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3627  中島の陸上攻撃機 連山ですが、色々見ていると、17試となっているものと18試となっているもの、両方が目に付きます
 どちらが正しいのでしょうか
セミララ

  1. 過去ログ(http://www.warbirds.jp/ansq_old/A1000431.html)や
    ここのページ(http://www103.sakura.ne.jp/~key/ac/)では十八試となっています。
    ガッツ

  2.  十六試艦戦の試作内示は昭和15年12月末ですが、年度をまたぐという理由で「十六試」となっていますから、試作内示が昭和17年12月末、正式な試作発令が翌昭和18年初頭である連山も「十八試」なのではないかと思いますが、確証はありません。
     
    T216

  3. ↑↑は全く無意味なごみレスでした。
    「十八試+連山」または「十七試+連山」ではほとんどヒットしなかったもので・・・。
    「十八試(十八試)陸上攻撃機」で検索したらかなりヒットしました。
    で検索の結果、18試の方が圧倒的に、とまでは行かないものの、かなりの割合を占めていました。
    もっとも、多いからと言って正しいとは限りませんが・・・。

    ガッツ

  4. T216さん、「昭和18年初頭」に試作発注されていれば「十八試」ではなく「十七試」です。

    それとは別の話として、「試製連山の旧名称」は「十八試陸上攻撃機」です。
    BUN

  5. > 2.
     BUNさんご指摘ありがとうございます、資料を勝手に読み変えてました。
     連山試作の流れを追ってみました。

     昭和17年11月       海軍最高技術会議で遠距離攻撃機の開発決定 
      同年 12月末      N40(後の連山)試作計画内示
     昭和18年3月5日      N40初期計画研究会
      同年 5月       陸海軍共同試作機に指定
      同年 7月29〜30日   第一次木型審査
      同年 8月14日     N40計画一般審査
      同年 8月末〜9月初め 基礎計画完了
      同年 9月3〜4日    第二次木型審査
      同年 9月14日     十八試陸上攻撃機(G8N1)試作機正式発注(4機)
      同年 9月30日     第三次木型審査
      同年 12月15日    第六次木型審査
     昭和19年4月29日     試作一号機試作開始
      同年 9月末      試作一号機完成
      同年 10月       試作一号機初飛行
     昭和20年1月12日     試作一号機海軍領収

     これが正しいとすると明らかに十八試ですね。

    > 4.
     何となく当時の年度は1月1日〜12月末と思っていたのですが、現在と同じ「4月1日〜翌年3月末」だったのでしょうか。
    T216

  6. ↑そうです。十九試艦戦が二十試艦戦に名称変更になるのも同じ理由です。また内示は名称の年式には影響しませんから、内示が年度をまたごうと何であろうと予定されていた名称(実用機試製計画で実計番号と計画名称は試作発注前に決まっています)は変化しません。
    加えて「試製連山」の旧名称が「十八試陸上攻撃機」であることも押えて置きたいポイントではないでしょうか。厳密には「十八試陸攻連山」とは呼びません。
    BUN

  7. > 6. 試作機の名称の変化
     連山などの開発の流れを見てみると、試作機に一番最初につけられるのは「N40」といった「実用機試製計画番号(実計番号)」で試作内示の時は実計番号のまま、正式に試作発注されると実計番号から「十八試陸上攻撃機(G8N1)」に名称が変わり、制式採用されると「連山一一型(G8N1)」と変化していくのではないかと想像されます。
     「十八試陸上攻撃機」から「試製連山(G8N1)」に名称が変わるのは「試作一号機製作開始時」か「試作一号機完成時」のどちらかではないかと思うのですが、確証がもてません。
     本当のところはどうなのでしょうか。 
    T216

  8. 実計番号は計画名称と対になっています。試作発注年度と機種が明快な計画名称を秘匿することが実計番号の重要な機能で、それ故に実計番号と計画名称を併記することが厳禁されているのです。

    次に旧名称が「十八試陸上攻撃機」から「試製連山」に名称が変更されたという事はこれは名称の付与様式が変更された為にG8Nの名称も変更されたという意味で、試作計画の進捗状況で出世魚の如く名前が変る、という訳ではありません。名前をつける方法が変更されて○○試という名称が廃止されているのです。
    BUN

  9. > 8.
     ありがとうございました。
    T216

  10.  皆さん 御回答ありがとうございます

     ところで、18試である連山は実計番号N40、17試である彩雲はN50、18試である天雷はN20ですが、実計番号が若いからといって、試作年度が若いとは限らないのは何故なのでしょうか
    セミララ

  11. 実計番号を付して研究計画をスタートさせてる場合があるからじゃないでしょうか。


  12. 原則として実計番号の10の桁が実用機試製計画に加えられる順番に振られているのに対して、計画名称は試作発注予定の年度を冠して付与されます。
    という事は、後から試製計画に加わった機種について、開発の緩急順序によっては実計番号の順番と計画名称が冠する年式の新旧が合わない場合が発生してもおかしくはありません。
    BUN

  13. >#11,12

    どうもありがとうございました
    セミララ


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