超伝導電磁推進装置を備えた潜水艦を指していると思います。超伝導電磁推進装置とは「フレミングの左手の法則」を利用した推進装置です。これを装備した「ヤマト１」という実験船（水上船）も作られましたが、潜水艦に応用された例はまだ無いと思います。(yuji)

補足させていただくと、「フレミングの法則」を用いた推進装置（ＭＨＤ｛電磁流体｝推進装置）自体は超伝導技術を用いなくても作れます。実用レベルまで電力消費を下げるには、超伝導技術を用いないと駄目だろうということですね。（といっても実用化はまだまだ先でしょうけど）(N)

磁場をかけた海水中に磁場と直角に電流を流す（海水は導電性なので）と両者に直交する方向へ海水が流れるというのが推進の原理ですが，大きな問題の１つが，推進力を増すため大きな電流を流すと電力が水の電気分解に使われてしまい，推進力にならないことだそうです。なお日本の研究機関に米海軍から密かに共同研究の申し入れがあり，日本側は「平和利用に限る」と断ったそうです。

・電磁流体推進装置というのは、レッド・オクトーバーのキャタピラー推進のことでしょうか？（フィクションだけど）

↑映画ではそうでしたね。原作の小説の方では、何かポンプジェットの一種みたいでしたけど。(N)

なんか、実用化されたら、海域、深度によって出せるスピードが違うなんてことが起きるのでしょうね。

↑でもそれは今使われてるスクリュー（に限らず、流体機械一般）でも同じでしょう。温度や、圧力によって性能は変化しますから。(N)