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3536  マーリンとグリフォンはなぜ回転方向が違うのでしょうか。点火順序が違うと言うのも聞いたことがあります。それは使う側にはあまり関係ないでしょうが、新型機のプロペラが逆に回るとなると整備や操縦だのが慣れるまで大変じゃないかとか思うのですが、改良型に使うエンジンの回転方向を逆転させることにメリットを感じさせる事があったのでしょうか。それともたいした問題じゃないのでしょうか

  1. モスキートに搭載のマーリンエンジンは、2機とも回転方向同じでしたっけ?
    (ついでにどなたか教えて下さい!)
    イソトフ

  2. 1についてくらい、ご自分で調べるべきと思います。
    がいじ

  3.  あまり答えになっていませんが…ビル・ガンストン氏の「航空レシプロエンジン」には「グリフォンは何かの理由により(For some reason)マーリンと回転方向が逆になった。発火順序はマーリンの特殊な 142635 ではなく、より一般的な 153624 となった」とあります。回転方向の変更理由は定かではないものの、発火順序はむしろマーリンが何かの事情により変わったものを採用していたようです。

     なおイギリスの航空エンジンはデハビランド、ブリストル、ネピアとも左回り(牽引式エンジンの場合パイロットから見て反時計回り)のものが多数派で、むしろケストレルからマーリンに至るロールスロイスの右回りが例外的なものでした。グリフォンで左回りに変更したのは、むしろ他社のエンジンと合わせようとしたのかも知れません。同時期に開発されたX型のヴァルチャーも、原形のペリグリンとは逆の左回りになっています。

    >1.
     私の知る限り、量産されたマーリンに左回転モデルは存在しません。
    ささき

  4. >3
    DHホーネットの右エンジンに使われたマーリン131が逆転エンジンですにゃ。
    Schump

  5. >4. おぉ!あったのですか、左回りマーリン!補足ありがとうございます(^_^)
    ささき

  6. >4
    ホーネットの右エンジンは130ですにゃ。
    ついでに言うと、我が愛しのウェルキンの右エンジンに使われてる72と76も左回転ですにゃ。
    中村

  7. >6. ウェルキンは量産されたうちに入るんでしょうか…って 67 機も作ってたの?!さすが大英帝国、おそるべし…。
    ささき

  8. >6
     Web検索すると「130が右、『逆転型の』131が左で、プロペラは互いに内向きに回転する」という記事があるんですが、逆転型が左にあると外向き回転になってしまうんです。
     手許の本だと、「試作機では外向き回転だったが、プロペラ後流が垂直尾翼から逃げるように流れて方向安定がなくなるので、量産型では左右のエンジンを交換して左を130、右を131にした」と書いてあります。

     試作と量産、エンジン名と回転方向の整理で資料が混乱しているのかもしれないのでもうちょっと調べてみますにゃ。
    Schump


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