QQCCMMVVGGTT
2789 おしなべて防御皆無/軽視の上設計された日本軍機。対して陸軍戦車や海軍艦艇はそれ相応の防御を考慮されています。戦車等は輸送船のデリック能力や鉄道輸送の問題でギリギリの緒性能だとしても海軍艦艇群は世界でもトップクラスの防御力です。これって矛盾してませんか?
航空ファン

  1. 大和級は兎も角、其れ以前の戦艦は英米に比べ結構装甲は薄かったと記憶します。軍縮条約の制限が無く大和級は欲しい性能全てを要求出来ましたが、其れ以前は限られた船体に積めこむ際、防御力よりは攻撃力,機動力に重点を置いていたと言うことでしょう。戦車にしてもイギリスは日本と同じ様な(程度の違いこそあれ、)条件ながらマチルダは装甲を重視して機動力を捨てており、機動力を重視して装甲を捨てたチハ車と好対照を見せています。要するに日本の場合限られた条件の中(船は大きくすればある程度まではいけるが、航空機はエンジンがついて来なければどうしようもない。)攻撃,機動,防御にどうバランスを置くかと迫られたら防御を捨てるということでしょう。
    Mk

  2. ↑おまけで加えるならば
    日本の甲巡はその典型ですね。
    攻撃力は他国の平均より一門多い、10門。
    最大速力も設計時は他国の平均より2〜3kt以上速い、35kt〜37kt。

    その代わり砲塔防御は25mmとほぼ皆無。他国は100mm以上の装甲を持ってます。
    船体防御はそれなりにあるので生残性は良さそうですが。
    taka

  3. ↑本当にそうでしょうか?。
    同時期の他国の甲巡、例えばフランスではアルジェリー以外の艦の砲塔は30mmですし、同時期の英国も2インチ、51mmでしかありません(世界の艦船別冊による。Warships.comのデータでは1インチとされている)。
    米艦でもポートランド級以前の艦では、2.5インチ64mmでしかなく、100mmを超えるのは次のニューオーリンズ級からです。
    一貫して砲塔を重防御してるのはイタリアくらいのものです。
    これは日本的というより、むしろ甲巡の限界というべきでは?
    ヒロじー

  4. 基本的に、艦艇は使いまわし。飛行機は使い捨て。
    海軍はこんな考えを持っていたのではないでしょうか。
    isao

  5.  日本の航空機も世界トップクラスの防弾性能が要求されていました。
     艦艇も戦車も、許される範囲で重厚な防御を施そうと努力していますが(重量制限等でどうしても全てを満足させられないのは何れも同じですが)これは航空機でも同様でした。
     人的資源の不足に日華事変やノモンハンの時点で苦しんでいた日本軍は、実戦経験ゆえに極めて早期から防弾性能を要求しています。
     ただ、防弾性能をクリアするには高度な技術水準が必要であった事と、貧弱なエンジン性能、厳しい飛行性能要求から、防弾性能の順位が落とされてしまったのが現実だったのです。
     これは戦車や艦艇が厳しい重量制限の中から、戦闘能力のバランスを模索したのと基本的に同じ事です。

     そして、それでも多くの日本軍機には、それなりの防弾機能が与えられていました。皆無だったのは零戦と陸攻ぐらいじゃないでしょうかね?

    SUDO

  6. >3
    イギリスの防御は低めは知ってたんですが、他国も似たようなもの
    だったのですね。まあでも、一応、65mmに比べたら半分以下ですんで
    アメリカに比べた場合、防御の優先度は低く見られたといえると思います。

    で「海軍艦艇群は世界でもトップクラスの防御力」に対する反例には
    なってますし。
    tala

  7. ↑私です。名前ミスりました。
    taka

  8. ↑1及び2 戦前型の米条約型巡洋艦は、同時期の日本の巡洋艦に比べて舷側装甲・水平装甲が
    弱体な場合が多く(舷側装甲が同等の厚みの場合でも、実際には装甲の傾斜角を考えると日本側の
    方が強力とも言える)、また水中防御が若干弱いので、砲塔の防御が弱いことのみをもって、
    一概に日本が防御を軽視していた反証とするのは問題があると思いますが。
    桜井家の客人

  9. ↑「日本が防御を軽視していた反証」→「日本が防御力を軽視していた例」に訂正します。
    桜井家の客人

  10. バランスの関係で「機動力、攻撃力優先」ですか。そういえば主翼裏にゴムを貼り付けた陸攻は効果が大して期待できない上に、著しく機動力が落ちたそうですし・・・。

    「世界の傑作機」などを揃えて勉強してみます。ありがとうございました!!
    質問者

  11. >8
    どうでも良い話ですが、僕も軽視していたとは思いません。
    しかし、限られた範囲で戦闘力のバランスを取るとき、攻撃力、機動力
    の方が優先度が高かったと思われます。


    taka

  12. >10 効果が無い訳じゃないんです。むしろ効果は目に見えて上がったので、陸攻装備の各航空隊は「現在保有機何機、そのうち防弾装備未改造機何機、至急改造部品と技術者を送れ」といった要望を盛んに出しています。瑣末な事ですけれど本当の事です。しかし一式陸攻が何故そのような応急改造を必要とする機体になったのかという問題は長くなりますので別の場所でしましょう。
    BUN

  13. >10

    うぉっ! そうだったんですか!? 驚きです。・・・そうえいば、同様に一式陸攻に追加装備された自動消火装置も1回限りながら効果があったとか。
    質問者


Back