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3118 飛行機が宙返りできるかどうかは何(たとえばエンジン馬力)によって決まるのでしょうか。747ジャンボは到底宙返り出来ないだろうけど、坂井三郎空戦記の中で九六陸攻が火を吐きながら宙返りしたことが載っています。
華五郎

  1. 速度と高度が適当であれば、エンジンの無いグライダーでも宙返りは出来ると思います。宙返りの最中には機体に大きなGがかかるので、それに耐えうる構造なのかどうかが重要でしょう。
    kazz

  2.  ジャンボは30度以上のバンクをとると回復不能になると聞いたことがあります ようは耐G性能と翼の設計にかかってくると思います。
    zeek

  3. 旅客機の耐空類別(用途とか決めるもの)は、「飛行機 輸送 T類」です。
    B747の設計でどれくらいの制限荷重倍数まで許されているのかわかりませんが、
    運輸省の耐空証明を有しているのであれば、飛行機 輸送 T類 に当てはまります。

    この場合制限荷重倍数は+2.5〜-0.4Gとなっていますので、このGを超えなければ宙返りは可能だと思います。(設計ではもっと強く作ってるかもしれません)
    シミュレータではできると聞いたことありますので、多分実機でも可能でしょう。
    ただ、ロール系や背面は不可能ということですね。(-0.4Gを超える可能性がある)


    宙返り可能かどうかは、開始速度で決まるのではないでしょうか。頂点に行くまでに失速しては駄目でしょうし。

    ちなみに、グライダーのパイロットなんですが、グライダーもアクロは可能で、世界選手権も有ります。中には戦闘機並みの強度を持った機体もあります。
    グライダーのアクロはとっても静かで優雅です。たまに航空ショーでやってますよ。

    ちひろ

  4. 九六陸攻は試作時に強度試験にかけたところ、予想より早く主翼が破壊してしまったため補強が施されています。ところが、実は強度試験の計測方法の方に誤りがあって、早期破壊はそのためだったとか・・・・。

    以上はゴミみたいなもんです。以下は、更に余談。

    17年6月26日のモレスビー空襲時に被弾して宙返りを行ったのは、元山空の九六陸攻二二型(推定)「G-375」号機(機長平山八郎一飛曹(乙飛7期))です。この機は3回宙返りを行ったのですが、しかし坂井氏の記憶と少し違うことに発火はしておらず、また爆発もせず、ラエに生還しています。記録上は未帰還ではなく、大破です。発火していないことからもわかるように、被弾したのは動力や燃料系ではなく、主・副の操縦員でした。そのためにコントロールを失い、はからずも宙返りになってしまったということのようです。


  5. >余談、結構有名
     ボーイング707の原型機ダッシュ80が、テスト飛行時バレルロールをかまして機体の頑丈さと優秀さを当時の米航空産業界の首脳陣に見せ付けたと言う話はけっこう有名だったりします(過去、ここでも何回か書かれている話ですが)
     機内から機外を写した写真が残っているそうです(^^;
    ooi


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