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157 日本の空母の煙突は下向きに煙りをだすタイプですが、上に煙りをだすタイプに比べてどんな利点があるんですか?

  1. 煙突を下向きにして、その縁から海水を散布します。これにより煙を効果的に消す事ができたとか。実際のところどうなんでしょうね。


  2. 重心が上がるのを少しでも防ぐ事が出来るのと、発着艦の邪魔になる艦橋構造物を小さくする事が出来ます(利点)。ただし、この方式では舷側に吐き出した排煙の影響で飛行甲板後方の気流が乱れ、また着艦時の視界が悪くなります(欠点)。 この欠点を補う為に煙突の一番高い部分から海水シャワーで排気ガスを冷却する方法を考えてからは飛行甲板への影響も少なく非常に優れた方式となりました。(ただし防御上の欠点(海面からの高さが低く、大傾斜時に不安い)は残ります)


  3. (もう少し詳しく書くと)海水シャワーでボイラーからの排気温度は冷却され水は白煙の水蒸気となります。この時、煙突上部にあるポンプ蛇口の小孔から放出される海水シャワーの速度も速いので周りの空気もこれに影響されて下降する傾向になり、排気の冷却効果と相まって排気ガスを飛行甲板下にとどめておく事が出来たそうです。


  4. 便乗しちゃいますが、この形式が日本だけのものであった事、隼鷹や大鳳でかわってしまった事を考えると、やっぱり失敗だったのでしょうか?


  5. でも、雲龍では使ってますよ。隼鷹のは大鳳でのテストベッドで、大鳳は装甲の為に飛行甲板を原型の翔鶴から一段下げてます>犠牲になったのは格納庫。従来方式では無理なので、あのカタチになったって経緯が有ります/SUDO


  6. 信濃の場合は?


  7. 雲龍は戦時急造で数揃える為にてっとり早く飛龍の図面を流用したので新規設計とはいえないのですね。流石に左側中央の艦橋は右前に改修してますが・・・


  8. そう、そこが疑問なんです、あの装置を用意して、曲がった煙突作り付けるコトを考えると、急造の意味が無いのではないかと・・・設計変更の手間を考えたと言うのは1番2番艦ぐらいなMでなら判りますが、葛城の様に機関を変更した物も居るんです、ソッチの方が遙かに設計面で大きな改正でしょう、それが出来るなら、隼鷹スタイルの煙突装備も出来たはずなんですが、結果は未成艦も含めて、下向き煙突です、思うに飛行甲板の横幅の問題なのかも/SUDO


  9. 重心を下げられる利点があるのではないでしょうか?>下向き煙突



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