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3283 お願いします。
旧海軍において、艦爆は搭乗員2人なのに、艦攻は3人ですが
何か意味があるのでしょうか?
軽量化にこだわっていたはずなのに疑問です。

紫電

  1. 基本的に海軍の3座機(艦偵、艦攻、3座水偵)には、任務の中に長距離偵察(索敵)
    があります。
    複座機の偵察員は、航法・電信・見張り・銃手を兼ねるため、相当、負荷が多かったそうです。
    (もし航法で、ほんの少しでも、気を抜いて機位を失えば、もう、戻ってこれません。
    それだけでも大変です。)

    長距離偵察任務では、偵察員:航法・見張り、電信員:見張り・電信・銃手と任務を
    分担させた方が良かったのでは、と思います。
    なお、海軍の2座機(複座水偵・艦爆)にも偵察任務があるにはありますが、
    95式水偵、99式艦爆の航続距離のスペックから解るように、洋上、長距離を飛行し、
    敵艦隊を発見する事は主目的ではありません。

    以下は推測ですが
    二式艦偵は彗星艦爆が高性能過ぎた為の特例。
    流星は、偵察任務を彩雲に専任させる構想、と言う事ではないでしょうか。


    無頼庵

  2. ありがとうございます。
    一人余分に搭乗すると、200Kg位全重量が増える(椅子等も含めて)はずなのでちょっと意外に思ったものですから。
    人数が少ない分「精神力でカバーしろ」とは言わなかったのが不思議です。

    紫電

  3.  当時の日本軍偵察機には、任務達成上飛行性能よりも上位に「三座」である事が要求されただけの事では?
     戦闘機が飛行性能を重視して武装を積まないという事が無いように、「専門の偵察員」を送り込む手段が偵察機なのですから、重量軽減を重視して複座にするのは本末転倒とも言えるでしょう。
     もっとも、高速水上偵察機として開発された紫雲は複座です。
     陸上・艦上機よりも不利な水上機ゆえの最終手段ではあったと思いますが、言い換えると艦上・陸上機ではそこまで切羽詰っていなかったとも言えるんじゃないでしょうか。


    SUDO

  4. 「偵察機」であればSUDO様の仰る通りなんでしょうが・・・。
    伊号

  5. >4
    (1.にもあるように)日本の艦上攻撃機は偵察機でもあるんです。
    kazz

  6. 偵察機である前に艦上攻撃機では?
    旧軍は偵察は軽視してましたし、巡洋艦に水偵が乗ってるとおもうのですが?
    spcy

  7. 素人考えですが、攻撃機だからこそ、3人乗りなのでは?
    水平爆撃の時は、操縦、爆撃照準、機関銃手と3人いないと、
    敵戦闘機に攻撃された時に旋回銃で応戦できないか、応戦
    したら爆撃照準不能になってしまうような気がするんですが。


    SAW

  8. >6
    旧軍は偵察を軽視してないと思いますよ。
    大体あの当時、戦略偵察機のはしりとも呼べる専用の偵察機体(彩雲、100式司偵)を持っていたのは日本軍しかありません。
    偵察によって得られた情報をどう活かすかと言うのは、また別の問題ですが。
    やや脱線、失礼
    3号電探

  9. 自分はかって海自で飛行訓練を受けておりましたが、推測航法ってナビゲーターが実施するんですが、目的地上空での位置精度はいNM以内でした。飛行中多忙で全く他のことをやる余裕はありませんでした。通信に射撃もやっていたら1NM以内の精度での推測航法なんてできないでしょうね。実感です。参考までに。
    N

  10. 九七艦攻や天山のルーツは昭和5年頃に構想されていた「偵察兼攻撃機」です。
    その仕様が三座で、以降、艦攻は三座なんです。三座の要求には偵察任務が大きく影響していると思いますが、当時要求されていた複操縦装置も一枚かんでいるかもしれませんね。
    また母艦に搭載される艦攻のうち何機か(あるいは艦によっては全機)は搭載標準によって偵察を主体とすることに定められています。
    BUN

  11. 艦攻の雷撃は、操縦員が照準し投下ボタンを押します。だから、雷撃のみなら2座で間にあいます。しかし、水平爆撃では偵察員が照準しますので3座となったものと思います。流星は雷撃はやりますが、水平爆撃はやりません。艦爆の系統です。
    元艦攻搭乗員より。
    蒼空

  12. 艦攻がこだわっていた(最大目的)のは軽量化ではなく
    重量物を搭載する事でしょう。
    揚力を大きくするために翼面積を大きくとり
    その代わり抗力が大きくなって速度が遅くなり
    機体強度が弱いので戦闘機の様な過激な運動ができない
    同じエンジンを積んだ97艦攻と零戦を比較してみれば
    kleist

  13. 基本は三座機なんだけれど、空戦を行う任務のある機体は二座になっている、というのが考え方としては順当なようです。
    二座機と三座機をどう配置して使うか、という航空本部の研究にそうありました。
    BUN

  14. まったくそのとおりだと思います。

    九七艦攻や天山あたりの機体では、複座にしたところで大した飛行性能の向上には至らないでしょう。
    重量物を抱えて飛行することを前提とした攻撃機ですから、1座分位の重量軽減では効果が薄そうですし、
    空力的にも分厚い主翼のほうがあまりに抵抗が大きいため、キャノピーが多少流線型に近づいたところで大差は無さそうです。
    だったら三座にして搭乗員の負荷を軽減したほうが効果的だと考えるのは不自然なことでは無いと思います。

    ただし、重量物を廃棄した状態で空戦を行えることを要求されている流星は攻撃機ながら複座ですね。まさに BUN さんのおっしゃるとおりかと。
    まあ、流星を三座にするにはまず主翼をどけないといけませんが。
    アガスティア

  15. 攻撃機と爆撃機の違いについて。
    海軍では急降下爆撃可能な機種を爆撃機と呼び、急降下出来ない機種を攻撃機と
    呼んでいました。だから、銀河は雷撃が出来ても爆撃機です。参考までに、
    元艦攻搭乗員より。
    蒼空


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