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大気独立型推進機関(AIP)を海上自衛隊でも研究していると聞きました。
(前にあった質問でも少し触れられていました)
水中でも燃料を使って動かせる推進機関と聞くと、潜水艦にとっては画期的な
ものだとおもえるのですが、実際のところ、どの程度使い物になるのでしょうか?

「充電池とほとんど変わらない」
「無いよりあったほうがいい」
「原子力推進と比較すれば貧弱だが、それでも従来の充電池&ディーゼルに比べると画期的」

なのでしょうか?

それと、もう一つ。AIPがあれば、燃料があるかぎり潜水しつづけることができるのでしょうか?

アオキ

  1. 「原子力推進と比較すれば貧弱だが、それでも従来の充電池&ディーゼルに比べると相当いい」
    ぐらいでは? 「ほとんど変わらない」「無いよりまし」ぐらいなら、わざわざ搭載しないでしょう。
    で、現在実用段階にある燃料電池型にしろ、スターリング機関型にしろ稼動するには酸素を必要とするので、燃料があっても酸素が切れたら水中では使えなくなります。
    (N)

  2. 回答ありがとうございます。

    もしかすると、充電池+ディーゼルに加えて、予備機関としてAIPを使うのかなぁ、という可能性も想像していました。メインエンジンとして、つまり、AIPだけで推進する軍用潜水艦ができる、と考えていいのでしょうか?(そもそも予備のエンジンを搭載するスペースは無い?)
    調査用潜水艦にAIPを使う話は他のWEBページに載っていたのですが、高出力が必要であろう軍用潜水艦でメイン機関として使えるのかなぁと悩んでいました。

    酸化剤は必要でしょうが、もちろん、タンクか何かで潜水艦内に持ってるんですよね? 酸素補給のために浮上してたらAIPじゃないでしょうし。
    燃料(と、たぶん酸化剤)の補給するとき以外は、常時潜水できるものと想像しています。これは正しいでしょうか?

    アオキ

  3. 現在のところAIPは、在来型機関に追加の形で搭載されています。
    「軍事研究'00/06」や「世界の艦船'00/09」に記事がありますのでご参考にして下さい。
    (N)

  4. 情報ありがとうございます。
    「世界の艦船」は本屋でときどき見るのですが、この号は見ていませんでした。

    http://www.ships-net.co.jp/detl/200009/indexj.html

    ●特集〈1〉AIP潜水艦の動向
     AIP潜水艦 その現状と将来……岡部いさく
     AIP潜水艦全タイプ……多田 智彦
     AIPのメカニズム……野木 恵一
     どうなる!? 海上自衛隊のAIP潜水艦……余田 計
     AIPの元祖 ワルター機関の顛末……阿部 安雄

    サブタイトルを見ると、まるで今の私の疑問に答えるために書かれたようなもんです(^_^;)。旬の話題なのかな?早速注文しました。

    軍事研究のほうはバックナンバーを手に入れる方法が分からないのですが、いずれ手にいれたいと思います。

    こんなこと、どこに質問していいか悩んでいました。いい所だここは・・・。

    アオキ

  5. 少々訂正:AIPの記事が掲載されているのは「軍事研究」2000年4月号です。
    バックナンバーの購入方法(同誌から転載):バックナンバー購入希望の方は、最寄りの書店か、または当社へご注文ください。ご注文は郵便振替か現金書留で、住所・氏名・「軍事研究何年何月号」と、明確にご指定の上お申し込みください。本誌定価は930円(97年4月以前880円)、送料は1冊100円。2冊150円。3冊200円。郵便振替00110・8・20047
    yuji

  6.  ううう、どうしてAIPの記事って必ず世界最初の実用AIPであるクレイスラフ機関を
    無視するんだ…(独り言)。
    大塚好古

  7. そう、軍事研究は4月号ですね。すみません。
    (N)


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