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3265  九九式襲撃機についてお聞きします。
 九九式襲撃機の初期型にはエンジン、操縦席、燃料タンクの下面に地上砲火対策のためと思われる防弾板が取り付けられていますが、この防弾板はどれくらいの厚さだったのでしょうか?
 また、この防弾板はどれくらいの機銃弾を想定したものだったのでしょうか?
 お手数ですがよろしくお願いします。
T216

  1. 防弾鋼板の厚さは6mm、7.7mm機銃弾に対してある程度の威力がある事を期待されているようです。
    BUN

  2.  ありがとうごさいます。
     6oの防弾鋼板で7.7o弾にある程度の防御力を期待してするとのことですが、これに対して一式戦に取り付けられた12o防弾鋼板は12.7o弾への防御力を期待したものだと聞きます。
     すると、零戦五二丙型や雷電、三式戦一型などに取り付けられた8o防弾鋼板はどれくらいの機銃弾への対応を想定していたのでしょうか?
     連続質問で申し訳ありませんが、よろしくお願いします。
    T216

  3. 隼の防弾鋼板を50口径で射撃したテストレポートが写真付きで手もとにあるんですけれど、見事に貫通されています。ただ実戦での被弾は色々なケースがありますから全く無効だった訳でも無いはずです。
    零戦等に採用された防弾鋼板は13ミリ級の被弾に対してある程度の効果(開発当初の設計側記録から五二丙型はF6F対抗を目的として兵装(やや劣る)と防弾(同程度)を考えていることがわかります)を期待しているはずですが、重量と耐弾性をにらみ合わせた、かなり苦しい線だったのではないかと思います。
    BUN

  4.  解答、ありがとうございました。
     被弾したので帰還後に機体を調べてみたら、二枚重ねにした6o防弾鋼板の一枚目は割れていて、二枚目でようやく止まっていたという主旨の一式戦操縦員の手記を読んだ記憶がありますので、12o防弾鋼板は13o級の機銃弾に対してそれなりの防御力を保有してしたと考えられるが、8o防弾鋼板の防御力は12o防弾鋼板より劣ったもので、かなり限定されたものと言うことなのですね。
     とはいえ、8o防弾鋼板でも13o級の機銃弾を全く止められない訳ではないですし、戦闘機なので回避運動も出来る訳で場合によっては止められるでしょうから、無いよりはずっとよい装備なのでしょう。
    T216


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