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2892 ラファールやEF-2000が、F-22やF-35同様のアフターバーナー無しでの超音速巡航性能を持っているらしいという話をチラホラと見かけるのですが、実際はどうなのでしょうか?
507

  1. EF2000 に関して言えば

    http://www.eurofighter.com/typhoon/airframehome.asp

    によれば Supercruise capability と書かれています。また手元のフライトシミュレータ(EF2000 V2.0/DID)マニュアルに載っている実機紹介記事によれば「高々度で中距離ミサイル4発+短距離ミサイル2発搭載の場合はマッハ1を超える巡航が可能である」と書かれています。
    ささき

  2. F-35ってスパークルーズ不能だと思ったんですけど。
    エンジンコスト低下のために、第一段目ファンをチタン製からスチール製に変更してるし。
    Sparrow

  3. >2
    え、そうだったんですか?
    それはF-35の公式な性能としてスーパークルーズ能力を有していない、と既に決まっていたのですか?
    それとも「第一段目ファンをチタン製からスチール製に変更してるし」=スーパークルーズ無し、という予想ですか?
    507

  4. >3
    えと、ロッキード・マーチン、GE、空軍からの「公式」情報じゃないです(というか、私は確認してません)。
    なにかのJSFの特集でそう書いてありました(今から自宅のあさってみます)。だから、二次情報ですね。
    それによれば、「コスト削減を目的として、第一段目ファンをチタン製からスチール製に変更」→「エンジンの耐熱性の低下」→「F135(当時はJSF119だったかも)エンジンによるスーパークルーズは不能」と言う内容だったように記憶しています。
    この記事からすると、機体側ではスーパークルーズに対応してるかどうかわからんですが……。

    見つけ次第書き込みます。


    と、ラファールについてですが「ダッソ−が公式にスーパークルーズ可能と称している」と言う意見と「そんな内容はダッソ−のサイトに載っていない」という意見でどこかで議論をやっていた気が…。すいません、ゴミレスです。
    Sparrow

  5. 見っけました、他の資料ですが……。

    ビル・スウィートマン著/ 奥田 章順/訳 F-22 Raptor
    「しかしJSFのデビューを待つことにはマイナス要因もある。まず、現在のJSFは1987年のATFと同じ状況にある。このため、開発にはもっとコストがかかるだろうし、実戦配備は当初の計画よりも遅れることになろう。
     一方、F-22のプログラムをキャンセルすれば、JSFプログラムのコストはさらに膨れ上がる。JSFのエンジン、ステルス・デザイン、センサーフュージョンのフィソロフィーはF-22での経験に基づいている。従って、もし、ボーイング、ロッキード・マーチン、そしてプラットアンドホイットニーがF-22の残りのプログラムで獲得できるであろう経験を得られなければ、JSFはますます高価で、リスキーなプログラムとなってしまう。
     結局、JSFの開発は非常に困難なものとなり、1機種の完全な航空機を実用化するために、設計者は要求仕様やニーズで妥協を強いられることになろう。さらにここで一つの仮定が考えられる。JSFは海軍や空軍の戦闘空中哨戒(Combat Air Patrol)無しには、第一級の脅威には対応できないということだ。なぜなら、JSFでは空中戦能力は重視されておらず、スーパークルーズ能力もなければ、遷音速域での加速性能も高くない。また、耐G能力もF-16より低いものとなろう。」
    抜粋。

    ……だから、F-22はキャンセルされない、という記事ですが。あるていどの信憑性はあるかと思います。
    あと、ロッキード・マーチンとプラット&ホイットニーのサイトに行ってきましたが、F-35及びF135がスーパークルーズ可能とは書いてありませんでした。出来ない、とも書いてありませんでしたが……。
    出来ても、F-14Bと同クラスの高空でマッハ1.08とか、その程度で、F-22のように最大マッハ1.6で巡航できるとは思いませんが、いかがでしょう?

    ととと、いつのまにかF/A-22になったようで、びっくり。
    Sparrow

  6. >5
    興味深い話ですね。
    しかしながら「有る」にしても「無い」にしても信頼にたる記述なりデータがありませんから、今後の進展を見守っていきましょう。
    てっきり「有る」もんだと思っていたんですが思い込みはイケマセンね。
    507

  7. >4「コスト削減を目的として、第一段目ファンをチタン製からスチール製に変更」→「エンジンの耐熱性の低下」
    ここは、ちょっと違うと思います。第一段目ファンはエンジンの中で一番低温にさらされる部分でエンジンの耐熱性には無関係です。ファンにチタンを使う理由は軽量化と低温(0度以下時)での耐衝撃性が主な理由です。耐熱性で言えばチタンより耐食鋼の方が良好なくらいです。
    ただコスト削減の為に第一段目ファンに鋼を用いているなら他の部分、例えば第一段目タービン・ブレード(最も高温にさらされる部分)に1ランク下の物を使っているかもしれませんね。それだったら>4の「エンジンの耐熱性の低下」以下の部分もうなずけるものがあります。
    jas1

  8. とっくの昔に流れてますが、見つけたので追記
    ラファールはエンジン単発のみ(アフターバーナー使用)でマッハ1.3程度を記録。それを根拠に、双発なら超音速巡航可能と称しているようです。
    Sparrow


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