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185 菊の紋がついているのが軍艦ですが、駆逐艦や潜水艦はなんでつかへんかったのでしょ。艦長が大佐じゃないから低くみられていたのかな。それから、菊の紋でも天皇家と皇族で花びらの枚数が違うそうですが、軍艦にはやはり天皇家のほうがついていたんでしょか?

  1. 軍艦についている菊の紋は16弁のものですから天皇の紋ですね(Key)


  2. 成り立ちからすると、駆逐艦は水雷艇、潜水艦も潜水艇の発展型で、本来自力行動能力の無い兵器と言うスタイルでした>母艦が必要で、後の艦載機と似たようなもの。予算面や人事面でも「軍艦」の範疇には入っていませんし、確か命名も天皇が選択するのではなかったと記憶しています>潜水艦なんて記号のままだし。てなワケで、ご想像どおり、軽く見られていたというのが正解でしょう/SUDO


  3. あ、艦長の階級が低いから格下に見られたんじゃなくて、軍艦じゃないから低い階級の人が艦長になったんだと思います。


  4. 水雷戦隊一つで一隻と見られていたとか・・・・・


  5. 会計は3隻1単位(軍艦だと1隻1単位)でしたっけ。


  6. ↑1つ下を書いた者です。うろ覚えで書いてしまって申し訳ないです。私が読んだ正確な記述は、「…駆逐艦、潜水艦などの非軍艦と特務艇は原則として独立会計単位ではない。二隻以上、三隻〜八隻程度で一つの隊を構成する。この隊が一隻の軍艦と同格と見なされ"財布"が渡される…」(遠藤 昭著『巡洋艦戦隊』,朝日ソノラマ文庫版新戦史シリーズ,1989年」)です。


  7. ↑そういう意味で、軍艦じゃない、駆逐艦とか潜水艦ってのは、数隻
    集まった「隊」がひとつの単位で、その長である司令(駆逐隊司令、潜
    水隊司令)が「基本長」「所轄長」と呼ばれ、軍艦の「艦長」に相当し
    ます。

    あと、軍艦の場合は基本的に艦長の位は大佐ですが、砲艦(こいつ軍艦
    ですよね。後で軍艦から抜けたかな。ちょっと記憶が怪しい)の場合は
    少佐や中佐の艦長もありましたし、逆に艦長が少将の場合もありました。
    将官艦長は、戦時においては本来その配置につけるべき階級よりも一つ
    上の階級の者を配置しても良い、とかいう決まりのせいだと思います。
    今泉 淳

  8. 細くですが、「所轄」という意味では、軍艦や隊(航空隊、駆逐隊、潜水隊
    等)のほかに、司令部なども一つの所轄となります。当然会計上も一つの単
    位をなし、機密図書や備品なども一通り用意され、それらを管理するため
    に一般兵科の兵や主計科の兵員が司令部付として配員されます。

    ですので、一般に軍艦は所属の本籍(横須賀、呉、佐世保、舞鶴)が決まって
    おり、乗り組む兵員(准士官と特務士官を含み、正規の士官は除く)の配員
    は所属鎮守府に本籍をもつ兵員を充当します。よって、司令部と艦の本籍
    が違えば、当然横須賀の兵が佐世保の艦に乗ることもありえます。

    蛇足ながら。


    今泉 淳


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