QQCCMMVVGGTT
3689 宇宙開発関係についてですが……
http://www.yomiuri.co.jp/main/news/20030922i507.htm
ここで出ている2008年頃導入予定のスペースシャトル後継機「軌道スペースプレーン」ってどんな奴か御存じの方おられますか?
記事を読む限りロシアのエネルギアみたいな奴かなーと思うのですがようわかりません。どなたか教えて下さいませー。
魚人間

  1.  ここでも見てください。

    http://www.slinews.com/nasaconcepts.html

    カプセル型を含め4案検討されているようです。
    2008年までの実現性に関しては少々疑問。
    X-38の開発をそのまま続けていれば・・・
    グリーネマイヤ智久

  2. ふむふむなるほど。参考になります。
    これのカプセル案以外のアイデアは、一段目、二段目のロケットに羽根を付けて、燃料が燃え尽きたら滑空で帰還させ、再利用しようって計画なんでしょうか。英語が解らない物で(^^;
    魚人間

  3. 1で紹介されているページの下の方のイラストでしたら、とっくに計画中止になっています。
    SLI(Space Launch Initiative)なんていって、シャトルの後継の打ち上げシステムを目指していましたが、
    実現性が低かったようで、メーカーに案を出さした段階で打ち切りになりました。
    いま計画進行中のOSP(Orbital Space Plane)は、シャトルの直接の後継というよりも、
    国際宇宙ステーション(ISS)への人員輸送用と言ったところでしょう。
    どのタイプが採用されても、それとは別に無人の貨物輸送専用宇宙機が開発される可能性が大です。
    それにしても計画名がスペースプレーンなのに、カプセルが有望とはこれいかに?
    便利少尉

  4. カプセル式か……。やはりスペースシャトル(宇宙往復機)構想は事実上挫折した……と考えるべきなんですかね。
    人員輸送と貨物輸送専用機って、ロシアのソユーズ&プログレスみたいな感じですかね。となると、1980年代以降の宇宙開発はなんだったんだろって気になってきますなー。無駄な夢を見ず、ひたすら使い捨てロケットの信頼性向上とコストダウンに専念すべきだったんですかねー。
    昔見た奴ですが。
    http://giken.tksc.nasda.go.jp/Group/sentan/mission/2/index.html
    こういうのをスケールアップしてやろうとしてるんだろうか、とちょっと思ってしまいました。
    魚人間

  5. 2008年導入と強引な和訳からOSPのことで間違いなさそうですね。
    1.の真中の4つのイラストが候補になってるデザインです。
    現在の汎用輸送機色の強いスペースシャトルに比べると、ISSのための輸送機といったカラーが強いものです。
    ISSには現在、緊急避難用としてソユーズがついてますが、これの米国版でもあります。
    カプセル型が有望なのは避難場所としての安全性の確保とISS計画に影響する都合で実現性重視なこと、定期的に打ち上げるものなのでコストを抑えたい、加えて先の事故の影響があるのではないかと。

    NASAはスペースシャトルのような汎用的に使える往還型をどうしても開発したいようで散々あがいてましたが、結果的に形にならなかったのはご存知の通りです。
    が、スペースシャトルは耐用年数が残りわずかという現実がありまして、耐用年数以内を考えると結果的に後継になってしまう気がします。

    シャトルのミッションは大まかに衛星の打ち上げ・保守、各種実験と言ったところですが実験室はISSで済みますし、衛星も高くつくくらいなら使い捨てにすれば済んでしまうので、シャトルの直接の後継は主にコストの問題から今のところは遠い未来の話という扱いにされてる感じですね。

    >3.>>計画名がスペースプレーンなのに、カプセルが有望とはこれいかに?
    4案中3案が滑空なように元々滑空で戻ってくるものが正面に出されてました。
    カプセルが正面に出てるのはこの前の事故の影響と思います。
    構想自体はISSの関連なんで相当前からありますし、その時もカプセル型が入ってたのでシャトル型は絶望か?といわれてた記憶があります。
    当面は無人輸送機は開発せず人員交代で打ち上げるOSPに全部積む、足りなければ他国に頼んでもいいかな?それでダメなら開発といった計画になってたと思います。
    ちなみに、日本の無人輸送機はこんな感じです。
    http://www.nasda.go.jp/projects/rockets/htv/index_j.html
    やまうち

  6. >>2
     OPSは、基本的に使い捨て打ち上げ機の上段として考えられているようです。
    他の方も触れている様に、シャトルの老朽化の上にこの事故で、ISSへの自前の連絡手段が無くなると言う事態に直面し、
    X-38も中止した今、手早く手軽に有人往還機を実現すると言う計画の様です。

    >>5
     私もカプセル型は唐突な印象を受けました。(「ふじ」みたいだし)
    他の有翼機は、X-34・X-38・X-40等これまでリサーチされてきた形態を
    基にしている様ですが。
    グリーネマイヤ智久

  7. http://www.cnn.co.jp/science/CNN200309190019.html
    これですね。『月調査にも応用できる』の部分なんてふじ構想そっくりです(笑)
    ところで、有翼宇宙船のメリットってなんなんでしょう。コスト的なメリットが否定された以上、ピンポイントで回収できる位の事しか思い付かないんですけど、何かありますかね。
    魚人間

  8. >7
    再突入時の機動の余地が大きいことではないですかね。
    着陸する飛行場を選べる、逆に言えば特定の着陸場に降りるタイミングの幅が大きい。
    ISSからの緊急帰還任務なんかを考えると、これは利点と言えると思います。
    狙った場所に正確に降りられるピンポイント着陸の方は、別に有翼でなくても実現可能でしょう。
    すくなくとも「ふじ」計画ではそう主張しています(GPSとかパラセールとか使うらしい)。
    便利少尉

  9. >>7
     既にクロスレンジについては触れられてますが、
    他に再突入回廊をより低動圧側にずらせる事があげられます。
    結果、1.最大Gを下げられる、
    2.空力加熱の最大熱流量を下げられる
    (その代わり空力加熱を受ける時間は長くなる)
    といったメリットが有ります。
    グリーネマイヤ智久


Back