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528 懲りずに日本語と礼節を研磨しつつ質問していきたいとおもいます。
太平洋戦間期のドックの船渠スケジュールについてなにか資料があったら教えてください。
翔鶴型を建造せず雲龍型を建造したのは 1、大型空母を造るドックがなかったから
2、機関をつくりずらい 3、必要鉄量÷搭載機数の比率がよい 4、数を造れば魚雷4発ですぐ沈まない。などだと思っているので。

  1. ↑の2、は翔鶴型の機関が造りずらかったという意味です。 前置きしてこれでは先がおもいやられる・・。
    質問者

  2. スケジュールについては、かなり面倒ですが、各々の艦艇の建造期間、修理期間なんかをつき合わせていけば、ある程度までは把握できるでしょう。
    それ以外には、各々の造船所の百年史みたいなのをあたれば良いかと思います。

    日本語の研磨に協力させていただくなら、翔鶴云々は、もう一つ質問を立てるべきでしたね。
    とりあえず2と3は正解です。
    1も確かに正しいのですが、翔鶴か雲龍かの問題とは少々次元が異なるでしょう。
    4についてはいささか意味の把握に苦労してます。
    魚雷4本食らえば大抵の空母は沈みますよ。翔鶴は確か3本命中で撃沈されてます。

    ともかく、雲龍を優先させたのは、建造が比較的容易だったから、容易なように設計されたからってことです。
    主機は後期の艦など駆逐艦の流用ですし、機銃の銃座など、直線を使えるところはできるだけ直線として、工数の減少を図ってます。
    もっとも雲龍でさえ、世界の艦船の言葉を借りれば「もっと小型、建造の容易な空母で代替されるべきだった」空母です。
    量産可能な空母の小型化を雲龍をもって限界とせざるを得なかったのは、当時の日本の技術力の限界ではありましょう。
    勝井

  3. 「小型」と「建造が容易」つうのはまた別問題だとおもうんだけどなぁ?
    あと、小型な空母ってのは使い難いんじゃないですか?いろんな面で。
    tackow

  4.  同感です。理想型空母であれ以上小型化することはできないと思います。既存の理想型空母で一番小型の物を選んだ結果ではないかと。(蒼龍の改良型だから、ちょっと大きくても飛龍の方を選択。)また、金が無い中で数をそろえる事が優先された事ができるだけ小型のものを選んだ理由ではないかと思います。
    tomo

  5. >量産可能な空母の小型化を雲龍をもって限界
    実用に耐える最小の空母としては雲龍が限界であった,という意味で世界の艦船別
    冊「日本航空母艦史」に記述があったと記憶しております。
    カタパルトの装備、折りたたみ機構の大幅な活用による搭載機数の増加があれ
    ば、雲龍より小さな空母でも艦隊戦力足り得た,というようなニュアンスですよ
    ね。現実にそれが実現できないわけですから雲龍級量産は至極当然の気がするので
    すが。



  6. 雲龍が実用上最小の艦型かどうかは留保すべき事柄だと思います。
    また、雲龍型が量産に向いていたというのも疑問です。勝井山の言うような簡易化は葛城あるいは更にそれ以降の笠置あたりから実施されていることで、雲龍は勝井山の言うような角型の銃座等の採用はごく一部に限られており、ほぼ飛龍のままの状態と言えます。エレベーターの減少等は工事簡易化に貢献していると思いますが、これも搭載機数に対しての妥当な変更なのでしょう。
    要するにあの時点で飛龍型の設計を流用するのが時間的に最も合理的との判断がなされたのであって、飛龍が造りやすい艦型であったということは有り得ない、と思います。
    BUN

  7. そうですね、例のミッドウェイ後に航空本部から出された意見書を読む限り
    では、戦時急造空母としては雲竜型(あるいは改雲竜型)では高級過ぎると
    認識されていた様ですから。

    ここで、「実用上最小の艦型」として良いのかどうかは判りませんが、運用
    側の意見としては、飛行甲板の大きさを230m×27m以上としているの
    が目に付きました。
    新型の「烈風」や「流星」を意識したものでしょうが、雲竜型よりも長さが
    若干長いですね。
    tackow

  8. 1:
    雲龍より大きな艦(長い)ってのは
    翔鶴級、大鳳、大和級ぐらいです
    反対に言うなら、雲龍を造れるドックなら、たぶん翔鶴サイズも造れる

    2:
    これはイエスですが
    雲龍に使った機関も製造困難です
    葛城以降の駆逐艦主機流用はそれが原因ですが
    この駆逐艦主機も量産性が問題になってます
    駆逐艦の船体建造速度に見合ってないという事で
    空母に流用した場合の建造製造速度の兼ね合いはどうなのか不明ですが
    造り易いとはいえなかったでしょうね
    つまり、雲龍型は建造難易度は高いと思われます

    反対に言うと、船体だけ簡易化したところで
    機関が間に合わないのだから、雲龍の船体簡易化なんぞ
    大して意味は無かったのではないかと想像します
    BUNさんが言うように葛城以降の簡易化ですが
    駆逐艦主機の採用による、タイムスケジュールの短縮があって
    意味を持ってくるのでは無いかと思います

    3:
    基準排水量で見ると
    雲龍は17,000tで57+8で、常用1機で約300t
    飛鷹が24,000tで48+5、500t/機
    瑞鳳が11,000tで27+3、400t/機
    翔鶴は25,000tで72+12、350t/機
    確かに、効率で見ると良好に感じますが

    主機出力で考えると
    雲龍:152,000馬力、2,666馬力/機
    飛鷹:56,250馬力、1,171馬力/機
    瑞鳳:52,000馬力、1,925馬力/機
    翔鶴:160,000馬力、2,222馬力/機
    建造に一番困難なのが主機であることを考えると
    改造空母比較はともかく、翔鶴よりも馬力効率は悪いですね
    ちなみに葛城だと104,000馬力で常用51機ですから、2,039馬力/機となり
    極めて良好な数値になります

    つまり、真剣に量産を考えるなら
    雲龍ではなく葛城の建造が望ましかったのですが
    そういった真剣な対応が充分にされず、雲龍建造になったと想像します

    また、最低サイズが雲龍だったのかどうかには疑問も感じます
    97艦攻を隼鷹や龍驤が使っているのです
    前者は飛行甲板210.3mで25ノット
    後者は飛行甲板156.5mで28ノット

    97艦攻と比べて
    天山は、翼面荷重で1.4倍、馬力荷重は1.3倍
    流星改だと、翼面1.7倍、馬力荷重は1.15倍
    単純計算で、必要な離陸速度は
    天山で1.18倍、流星改だと1.3倍ですが
    馬力から考えて、天山なら、97艦攻を使える空母なら、まず大丈夫でしょう
    雲龍の建造策定時に流星改の性能が判明していたとは思えないので
    天山が使えるかどうかで考えれば、龍驤でも大丈夫って事です
    つまり、最低限度の性能とは
    28ノット150mで、なんとかなるのです(勿論ギリギリだと思いますが)
    瑞鳳が当初の180mから195mに甲板延長したように
    200m28ノットは欲しいとは思いますが、反対に言うなら、そこが最低レベル
    雲龍の256m/34ノットは、明らかにオーバースペックでしょう

    SUDO

  9. あ、上ミスった
    雲龍の甲板216mだった(爆)

    SUDO

  10. (改)大鳳級を造るのだったら、並行して翔鶴級は造らないでしょう。
    (N)


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