QQCCMMVVGGTT
| 290 |
誰か教えて、眠れない。4時すぎてしまった。16世紀の帆船派どのくらいノット数が出るのか教えてください。日本からヨーロッパまで何ヶ月ぐらいでしょうか。どうでも良いことですが、教えてください。 k-s
|
- シド・マイヤー先生の「Pirates!」の表記を信れば最高速度は風の状態によって
異なりますが4-7kt程度ですね。日本←→欧州を1万6千哩と仮定して、4ktで4000時間。
概ね167日ですが途中の寄港による時間ロスと風がそんなに都合よく吹くわけが無いのを
勘案すると最低でも240日程度はかかるのでは無いでしょうか。
大塚好古
- 帆船は風次第なので何ノットなんて基準はあんまり意味ないんじゃないですか。風向きは季節によって変わるから「日本からヨーロッパ」まで行くのも何日とは言えないと思いますよ。
かな
- ↑正論には違いませんが、そう言い切ってしまうと実も蓋もありませんよ。質問者の方だってあくまで目安を聞いているだけですし(^^;)
ささき
- 帆船はすべて風次第、といった呑気なものではありません。後期にはけっこう高速で、安定した航海を行なっていますよ。しかし、16世紀というと、まだ、カタロニア船等の時代ですから、一本マストと単純な帆装ではやっぱり呑気な航海だったでしょうね。
BUN
- 身も蓋もない回答その2
「ノット」って単位は、17世紀頃に天体観測航法がやりやすいように採用された
距離(速度)の単位なので16世紀の頃にはまだ存在していないんですよ。
だから16世紀の航海記録に「何ノット」なんて記述は出てこないし、当時の航海
は目的地までの直行便じゃなくて途中途中で休憩しながらだから、航海日数で
判断するのもなかなか難しいのです(せいぜい平均速力ぐらいですよね)
風速何mの時に何ノット出るか?なんてのは復元船でも作って実際に走らせてみ
ないと分からないです。
佐藤利行2000
- 16世紀には既にガレオン船が登場しているので、既に帆船としては完成の域に近いです。これならあらゆる方向からの風を活用はできると思いますが、やっぱり風次第でしょう。どう考えても強い追い風が吹いた方が都合がいいし、日本ーヨーロッパのような長旅だと貿易風とかの季節風をうまく使いこなす事が重要になるそうです。
かな
- 16世紀の航海日誌はリーグ表記で距離が書いてある場合が多いので一応の換算は出来ます。
ただし、当時の海図と時間が決して正確ではないので正確な数字は出せず、あくまで
目安しか出せませんけど。
大塚好古
- 参考までに、1613年に月の浦(宮城)から出航した支倉常長の遣欧使節の船「サン・ファン・バウティスタ」の場合、太平洋を横断し、途中、現在のロサンゼルス付近に寄港しメキシコのアカプルコにたどりつくまで90日かかっています。
最も、これはうまく偏西風や海流に乗り、ほとんど風待ちもなく進めたからかもしれないが。
アリエフ
- 19世紀後半になりますが,帆船史上最速で有名な「カティ・サーク」は最高17.3kts,シドニー→ロンドンを最短71日。ライバルの「サーモピレー」は同航路を最短79日,ロンドン→オーストラリア(メルボルンやシドニー)を平均69日,中国(上海や福州)→ロンドンを平均101日だったそうです。普通のクリッパーではこの3割増し位の日数だそうですが,16世紀のガレオン船だとこの3〜5倍位ではないでしょうか。
isi
- カティサークで調べたら「カティサーク世界帆船レース」ってのが定期的に
開催されているそうで、こいつの速度記録(レースってぐらいだからあると
思うのだけど)を調べれば、風任せの帆船の速度がタイプ別で何ノットぐらい
出せるもんか分かるかもしれません。
http://cuttysark.mediagain.co.jp/contents/98/contents/6/index.html
(帆のタイプでクラス分けされてます)
佐藤利行2000
Back