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576 新幹線のトンネル崩壊事故対策として、トンネルのコンクリートの表面を金槌で叩き聴診器で反射音を聞く様子をテレビで見ましたが、X線や超音波による非破壊検査法が実用化される以前、軍艦でも目視による確認に加え、金槌で叩いて装甲等の内部の異常を調べていたのでしょうか。また、この方法で装甲内部の金属疲労はどの程度わかるものでしょうか?
アリエフ

  1. 装甲内部の金属疲労は問題にならないのでは? 
    BUN

  2. 疲労を起こすと硬くなるかんね。微妙にハーモニックが違う。
    溶接部分にひびが入るとビビリ音するし。


    sorya

  3. 坂井三郎氏「零戦の真実」に戦艦霧島乗り組み時の思い出として、艦底に潜り込んで「錆落とし」作業をやらされた事があるがまるで壁土のように錆が層をなしていて、ハンマーで叩くと「ドサッ」という鈍い音とともに大量の錆が落ちてくるような状態だった、という記述がありました。
    ささき

  4.  材料を金槌で叩いてわかるのは、正確には(金属)疲労などで生じた欠陥(亀裂)です。健全な状態での音がどういうものかがわからないと、叩いた音を聞いてもわかりません。金槌でカンカンと材料を叩いて、音が変わった部分があったら、その近辺に欠陥があることがわかりますし、以前と音色が変わっていると、疲労亀裂などが大きくなっているかどうかを知ることが出来ます。
     人の耳に頼る検査法なので、検査を行う人間の熟練度によって、正確さや作業効率が大きく変わります。しかし、金槌があれば出来る検査法なので、現場では便利と思います。
     こうして目安をつけた後、X線や超音波探傷などで、欠陥を正確に把握することになります。
    小笠原


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