QQCCMMVVGGTT
3506 左捻り込みについてできるだけ詳しくその飛び方をお教えください
本もいろいろ読みましたがピンときません
バレルロールにおいて背面の頂点域で
1.フォワードスリップをさせる
2.スナップロールをする
3.その他
など詳細をお教えください

Kobayashi

  1. 加藤寛一郎氏の「零戦の秘術」等の一連の零戦関係の著書に、坂井三郎氏からヒアリングした結果の検討内容が図付きで詳しく解説されています。そちらを参考にしてください。
    東大教授が長い時間かけて、やっとその核心に迫れるほどのものですから、ここで簡単に説明できることではないと思います。
    胃袋3分の1

  2.  ここの3439番にも同じ質問があります
     過去ログにもありました
      http://www.warbirds.jp/ansq/11/A2001642.html
    セミララ

  3. 胃袋3分の1様ありがとうございます。

    ご指摘の本また関連する書籍については出版されたと同時に読み実際に飛行して試して見ましたが私の理解力と使用機材の馬力が低い飛行機だったのが問題で再現できませんでした。


    特に捻りこみを開始してから敵機の後方に占位するまでの飛行経路のイメージがはっきり掴めしません。


    また実際にある搭乗員の方にお会いしましたが その方も捻りこみについては
    聞いたことはあるが実際は詳細不明とのことでした。
    その方によると いろいろなヴァリエーションがあるとだけおっしゃっておられました。

    左捻りこみは日本の航空文化における無形文化財という位置づけで後世に
    伝えるべくライフワークとして取り組んでおります。

    どなたか経験者の方 お会いして理論 操作手順 勘所(さじ加減)等お教えいただけないでしょうか。
    ご指導ご鞭撻賜りますよう宜しくお願い致します。

    曲技飛行はまだ初心者ですが小型機につきましては5000時間ほど飛んでおり、現在でも毎月何時間かでも飛んでおります。
    Kobayashi

  4. >特に捻りこみを開始してから敵機の後方に占位するまでの飛行経路のイメージがはっきり掴めしません。
     加藤氏によるインタビューで坂井氏は「経路は相手機との関係によって千差万別に変化し一定ではない。ひねり込みはあくまで相手の機動に対し相対的に成立するもので、単機で宙返りしてひねり込もうとしても上手くゆかない」と答えていますので、その辺は言葉にして説明することが極めて難しいところかも知れません…。

    >曲技飛行はまだ初心者ですが小型機につきましては5000時間ほど飛んでおり、現在でも毎月何時間かでも飛んでおります。
     素晴らしい。私はやっと 100 時間を越えたばかりのヒヨッコで、しかもここ半年ほどサボってます。フライトレビュー受けなきゃ…(^^;)
    ささき

  5. 経路が一定ではないということは制御して敵機との位置関係をいつも同じような位置関係に持っていくために完全に制御していることを意味すると思います
    ではどういう計画でどういう技法があるかについては理解できません。
    果たしてあの記述で捻りこみを再現できる操縦し入るのでしょうか

    仕掛けた後の飛行経路
    捻りこんだ後に相手機に対してどのような位置につけるように計画するのか
    (当然後方のどこかなのはわかりますが)
    またその時の機速、ピッチ 出力 舵の使い方等
    いかがなものでしょうか



    BFRですかFAR Part61-56ですか 何かお役にたてるとよいのですが日本で自家用をお持ちでしたら機材が調達できればご協力できますが
    Kobayashi

  6. >5. 加藤氏は坂井氏だけでなく数多くの戦闘機パイロット(戦中、戦後、外国人も含む)にインタビューされていますが、つくづく「言葉の壁」を感じると嘆かれています。坂井氏がごく短い言葉…たとえば「ポーンとラダーを踏んでダーッと滑る」で表現した中には物凄く深い意味が込められており、航空工学者である加藤氏にはその「言わんとする所」がうまく伝わらないようです。
     私自身、何度も繰り返し読んだ「大空のサムライ」をパイロット免許取得後に読み返して目の醒めるような思いをしました。ほんの一言、ほんの一行で軽く書いてあることが実体験としてまざまざと蘇ってきますが、飛行機操縦の経験のない人にはその「深意」はなかなか伝わらないのではないでしょうか。しかも「大空のサムライ」はあくまで一般読者向けに書かれた書物ですし、また他人の筆が入っているという話もありますし…。

     捻り込みについては当時の海軍でも「言葉では伝授不可能」とされていたようです。坂井氏も模擬空戦で先輩から捻り込みを見せられ、「宙返りの頂上でひねり込むように舵を使うのだ」と教えられたもののサッパリ再現できず、何人もの先輩から話を聞いては何度も何度も繰り返し、遂に「捻り込み」を体得したのは数年後のことだったと記述されていたと思います。

     私の先輩は「せめて坂井氏の 1/10 でも実力を付けて、いつか機会があれば直接お話を伺って捻り込みの秘密を解き明かしたい」と言っておりましたが、不幸にしてその機会のないまま坂井氏は亡くなられてしまいました…。

    >BFRですかFAR Part61-56ですか 何かお役にたてるとよいのですが日本で自家用をお持ちでしたら機材が調達できればご協力できますが
     私はアメリカのユタ州ソルトレイク市に在住です。下記URLを御参照ください。
    http://www.warbirds.jp/crazy/jp/flight1.htm
    ささき

  7. 実機の操縦の経験は無いので書籍のご紹介だけ…
    過去ログで触れられている書籍は以下のものだと
    おもいます。

    「操縦のはなし トップガンの実像」
    服部省吾/著
    ISBN: 4-7655-4392-7

    坂井氏の捻り込みとは若干異なるかもしれませんが、
    より航空力学的に捻り込みを説明されています。

    零戦という機体の特性の影響もあり、全く同じ
    操作で捻り込みを行えない関係上、捻り込みを
    他の機体で実演するのは、このくらいが限界かな?
    と個人的にはおもいました。

    あ、よく考えると、既に、読まれているかもしれませんね。
    もしそうなら、余計な事をして、すみません(^^;
    TAK

  8. TAK様 有難うございます。お察しのとおり服部氏の本も何度も読みましたが
    やはり再現するに十分な資料というものではないように感じました。

    あと十年も早興味を持っていれば直接いろいろな方にお会いしてお話を伺えたのにと残念です。



    Kobayashi


Back