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2914 WW2の米軍機によく装備されているセルフシーリングタンクですが、あれは被弾し、帰投した後も放っておいて大丈夫なのでしょうか?
また、一度セルフシーリングで塞がれた場所に再び被弾した場合、再度塞ぐ能力は維持しているのでしょうか?
防弾ゴム

  1. 弾丸がゴムを貫通して開けた孔から漏れ出た燃料がゴムを膨らませて孔を塞ぎ引火を防ぐのがセルフシーリングタンクの仕組みです。ゴムは何層かに別れていて、燃料に侵されない性質の薄い層が一番内側にあり、次に燃料に触れると溶けて膨らむ性質のゴムの層、その外に被弾した際にゴムの層が破れてしまわない為の補強材の層が覆っています。同じ威力の弾丸に対してならば、この層の組み合わせ、厚さで連続被弾に耐えられるかどうかが決まります。そして被弾したタンクは帰還後の整備で交換することになります。
    BUN

  2. 当時の日本で機体とセルフシーリングタンクの生産比率を比べた場合、原料生産のセルフシーリングタンクの生産量は極めて低く生産量の多い機体への装備は難しいかったとの話が在ります・・・。
    のんびり

  3. のんびりさん、それは全く違います。
    セルフシーリングタンクは隼以降の陸軍戦闘機には幅広く装備されています。
    爆撃機も九七重爆二型以降に装備が進んでいますし、海軍も紫電以降の戦闘機、重爆銀河あたりから本格的に装備が始まっています。
    BUN

  4. 単なるゴミレス:
    インテグラルタンクの内部に使用する防弾ゴム袋の生産量が低く生産数の多かった一式陸攻に装備するのが出来なかったと元一式陸攻主任設計者の本庄氏の談話です。
    後に戦訓によりセルフシーリングタンクを翼に装備する際、翼の構造効率が悪く単桁構造へ全面的な設計変更を行った事を考えると本庄氏の話も真ともに受け取れないかもしれませんね・・・。

    のんびり

  5. 一式陸攻=当時の日本の機体 ではないですよね。
    のんびりさんがおっしゃっているのは一式陸攻三四型が装備しようとしたカネビアンを用いた内袋式防弾タンクの生産が進捗せず、通常型の外装式防弾タンクとしたという話ではないのでしょうか。
    一式陸攻のインテグラルタンクは防弾装備に向かないばかりか、タンクの交換ができず、補修に手間が掛かり過ぎ、通常の爆撃機用タンクとしても実用性に欠けるものでしたから効率以前に改修されるべきものだったと思います。
    もし、そうでなく、「インテグラルタンクの内部に耐油性の袋に入れた防弾ゴムパックを装備しようとしていた」という事であるならば、私は正直言って驚きます。何で知っているんだ・・・と(笑)。
    BUN

  6. BUNさん「耐油性のゴムパックをインテグラルタンク内に装備する」計画があったってことでしょうか?

    あと、私のイメージだと溶けたゴムが燃料ごと吹き出して飛んでいってしまう感じがするんですけど、開いた弾痕が十分小さいってことなんでしょうか?
    便乗質問でスイマセン!
    チャッピー

  7. ガソリンに触れて膨潤し穴を塞ぐ非耐油性ゴムは当然燃料中に溶け出し
    エンジンに多大な障害を与えると思われます。それで燃料タンクを交換
    する必要がでてくるのですよね。BUN様。
    間借り人

  8. 耐油性ゴム、アメリカではネオプレン、ドイツではブナ(NかSどっちか忘れた。)
    を使用しました。耐油性ゴムの代わりに日本が用いたカネビアンは合成樹脂
    (プラスチック)であり、本命の日本での耐油性ゴムは開発には成功しましたが、
    材料の不足などの理由により、大量生産は出来ませんでした。少量作られた耐油性ゴムはパッキンなどに使用されました。
    間借り人

  9. ゴミレス:
    カネビアンは1939年ドイツで開発されたポリビニールアルコールの一種で合成樹脂では無く合成繊維かと存じます。戦後カネビアンと言う通称は、ビニロンという商品名で一般化し現在に至ってます。
    のんびり

  10. >9
    合成繊維と合成樹脂には化学的な違いはなく、(勿論最適化のための分子モデファイはあるとしても)加工法の違いだけでナイロン、ポリエステル(PET)なども樹脂としても繊維としても使われます。ポリビニルアルコール(PVA)は対ガソリン性、ガスバリヤー性、耐熱性に優れますが、水に溶ける、硬く柔軟性がないなどの欠点があります。これを日本で化学処理により耐水性と可撓性を付与し、実用化したのがカネビアンです。カネビアンを紡糸すれば繊維に、成型すれば樹脂として使えます。比較的最近でも自動車の樹脂製燃料タンクに使うとか使ったとかという話も聞いたことがあります。
    かってPVAの原材料の一つ、酢酸の合成用触媒である硫酸第二水銀が反応系から漏れ出して魚に蓄積され大公害病を引き起こしました。戦後のビニロンの大成功もこの公害病の一要因であったかと。
    SHI

  11. チャッピーさん
    実際にあり、製造図面も作成されています。インテグラルタンクの防弾という課題にも真面目な取り組みが存在したんです。
    BUN

  12. ゴミレス、
    カネビアン、PVA皮膜の製造、応用については、くだらないサイトですが
    「座敷牢」に詳しく書いてあります。


    間借り人

  13. 間借り人様、「座敷牢」のURLを教えてください。
    りとるにも


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