QQCCMMVVGGTT
3692 タミヤのP-51のインストを見て思ったのですが、某エースの撃墜数が14.5機と表記されています。 よくみると機体に描かれている撃墜マークが14.5機より多いですし、0.5という数字がわかりません。これはどう解釈すればいいのでしょうか?
もっちー

  1.  公式に認定された戦果が14.5だと言う事です。それ以上の撃墜数を主張する人は少なくないですし、後で取り消されたとか、追加されたとかもあって、撃墜マークを書き込んだ時点で、その戦果が確定されていた訳ではないので、このような食い違いが生じることは良くあります。
     また0.5というのは、1機を2機がかりで共同撃墜した場合に、それぞれに0.5の戦果として与えられます。
    SUDO

  2. SUDOさん
    便乗質問です
    >0.5というのは、1機を2機がかりで共同撃墜した場合に、それぞれに0.5の戦果として与えられます
    と言う事は3機での戦果なら0.3,4機での戦果なら0.25と言う風になるのでしょうか?
    ポトリオット

  3. >2
     そういうことみたいです>.66機とかの撃墜数を持つ操縦者が居ます
    SUDO

  4. アメリカ空軍の歴史研究局のサイト
    http://www.au.af.mil/au/afhra/wwwroot/aerial_victory_credits/avc_foreword.html
    に説明がありますが、
    第一次大戦においては、共同撃墜は各自1機ずつの戦果が認められた。
    第二次大戦と朝鮮戦争では、撃墜に参加した人数で割って戦果とした。
    ベトナム戦争では、F-4の前席乗員と後席乗員それぞれに戦果が認められた。
    湾岸戦争では第二次大戦と同じ分割方式が採用された。
    ということらしいです。
    つまり第一次大戦とヴェトナム戦争では撃墜機数に端数は出ないが、
    第二次大戦と朝鮮戦争、湾岸戦争では、0.5機とか0.33機とかの端数が出る。

    便利少尉

  5. 4> ベトナム戦争時の解釈が違います。
     ベトナム戦争では複座の戦闘機(F-4)による戦果が発生したため、このときの搭乗員ペアには、それぞれ1機分のスコアとし二人で分割はしない、という意味ですよ。
     つまり F-4 2機で Mig 1機を落とした場合、各搭乗員はそれぞれ 0.5 ずつのスコアを得ることになります。(第二次大戦基準だとそれぞれ 0.25)
     湾岸戦争では機体数ではなくて搭乗員数で分割するので、仮に F-14 1機が敵機1機を撃墜した場合、それぞれ 0.5 のスコアを得ることになっていた、というわけです。
    tac

  6. >5
    これは私もコメントを付けかけたのですが、もう少しややこしいようです。

    便利少尉さんの上げられたURLからAVC Index -> Introduction to Southeast Asia Warとリンクを辿った3段落目にこれに関することが書いてありますが、tacさんのご指摘のケースですと各搭乗員が1ずつのスコアを得るという記述があります。3機以上の共同撃墜はどうなるのか等これだけで疑問がすべて解決するわけではありませんが一応参考までに。

    しかしあのリンクはなぜベトナム戦争の分だけ撃墜記録が抜けているんだろう?

    けい

  7. 6> ベトナム戦争の撃墜記録、ありますけど……
     それを読むと、F-4 搭乗員で 0.5 のスコアというのがあるので、あげられたリンクの三段落めは、「複座戦闘機2機までの共同撃墜時は、各搭乗員に1つスコアを与える」でいいのだと思います。F-4 と F-105 のような場合は計算が違ってくるのでしょう。これって F-4 だけの特例でしょうね。
    tac

  8. >5
    なるほど、そう解釈すべきでしたか。
    たしかにベトナム戦争中の記録を見ても、端数がありました。

    ところで、
    > 湾岸戦争では機体数ではなくて搭乗員数で分割するので、仮に F-14 1機が敵機1機を撃墜した場合、それぞれ 0.5 のスコアを得ることになっていた、というわけです。
    とありますが、
    湾岸戦争のスコア(http://www.au.af.mil/au/afhra/wwwroot/aerial_victory_credits/avc_swa_gulf.html)のトップに、
    同じF-15Eに乗っている
    BAKKE, DANIEL B. CPT WSO
    BENNETT, RICHARD T. CPT P
    にそれぞれ1機ずつの戦果が認められている例があるのですけど。
    これは確かレーザー誘導爆弾でヘリコプターを直撃したケースだったはず。

    便利少尉

  9. >7
    失礼しました。どうやら私の使っているPersonal Firewallが悪さをしていたようです。おまけにIEのキャッシュが効いていてリロードしてもリンクが表示されてませんでした。

    ようやく見えた撃墜記録を見てみると全部で2回の端数撃墜が記録されていますが、両方とも複座機(F-4Ex2, F-4D&F-105F)で問題の3段落目に該当するのですが、私の英文解釈では端数が出ないので、文と表が矛盾しているのですけど。
    問題の文と私の訳、間違ってないと思うんだけど。
    "Up to four men (two 2-man crews) could each receive one full credit for destroying a single enemy airplane."
    敵機一機の撃墜に対し最大4名(二組の搭乗員ペア)が各自丸々一機分の撃墜記録を得ることができた。

    これは暇ができたときにでも問い合わせてみましょうか。

    けい

  10. 8>
     国防省が議会に対して提出した湾岸戦争に関する最終報告書 'CONDUCT OF THE PERSIAN GULF WAR' (April 1992) には、件の F-15E による撃墜はリストに載っていないですね(このリストは J-3 による集計で、Desert Storm 期間中の 1/17〜2/28 までのものです)。
     地上ターゲット撃破と同じ扱いとして、特例的に両者 +1 でカウントしているんじゃないでしょうか。

     純粋な空対空戦闘では、1991/02/06, VF-1 の F-14A が AIM-9 でヘリを撃墜したのが、湾岸戦争唯一の複座機による戦果のようです。でもこれは当然ながら Navy の戦果なので、Air Force の victory credit リストには載ってないですな(笑)
    tac


Back