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3010 昭和11年以降、日本国内の飛行場数が急激に増加した背景に、海軍の96式陸攻の正式採用及び配備が関連するのだという話をききましたが、山本五十六が本機の開発を強く推進したことや、その後の渡洋爆撃に至る海軍の施策の中で本当にこのようなことが関連したのかどうか、御教授いただきたく思います。
ぼん

  1. 昭和十年代の軍備補充計画は航空兵力の拡張に重点が置かれ、その結果として航空隊数、航空基地数が増加しているので、特定の機種の開発が関係している訳ではありません。航空兵力の拡張に伴い、第一線の航空隊数も増加していますが、航空兵力育成の基礎となる練習航空隊もまた隊数を増加させなければなりません。飛行場数はこのようにして増えています。
    そして山本五十六の航空分野に対しての貢献は九六陸攻の開発への関与だけではなく、兵装の分野でも、プロペラその他、艤装の分野でも画期的なものがあり、各方面、各業界への折衝、支援によって陸海両軍にわたる空軍育成のインフラを築き上げたと評価できる幅広いものです。
    BUN

  2. 回答ありがとうございました。

    原因と結果を考える際,事象を広く考えないと,このような狭い考察になってしまう危険性を認識いたしました。物事を広く関連づけて資料収集することに心がけたいと思います。
    ぼん


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