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261 もし大和とモンタナ級戦艦が対決したらどっちが勝つのでしょう?
ぱるぱる

  1. 最大射程:大和
    舷側装甲:モンタナ
    水平装甲:大和
    最大速度:対等
    貫徹能力:大和
    投射数量:モンタナ
    最大射程:大和

    もし、一応の電探射撃装備と警戒電探が日本側に有るとするなら
    対アイオワで考察されるような一方的な射撃は不可能になるのに注意

    近距離ならモンタナ、遠距離なら大和が
    貫徹能力と投射数量の観点で有利になると思われる

    SUDO

  2. 水交社内海軍砲術史刊行会「海軍砲術史」を読むと日本の光学兵器についてちょっと消極的な評価を下さざるを得ません。輸入品を除き、測距儀、方位盤等の性能品質は超遠距離砲戦を実施できる性能では無かったのではないでしょうか。特に、WW1で光学ガラスの輸入の途絶えた状況下で建造された長門型等は通常の測距儀ですら「ラムネの瓶」のようなガラスで担当の士官が「すっかり目をやられてしまって、砲術長になれなかった」と語っている程の物だったようです。(この人は後年の海軍砲戦史を書いたあのM艦長です)ですから、とてもビッグ7の他艦と戦闘する能力など無かった長門型を底として、純国産の光学器機を搭載した大和型が果たして主砲の最大射程を生かした砲戦が出来たかどうか極めて疑問です。傍証としてはニコンの歴史を描いた「明るい暗箱」に潜水艦の潜望鏡が開戦で輸入が途絶えた後、戦争末期に到るまで実用になる潜望鏡の生産が出来なかったことがはっきりと記されています。大和のあの「イロハ金物」についても誇りと共に記されてはいますが・・・。
    BUN

  3. ですね、日本の光学兵器の出来はかなり悪いと思います
    ただ、実戦で遠距離射撃は行ってるので
    果たして実戦不能のレベルだったのかは疑問です

    まあ、アテになるなら弾着観測なんかしませんよ(笑)

    そうそう、モンタナの射撃精度の材料がなかったからで
    まったくもって「対等」との条件で考察してます
    まあ、普通はモンタナが有利だね(笑)
    ただ、それが遠距離での貫徹能力と水平装甲の弱さをうち破るモノなのかは
    私には不明と言うか
    当たっても抜けないのでは無意味ぢゃんとか思う・・・・のもまた事実

    もしかして私って帝國海軍擁護原理主義者なのかな

    SUDO

  4. はたしてそこまで日本側が低いかどうかは疑問ですが・・・
    大和は訓練で、トラックにて32000で初弾命中だったそうです。
    (元砲術長の回想)
    まあ、訓練ですから実戦ではさしひかなければいけませんが・・
    また、モンタナ側も、重防御とはいえ対40cmですし、
    過剰防御の大和よりやや防御力はおちるのではないでしょうか。
    更に、全長の分でモンタナは不利です。
    12門の主砲も、戦闘状態によっては全て使えません。
    反航戦の場合、暫くは6門vs6門もありえます。
    また、アメリカのフネの耐久力も、さほど高い気はしませんし・・
    (復旧能力は高いが、戦闘続行能力はさほど日本とかわらないのでは?)
    私としては、ほぼ互角、史実での難沈ぶりから、大和に気持ち軍配をあげます。
    (だって、モンタナは所詮計画で終わったし、完成して、計画通りの能力がでる、という保証はない。)
    ひもと

  5. 計画性能が出るかどうかで言うなら
    特別に技術的に大きなチャレンジはしてないので
    モンタナの性能は予定通りに出るのではないかと思います

    問題となるのは計画年度で約7年違うって事なのです
    モンタナが就役して戦闘可能になるには、1949−50になるのです
    1947以降に開戦って事にでもならないと両者の交戦は無いのです
    工期を早めても1948が良いところで
    大和はその時、我々の知ってる性能なのでしょうか

    SUDO

  6. 当時の戦争で、しかも大東亜戦争が48年、49年まで続いていたとして、果たして現実よりも恐らく激戦だろうと思われる世界で7年も8年も戦闘航海を続けてきた大和は船としての寿命が尽きているのではないでしょうか?
    BUN

  7. 考えてみたら、世代的に大和とモンタナはかなり違うような・・
    普通考えたら、2世代ほどあとのモンタナが勝ってとうぜんなのに・・
    でも、7年8年戦い抜く日本って・・石原が現役復帰してるのか?(笑)
    でも、逆に考えますと大和のもつ幾つかの不具合は、期を見て改良されてる可能性もあるかも。
    (いくらなんでも、激戦の連続では、日本の国力がもたないでしょう)
    ひもと

  8. 建造命令が1940の9月
    後回しにされたまま1943に着工されず計画中止
    まだ、一応は「平和」な時期に起工されなかったのは
    他の艦艇が優先されたとのことですが
    戦艦級を建造出来るドックの空きも無かったのでしょう

    ちなみに
    BB-55 1937-10/27起工 1940-6/13進水 NY
    BB-56 1938-6/14起工 1940-6/1進水 フィラデルフィア

    BB-57 1939-7/5起工 1941-6/7進水 NY
    BB-58 1939-11/20起工 1941-11/21進水 ニューポート・ニューズ
    BB-59 1939-7/20起工 1941-9/23進水 ベツレヘム
    BB-60 1940-2/1起工 1942-2/16進水 ノーフォーク

    BB-61 1940-6/27起工 1942-8/27 NY
    BB-62 1940-9/16起工 1942-12/7進水 フィラデルフィア
    BB-63 1941-1/6起工 1944-1/29進水 NY
    BB-64 1941-1/25起工 1943-12/7進水 フィラデルフィア

    BB-65 1945-1/13起工 建造中止 フィラデルフィア
    BB-66 1944-12/6起工 建造中断 進水後除籍 フィラデルフィア

    モンタナBB-67はフィラデルフィア工廠が予定されていたそうです
    イリノイとケンタッキーの起工はモンタナの中止決定後です、不思議

    アラスカ級大巡がモンタナと同じ1940計画で
    全てNewYork-Shipbuilding-Corpで建造Sれましたが、こんな感じ
    CB-1 1941-12/17起工 1943-8/15進水
    CB-2 1942-2/2起工 1943-11/21進水
    CB-3 1943-12/20起工 1945-3/11進水 建造中止

    しっかし、この間に、他にも作ってるんだよな・・・・
    誰だよ、こんな国と喧嘩すること考えたのは(;_;)

    計画年度と起工タイミングが色々異なってるので
    大和とモンタナの対決が1948では無い可能性も出てきました
    軍縮条約の推移で着工が遅れてるんですね>起工が1937

    アラスカを見るとモンタナが1942初頭起工って可能性は一応有るね
    ただし、戦艦の建造を少し間引く必要性が有ると思う(笑)
    もしくはニュージャージーの進水後で1944初頭

    工期がアイオワ級と同等として約3年>戦争中で急いだ
    ノースカより長いと約4年
    最短起工でなら1946年中に戦力化は可能ですね

    もしくは、1943年7月21日の中止が「無かった」なら1944起工で
    1948就役で戦力化は1949か

    となると、何らかの要因で連合軍の反抗が2年遅れ
    更に、比較的早期に、大和が45000t戦艦では無いと判明した場合
    1947年4月
    沖縄に向かう第二艦隊の前にモンタナが出現する可能性は・・・ゼロでは無いね

    SUDO

  9. ↑3、弾着観測をヒコーキでやらなきゃならんのは、水平線を越える射程距離の砲が出始めたので、光学照準も糞もなくなったからだと零式観測機の本に書いてありましたが如何。アメリカでもSOナンバーの水上観測機を作ってますし。
    Schump

  10. 水上見通し線は、3550m*るーと(h1+h2)だそうです
    hとは視点の高さで、50mの高さから見ると
    対象の頂点高さ50mなら、約36Kmで見えるって事ですが
    この場合、マストとかの先端が水平線の上に出てくるだけですから
    敵発見を報じることは出来ても、正確な弾着観測は極めて難しいと思われます
    見通し線の問題はレーダーでも同じです

    対策は、見張り所(視点)の高さを増すしか無く
    やはり観測機が最良の手段でしょう

    観測機は目標に接近して弾着観測するのが仕事ですが
    敵艦の高角砲射程外に居ても、高度を取れるのでそれなりの観測は出来ます
    極論すれば、遠近さえ判れば充分

    SUDO

  11. →10.この3550って言う数字は、電磁波が完全に直進するとした場合の数字ですね。実際には大気の屈折により可視光線なら3800強、電波(レーダー)なら4000以上の数字が使われているようです(条件によるんですけど)。
    (N)

  12. 観測機の仕事は意外と複雑です。通常3機で一組となり、弾着、距離測定を主とする主観測機と方向測定と主観測機の援護、見張りを担当する副観測機、そして測的機の3機で仕事をするのです。それぞれ、副任務としてお互いの役割をカバーしあうことになっていましたが、このように観測機の仕事は大袈裟、いや、複雑で、実戦で円滑に運用するには搭乗員の不断の努力と激しい訓練を必要としたことでしょう。
    BUN

  13. ↑理想はそうでしょうけど、そんなの実際に出来たのかな?

    取り合えず、母艦と異なる位置から観測するだけでも効果は大きいと思う

    SUDO

  14. それと、もう一つ →10. ルート(h1+h2) ではなくて ルートh1+ルートh2ですね。ですから見とおし距離Lは
    L=k*(ルートh1+ルートh2)
    となります(ここでkは前述の定数)。この式は、高度h1、h2が地球の半径に対して充分に小さい場合の近似式ですが、高度100kmぐらいでも誤差は0.5%ぐらいですから、飛行機の飛ぶ高度ぐらいなら問題なく使えます(それよりも大気の条件による差の方が大きいでしょう)。
    (N)

  15. げ、恥ずかしい間違いしてますね(;_;)

    であ、便乗質問(^^;;
    定数を38程度として、戦艦の前楼ってどのぐらいの高さなんでしょ?

    SUDO

  16. 方位盤の高さはだいたい40mで、32000m位まで見えるはずですよね。どんどん高くしてもそう遠くまで見える訳でもないようですね。
    BUN

  17. むう、やっぱりそんなもんですか>ありがとうございます

    せいぜい25Kmぐらいですね>水平線

    SUDO


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