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91 大和の沖縄戦での沈没のさい、弾薬庫爆発らしい爆雲が最後に撮影されています。転覆したのはわかりますが、弾の信管はそういう場合に簡単に作動するものなのでしょうか?

  1. 簡単なのかどうかは判りませんが、爆発したんだから作動しちゃうモノだったのだろうと思います/SUDO


  2. 確かに同じように転覆沈没したバーラムも大爆発を起こして沈んでいますから、転覆時には弾火薬庫が大爆発する例は珍しく無いのかも


  3. というか大和の弾薬庫が爆発したのは火災が原因じゃなかったでしたっけ?最初の空襲時にホーネット隊のSB2Cの7機が大和を攻撃して1000ポンド爆弾2発が命中。うち1発は後部射撃指揮所の左側から下の測的所を破壊してから上甲板を貫通して後部副砲の火薬庫と主砲弾庫の中間で爆発。この時の火災は最後まで消えず、大和の轟沈の原因とされている。(「大和型戦艦」学研の歴史群像シリーズより)


  4. あれは鎮火できなかった副砲の火炎が転覆の際に火薬庫に入って起きたものだそうです。


  5. おや、先に答えられたようだ。


  6. 一方、この本によると「それまでの艦艇でが砲弾を横に並べられていたのが、「大和」型では垂直に立てて格納されていた。更に砲弾は弾庫だけでなく、砲塔(直下の)給弾室にも格納されており、砲弾を効率よく運べるようになっていた」と書いて


  7. あります。案外構造上の欠陥ってのもあったのかも。副砲弾庫の問題もそうだし。それから今思いついたのが、この時発射準備中の砲弾は被帽&風帽付きの徹甲弾ではなく、ちょっとあぶないという噂の三式弾だったかも?


  8. でも垂直に並べるのが構造上の欠陥でしょうか?、転覆して垂直に並べた砲弾が天井に落下?する事態なんて、もう、どうしようもない状態ですけど。で、少々の傾斜でも安全な垂直式もメリットはあると思います。(ただ収納効率の点では横置きにした方が上に砲弾を積み重ねられるからいいと思うのだけど)


  9. (↑あ、違うか)収納効率より揚弾筒から効率良く砲弾を運べる様にしたんですね。(重い砲弾を水平から垂直に持ち上げるより、そのまま運べた方が危険も少ないし扱いは楽ですね)


  10. (便乗質問)戦艦の大口径砲の様な砲弾は、弾薬庫に収納の状態では信管は装着していないと思っていたのですが、してるの?(後、信管って先端についてましたっけ?、お尻だった様な気もしたのですが?・・・ちょっとうる覚えで、ご存じの方がいたら)


  11. 徹甲弾は弾底信管ですね。ジェットランド海戦時のドイツ海軍の徹甲弾は装甲を打ち抜いてから炸裂するように、炸薬の自爆防止機構(内容不明)&0.25秒の遅延信管付きだったそうですけど、日本のもそんな感じだったのかは不明(EOS)


  12. 信管の撃針は遠心クラッチで固定されていて,発射後の旋転がかからないと作動しないはずですが‥‥。だから貯蔵時も信管は装着されたままだと思います。また三式弾の信管は頭部に付いています(しかし信管秒時はいつどこでセットするのでしょうか?)。


  13. ビスマルクは転覆時に、一回転してきれいに4砲塔が抜けて落ちたけど、弾薬庫爆発はしてないな、、。それに最終時にはキングストンバルブは開いたそうだし、、。


  14. 呉工廠造船部長で大和の建造に当たった庭田尚三造船少将によると「弾庫がそれまでの戦艦の横置きから縦置きに代わったのは、揚弾時間を短縮して発射速度を上げるのが第1の目的だが、防御上のメリットもある。横置きだと艦が30度から40度傾斜した時点で砲弾が横に滑り出し、壁にぶつかって爆発する危険があるのに対して、縦置きなら100度から110度ぐらいにならなければ大丈夫」


  15. WW1での巡戦爆沈事例では独と英の使用火薬の違いによる安定性も有ったとの記述が「ドイツ戦艦史」にありました、日本艦の技術ルーツは英艦ですから、バーラム・大和とビスマルクでは似たような差異が有るのかも知れません>確か独艦では射撃速度の低下を覚悟してややこしい弾薬配置もしてた筈です>その不利を補うために半固定式弾の採用をしたのかも知れません>うがちすぎ?/SUDO


  16. 半固定式弾とはどのようなものですか?


  17. 「ヤマト」・・・じゃなかった「大和」みたいな爆沈での沈み方って両大戦でも珍しいですね。フッドや英巡戦の爆沈は戦闘中の弾火薬庫への直撃弾ですけど、大和の場合は戦闘終了後の転覆->爆沈ですから。あのキノコ雲は日本海軍の終焉を象徴する様で、なんか理屈を超えた運命的な絵に見えます。


  18. 半固定ってのは、分離弾の一種で、装薬と弾頭が別々。通常、分離弾は弾頭の装填、次に装薬の装填と2回の動作が必要ですが、半固定式は一度に装填しちゃいます、分離弾の1単位が軽量で済む、固定弾の1動作で装填、この利点を併せ持とうとした形式だと思って良いです>有名なところでは、WW2の米軍5インチ両用砲がこのタイプで、極めて高い射撃速度を発揮しました/SUDO


  19. なるほど、つまり装薬が薬莢形式になっているタイプですね。確かに余り聞いたことがないです>半固定式


  20. よく考えると副砲防御の問題点が最後の最後で現れた意味深なケースだね。


  21. ↑仮に転覆がもう2〜3時間遅く、米機の攻撃も無かった場合でも爆沈したんじゃないでしょうか?(そうなると問題ですね)


  22. (超無責任発言)先の空襲で命中した不発弾が沈没時の角度遷移で再着火・誘爆とか。(まるで根拠無し)この辺の可能性検討し始めるとたぶん収集付かなくなりますね。



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