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2947 零戦など日本軍の飛行機に搭載されていた航空無線電話は殆んど使い物にならなかったようですが、米軍の航空無線電話の性能はどうだったのでしょうか。

映画やテレビでは米・英・独とも縦横に使っているように見えます。特に昔のテレビ版の頭上の敵機(Tweleve o`clock high  爆撃命令という邦題のもあった)ではB17が僚機、基地との会話、同一機内でのインターコムとも声帯マイクを使い切り替えながら会話していたように記憶しています。

ミッドウェイ海戦では空母上の米機動部隊司令部と急降下爆撃隊の指揮官機との連絡が一時とぎれたというのも読んだことがあります。

1939年の独軍のポーランド侵攻時、ポーランド空軍の装備機には無電を積んでいなかったとも記憶しています。

予備役航空兵特務曹長

  1. 調べれば調べる程、日本機の機上無線電話が通じた記録が出てきますので、無線電話が性能上の問題で「使い物にならなかった」とは素直に思えなくなって来ています。運用上の問題の方が大きかったのかもしれません。
    BUN

  2. 坂井三郎さんは、米軍機が編隊を組む時に無線電話機を多用するので無線傍受をしてるだけで敵機の発進が判明したことがあったと著書に書かれていたように記憶しています。


    日本の航空無線電話については「使い物にならなかった。(坂井さんはこのように書かれていたように記憶)」という従軍記がある反面、「雑音等の問題があり、聞き取りにくかったが使用していた。」とか「基地局の出力を増すなどの努力の結果、実用できるようになった。」という従軍記を見たことがあります。

    このあたり、「誰でも動かすことのできるメンテナンスフリーの乗用車」と「整備に名人芸が必要なクラシックカー」のような差異が日米間にはあったのだろうかと勝手に憶測したりしてます。

    SAW

  3. 「大本営参謀の情報戦記 −情報なき国家の悲劇」(堀栄三、文春文庫、1996年)のp.249に、陸軍中央特種情報部の企画運用主任だった横山幸雄中佐が戦後の手記に「戦争末期には、全国に探知の網を張り、B-29無線電話傍受のため、五十人以上の二世を徴用した」と記してある、とあります。

    また、同p.253に「日本本土上空は米軍の無線封止空域になっていたので、ほとんど電波の捕捉は困難であった。しかし緊急事態、例えば某機に事故が発生したとか、爆撃目標を変更しなければならないとか、日本の戦闘機が接近してきたとかいう場合には、無線電話で編隊長に緊急に連絡する。待ち構えている日本全国の傍受組織がその声をキャッチする。帰路の集合点付近ではしばしば無線電話で話し合うので、その声はほとんど聞きとれたし、その内容も判った。」ともあります。

    ここのサイト
    http://www.yokohamaradiomuseum.com/index.html
    のBBSに質問を投げてみては?
    OPD

  4. 皆様、REありがとうございます。
    OPDさまにご紹介いただいたHPは凄いですね。世の中にこんなコレクターがいるとは想像できませんでした。
    SAWさまの見解のメンテナンスフリーかそうでないかの差というのは私もわかるような気がします。また、日本海軍機の無線電話という意味では単座と2座以上の飛行機では事情が少しちがってくると思います。2座以上では通信員がいるのでモールス符号だけでもある程度用が足りたという面もあるのではと思います。平文でもよいものも暗号で送っていたという足かせもあったようですが。戦闘機パイロットにはモールスは無理でしょう。
    メンフイスビルという映画だったと思いますがFW190(?)に体当たりされ胴体が半分に切断されたB17から残った乗員の断末魔の声が無線電話できこえてくる場面がありました。印象的でした。日本軍の無線電話ではああはいかないでしょう。
    前線の飛行場でも、離着陸が混みあう場合があると思います。パイロットの判断のみで着陸していたのでしょう。



    航空兵特務曹長

  5. やや、ごみレス:

    昭和50年ごろ、秋葉原のジャンク屋などで「航空電鍵」という米軍の放出品が売られていたのを思い出して検索してみましたが、残念ながら見つかりませんでした。

    しかしその代わり、日本製の電鍵のコレクションを載せているサイトを見つけました。
    http://foster2.hp.infoseek.co.jp/jap1.htm

    米軍の航空電鍵の形態ですが、上記ページの「ベビー電鍵」に似ています。特徴としてはツマミの上部がへこんでいることで、一説には、手袋をしたままでも操作しやすいように、ということです。
    OPD

  6. この件に関しては、坂井氏のコメントが、半ば常識のようになっていますが・・・
    他の手記では、実用レベルと見受けられる記述も目にします。
    (特に、陸軍航空隊では・・・)
    編隊内での通話、基地と出撃機との通話、その距離や選んだ周波数など
    それぞれの実績を解析しないと、本当の所は分らないとも思います。
    ちなみに、戦闘機パイロットによるモールス通信は行われてた筈です。
    かなり、ごみレス:

  7. 私も、坂井氏の手記で戦闘機でも一時電鍵によるモールス符号を使っていたというのを読んだことが在ります。しかし、パイロット個々によってモールスに対する熟練度が違い、また平文の通信ではあったようですが、省略が多すぎて言葉として役に立たず。短期間で使用しなくなったと記憶しています。
    航空兵特務曹長


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