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3100 零戦が使ってた20mm砲と現在の戦闘機が使ってる20mm砲ではどれぐらい弾速がちがうんでしょうか?
zeek

  1.  零戦が使っていた20mm機関砲といっても2種類あります。初期の機体が搭載していた九十九式一型と、後期の機体が積んでいた一型の改良版の九十九式二型です。一型の初速は600m/秒、ニ型の初速は750m/秒です。
     現在の戦闘機の20o機関砲といっても色々ありますが、有名な“M−61 バルカン”の初速は1050m/秒です。
     この場合、300〜500m/秒ほど初速が違う事になります。
    きっど

  2. 素晴らしい。けれど正確を期せば九九式(きゅうきゅうしき)二〇粍一号銃一型〜二型改と九九式二〇粍号銃三型〜四型。原型のエリコンFFと長銃身のFFLがほぼそのまま一号銃と二号銃になっていますね。
    BUN

  3. ちなみに M61 バルカンの弾は M50 と呼ばれ、薬莢長 102mm(20x102) で弾頭重量は約 100g。エリコン/九九式は一号が 20x72、二号が 20x101 で、弾頭重量はどちらも約 128g です。バルカンが高初速による貫通力重視なのに対し、エリコンは大重量炸裂弾の効果に期待したデザインだと言えるでしょう。

    余談ですが、バルカンの M50 弾はもともとドイツの MG151(15x96 弾)をコピーしようとして失敗した T17 機銃(15.2x114 弾)の弾薬を、薬莢長を短縮・弾頭直径を大型化して生まれたものだと言われています。
    ささき


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