から黄色に変わったことで上塗りの白が少し違った色になったことを思うと、ねずみ色の隠蔽力が高かったとしても多少は色に変化があったのでは?と考えた次第です。

    いろいろとご教授ありがとうございます。
    あっしぃー


Back