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2770 組立式クランクシャフトと分割式クランクシャフトを比べた場合、剛性の高い一体式マスターコンロッドが使用できる分割式クランクシャフトの方がメリットが高いのでしょうか?組立式クランクシャフトの場合、生産性が低く各部品を組立た時の回転精度にバラ付きが発生し易くないですか?(勿論一体式クランクシャフトでもバラ付きが発生しダイヤル・ゲージでシャフトの振れを検査しますが・・・。)一体式クランクシャフトなら組立式と比べ生産性が高く一体式マスターコンロッドと同じ剛性を得られる分割式コンロッドが使用出来るなら、構造重量が低い一体式クランクシャフトを使用し高回転高出力化エンジンには向いていると思えるのですが・・・。
のんびり

  1. まずは最初から決め付けずに、組立式が一体式に対して生産性が本当に悪いかどうか、再検討されては如何でしょうか。
    BUN

  2. 意識して書き込みした訳ではないのですが、確かに一体式のクランクシャフトが分割式クランクシャフトよりも良いと決め付けている様ですね・・・。
    内容が適切では無く、大変申し訳ありません。

    のんびり

  3. こういった場合は、だいたいにして「どっちかよりメリットが大きい」で選択されます。
    エンジンが高出力化してくるにつれ、分割式マスターロッドでは接合部に亀裂が生じやすくなったために一体式が選択されました。つまり、その時点で「クランクシャフトを分割した方がメリットが大きい」と判断されたわけです。また、クランクシャフトよりもマスターロッドの大端部により負荷がかかるということもあります。
    戦前のエンジン工学系の本では、クランクシャフトは単列なら一体式、複列なら分割式の方が生産が容易だといった意味のことが書かれています。つまり、それほどわずかな差でしかないということではないでしょう。
    それから、クランクシャフトは長くなるにつれて強度の問題が表面化してきますので、列型のエンジンではほとんどが一体式のクランクシャフトを採用しています。
    なお、その後はずっと一体式マスターロッドが採用されたわけではなく、かのR-4360では分割式が採用されています。これは、基にしたエンジンが分割式だったせいもあるでしょうが、やはり4列という長さが問題だったのではないかと思われます。
    胃袋3分の1


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