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2924 先日北朝鮮に拉致被害者を向かえにいった、全日空機ですが、ウェブ上の限られた写真でみるとB767のようです。(海外在住なもので日本のテレビが見られないのです。)ニュースによると実際に搭乗したのは乗員を除いてせいぜい10数名。なんでもっと小さな機材、たとえばA320 とかを使用しなかったんでしょうか?

Bucky

  1.  最大の理由は、保有数からいって、定期便用の機材から割ける機数の余裕では、B767がいちばん多かったからでしょう。
     確かに、航続距離からいくとA320やB737でも間に合いはするのですが、北朝鮮は国際民間航空機関(ICAO)の勧告どおりの管制や空港の気象通報を行うとは限らず(っていうかやってない)、着陸できるかどうかの確認に手間取って上空待機を強いられる可能性があるため、航続力に余裕のある機材を使うのが妥当でしょう。
     また、「十数人」の他にもマスコミや外務省職員、警備担当者等の随行もあったとすれば、B767ぐらいの大きさがないと手狭ではないでしょうか。
    Schump

  2.  肝心なのは国際線に対応しているか否かということではないでしょうか。全日空では、A320-100は国内専用の位置付けがあるため、国際線用の装備がされていないと思われます。また、全機エアーニッポンとの共通事業機材のため余裕がないはずです。
     当時の映像を見る限り、使用機材はB767-300ERです、この機体は国際線や洋上飛行に対応するための装備(HF無線機・ギャレー等 最新型では衛星通信用装置も)が施されおり、航続距離が10,500kmもあるため平壌往復には十分です。また、全日空はつい最近このB767-300ERを6機追加導入したため機材の余裕があったと思います。そのために、B767-300ERを使用したのではないでしょうか。(B767-300・-200でも航続距離の点では間に合いますが、国際線用の装備が施されていないので不可)
     
     
    あべちゃん


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