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441 現在のアメリカ機動部隊についてですが、対艦ミサイル飽和攻撃に対するためにイージス艦を装備してますが、現実には一個任務部隊(空母1隻が基幹として)どの程度までの攻撃に耐えられる(と想定している)のでしょうか?また現実にはまずありえないんですが空母任務部隊同士(同戦力)が正面からぶつかり合ったとするとどんな展開でどんな結果になると思われますか?ww2時とずいぶん違いそうに思うのですが。
taka

  1. 1個任務部隊には,大体3隻程度のイージス艦が配備されます。
    1隻タイコンデロガ,2隻A・バークとすると,
    同時対処可能目標数は,24+2*18=60目標。
    これが基本となるでしょう。
    これに加えて個々の艦のポイント・ディフェンスがあり,
    当然艦載機によるエア・カバーがあります。
    現在の米任務部隊は,同時に100発以上のミサイルによる同時攻撃にも
    十分対処可能かと思います。
    ていうか,そもそもイージスの開発動機が,旧ソ連が演習で見せつけた飽和攻撃
    (記憶モードですが,確か数分以内に,100発以上のミサイルを目標海域へ着弾させた)
    への対処ですから,この位の能力はもっててしかるべきですが。
    勝井

  2. 対艦ミサイルとは関係ないのですが、空母機動部隊が恐れていたのは
    潜水艦から発射される魚雷ではないでしょうか?
    例のウェーキホーミングの・・・
    takukou

  3. やはりそれくらいですか。で下の方にある機動部隊による決戦が起こったらどうなるでしょうか?これは議論ボードの方が向いてるかな?
    taka

  4. といいますか、「空母任務部隊同士(同戦力)が正面からぶつかり合う」
    といったシチュエーションが少し現実と乖離しすぎているかな?と思える
    のですが?
    冷戦時(が継続していたとして)の
    米国vsソ連とか英仏vsソ連
    フォークランドの
    英国vsアルゼンチン
    なんかの組み合わせはまだ実現性があったのかも知れませんが、それでも
    同戦力とはいかないでしょう?この機動部隊を支援する他の部隊も重要な
    ファクターでしょうし。
    takukou

  5. それは承知の上での質問だったんですが..。
    僕の考えは空母機動部隊の防御は協力であると言われてますけど、対艦ミサイル100発の同時迎撃能力って言うのは実はたいしたことがないんではと思ってることにあるんです。例えば時期支援戦闘機F2では最大4発のASMが積めるわけですが、こいつを36機(二個飛行隊)で単純に144発ぶち込めるわけで、護衛にF−15を同数程度つければ一個任務部隊くらい壊滅できるんではと思うんですよね。そう考えると空自が全力出撃をかければ空母の2、3隻は相手にできる(先制攻撃が条件ですが)と。これは自衛隊が意外と強力なのか、空母機動部隊の防御力の想定が小さすぎるかと思うんです。
    でそれで思ったのがかなり思考が飛びますが、空母機動部隊同士(米軍以外の空母と米空母がぶつかっても結果は見えてますし..)が全力でぶつかるような状況です。だいたい100機程度の航空機を運用しているので上の例の戦力に近く、もし米軍がこういう状況を想定しているのであれば演習とかやってるかなというのと、もしやってなくても皆さんがどう考えているのか聞きたいと思ったわけです。
    僕が思いつく状況は2つでひとつは先制攻撃が圧倒的有利、つまり敵の攻撃を防ぎきれない。
    もう一つは事実上奇襲は不可能だから完全に迎撃可能、つまり先に手を出したほうが航空戦力に壊滅的打撃を受けてしまうのでそれを知っているものは手が出せず最終的には水上艦の対艦ミサイルの射程内での殴り合いのようになる(場合によっては砲撃戦の可能性も・・・)。
    ということで、どちらかが間違っているのですが自分には判断がつきません。
    でいろいろ意見を聞いてみたかったんです。
    長々書きましたがよろしければレスお願いします
    taka

  6. 100発に引きずられすぎですね
    対艦ミサイルの発見距離を50-30kmとした場合
    亜音速なら200秒の迎撃時間が有ります
    情報共有が完全で迎撃目標の仕分けも完璧なら
    SM2搭載艦が4斉射、SM1搭載艦で3斉射が可能だと思います
    現在の米艦隊は大半がイージスに移行してるので
    空母任務群の護衛艦艇構成は
    スプルーアンス級1-2
    タイコンデロガ級1-2
    アーレイバーク級2-3
    その他SAM搭載艦1-2ってところでしょう
    タイコとバークで1斉射60発処理として、最大4回で240発
    ミサイル艦が1斉射で2-10発処理で、最大で40発
    以上が中距離防空システムが防げる最大値です
    次に、各艦艇の主砲、CIWS、PDMSが、まあ20発として
    最善の状態なら300発までは阻止できると思います(あくまでも最善の状態)
    実戦レベルでもこの半分は期待できますから150です

    また、例に上げられていた航空自衛隊の支援戦闘機群ですが
    指摘の通り、空自が異常というか特殊なんです
    他国の攻撃機が地上攻撃主体なのに対して
    空自のは往時の陸攻と同じで、対艦攻撃機ですから

    あれだけの対艦ミサイル運用可能な戦術攻撃機を投入できる国なんて
    他には殆ど無いと思って頂いて結構です
    っていうか、対艦ミサイル運用能力を持った戦術攻撃機ってのが珍しい
    つまり、イージスを含む、空母機動部隊の防空能力とはとても大きいのです
    西側空軍としては、数量も質もトップクラスの空軍である空自が、全力で
    約160機の、F-1とF-4EJ改を全部ASM装備にして500発ですから
    2個空母群を仕留めるのがやっとでしょう

    これは超絶シースキマーだから期待できるので
    例えば、旧ソ連軍の爆撃連隊だと
    鈍重で大型な爆撃機は迎撃機に阻止されやすく
    発射成功ミサイル数が少なくなりますし、実際搭載数も少ない
    更に、対艦ミサイルが大型で比較的高い高度を飛ぶのでその速度を考えても
    対空ミサイルの迎撃効率および斉射回数は増えるでしょうから
    ソ連軍のその方面に展開する爆撃機の全力でも投入しないと
    空母に何のダメージを与えられない可能性も有るでしょうね

    ただ、見ての通り不確定要素が多々あるので
    それをどう活用するかが全体的な鍵になるでしょうね

    SUDO

  7. 1個任務部隊といっても、必ずしも空母1隻、イージス3隻程度での編成とは限りません。
    アメリカは日本のように潜在的実力が高い国を相手にする気なら、簡単に編成を変えてくるでしょう。
    まして今後ますますイージス艦の数、増えてくるんです。
    CG+DDGの数、全艦就役すれば60隻以上にもなりますから、各任務部隊に最低でも5隻あて配備できます。
    ですからどんな国相手でも米任務部隊は鉄壁の防御陣を敷くことができると思います。
    勝井

  8. う〜む、しかし、空自がASM百発も持ってるのか?怪しい(^^;;
    takukou

  9.  ロシア製の超音速対艦ミサイル各種という厄介な要素を考えた場合はどうでしょうか?大型、高価ではありますが、もっとも新しいのはマッハ2〜2,5以上(低高度飛行能力はどの程度かわかりませんが、スピードは変わらないそうです。)、もっとも初期の物でもマッハ1,6。射程も炸薬量も多い。最近はシステムも洗練されてきているようですし、イージスシステムをハンズオフにしていても対応が難しいのでは?
    tomo

  10. 米海軍のトムキャット+フェニックス(+ホークアイ)、それに加えてイージス艦という防空体制は、それに対応するためのものだったのですから、まったくお手上げと言うこともないでしょう。
    (N)

  11. ↑↑ 少し前に此処で話題になりました。
    ハイダイブの奴(SS-N-12とかSS-N-19とか)だとまぁ余裕、
    低空超音速飛翔(SS-N-22なんか)だと一寸問題かな?てな
    具合だったかと。
    しかしSS-N-22が脅威といっても絶対数が少ないのでどうで
    しょうか?
    takukou

  12. すいません。勉強不足でした。
    tomo

  13. ↑↑ 少し前に此処で話題になりました。
    ハイダイブの奴(SS-N-12とかSS-N-19とか)だとまぁ余裕、
    低空超音速飛翔(SS-N-22なんか)だと一寸問題かな?てな
    具合だったかと。
    しかしSS-N-22が脅威といっても絶対数が少ないのでどうで
    しょうか?
    takukou

  14. ありゃ、2重になってるよ〜 消してぇ
    takukou

  15. 上の話から考えると米空母部隊を航空攻撃(当然SSMも)でしとめることは事実上不可能で空母機動部隊同士が激突してもお互い搭載機を消耗し尽くして引き分けになりそうですね。
    となると空母機動部隊の最大の脅威は潜水艦ですか?それ以外に脅威となりうるものとか致命的打撃を与える方法はあるでしょうか?
    taka

  16. ただ、戦の舞台が敵国のホームグラウンドだと言うことに留意する
    必要もあるかとは思います。
    なんなれば、潜水艦、航空機、大小水上艦艇と多種多様なプラット
    ホームから。しかも、潜水艦は地元の利を有効に活用できるでしょ
    うから、いかな強力な空母機動部隊とはいえ一矢報いることも可能
    かも知れません。
    下手すればAEW機やASW機の行動もかなり制限される可能性もありま
    すし。
    また、例えば、「レッドストームライジング」で見られるダミーの
    ミサイルを多数打ち込むとかの作戦面の考察も要るでしょう。

    あとは、核兵器でしょうか?
    SS-N-19やSS-N-12の弾頭は数発に一発は核であったそうですから。
    より有効な運搬手段としては弾道ミサイルの戦術目的使用が考えら
    れますが、なにせ固定目標では無く移動目標ですから、探知したと
    しても終末誘導がネックとなるでしょう。まぁ、直撃の必要は無い
    のですが。
    この場合、核攻撃→精密な通常攻撃で止め。という流れになるのか
    な?
    takukou

  17. そういえば、SALTに引っ掛かったヤンキー級に戦術用弾道ミサイルを
    載っける、というのはどうなったのかなぁ?(「冷戦期のソビエト潜
    水艦」を見れば一撃なんだが)
    takukou

  18. ↑ SALT規定は短射程のSLBMを搭載しているSSBNでも規定に入ります(HOTEL級が解役されたのはそれ故)。
    条約の保有上限により解役されたYankee級のうち数隻は戦略SSGNともいうべきYankeeーNotch
    (及びAndromeda)改装を受けて再就役しましたが、冷戦の終結に伴い退役しております。
    なお、一時期言われた「戦術SLBM」構想はソビエト部内でも1970年代初頭に崩壊しております(SS-NX-13 Enigma)。
    大塚好古

  19. ↑ なるほどそうでしたか、有り難うございます。
    ポルマーの本には「終末機動距離30マイル」とか書いてたんですが、
    やはり、終末誘導が巧く行かなかったのか?SALTの枠を有効に使い
    たかったのか?
    (しかし、○塚さん、最近ワタシの球拾いに徹してくれて・・)
    takukou

  20. ↑ 技術的困難とSALTの枠を最大限に戦略兵器に割当てたいという思惑、あとは対空母用攻撃兵器として
    Type65/SS-N-19の実用化に目処が立ったのも影響しているでしょうね。
    大塚好古


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