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690 潜水艦の動力源として、半導体利用の原子力電池
みたいなものは考えていないんでしょうか?
ペースメーカー用に実用化したなんて話を昔聞い
たことがあるんですが・・低速の巡航用なら液体
酸素よりか安全じゃないかと・・。

fanfan

  1. 潜水「艇」ならば昔、海洋科学技術センターが構想を「世界の艦船」に
    載せた事がありました。

    でもその4年後、見学に言ったときに聞いてみたら「えええっ、そんな企画
    通りませんよ」と逆に驚かれた……^^;

    効率が悪いし重いので、多分無理だと思います。
    >潜水艦への適用
    たかつかさ

  2. 便乗ですいません。
    原子力電池って衛星なんかにも積まれてる奴ですよね。
    どういう原理のもんなんでしょうか?
    taka

  3. 放射性同位元素が自然崩壊する際に発する熱を利用して,熱電対で発電するシステムだそうです。
    虎ノイ

  4. 熱電子発電(Thermionic Generation、熱電子放出を利用した
    発電方式)技術に関して、ロシアは、世界で最も進んでいると
    言われている。小型軽量で稼働部分がなく、いわゆる宇宙用
    の原子力電池「トパーズ2」として実利用されている。

    米ウィスコンシン大学のジェームズ・ブランチャード教
    授らは髪の毛の太さほどの原子力電池の開発に乗り出した。
    放射性物質が自然崩壊する時に出すエネルギーを利用して
    電気を起こす。ペースメーカーなどの携帯型医療機器や制
    御機器の微少センサー、超小型ロボット用の半永久的動力
    源として利用可能という。開発する電池は縦横60−70
    マイクロ(1マイクロは百万分の一)メートルの大きさ。
    宇宙線や人工衛星が積んでいる原子力電池と同じ仕組みで、
    プルトニウムなどの放射性物質が自然崩壊する時に出す熱
    や放射線をエネルギーに変える。電池から出る放射線はコ
    ンクリートの壁から普通に出ている量よりも少なく健康へ
    の影響はないという。

    19.放射線発電技術

     モスクワ近郊TroiskにあるTRINITI(原子力省傘下)は、
    核融合、レーザー等の研究で知られるが、この研究の一環と
    して、薄膜状人工ダイヤモンドの合成を行っている。 同研
    究所は、目下、ISTCプロジェクト#606として、放射線を電力
    に直接変換する技術開発を提案中。放射線によりガスを励
    起して紫外線を発生させ、ボロン等をドーピングしてバン
    ドギャップを大きくした薄膜ダイヤモンドで光電変換し、
    発電を行う技術である。放射線を熱源として利用する従来
    の原子炉による発電方式に比べて、安全、効率面で優れ、か
    つ小型化も可能。例えば、10kWの発電容量のものは、体積10
    リットル、重量100kg程度になると試算されている。本研究
    は、まだ基礎研究段階であるが、当面、宇宙探査衛星の新型
    電池等として期待されている。

    この新型電池だったら、5トン程度のユニットで500馬力
    くらいになりますね・・。音とかシールド関連がちょっとど
    うなるのか??探してみると面白いです(笑)。


    fanfan

  5. 通常動力艦の未来の動力源として研究されるかもしれませんが、当分は燃料電池orスターリング機関でいくんでしょうね。(静粛性なら燃料電池の方が優れている?)

    ところで潜水艦の蓄電池って鉛ですか?
    次期海自潜水艦にはマンガン系リチウムイオン電池を使ってもらいたいものです。(市販レベルで150W/kgぐらい)
    ガンヘッド

  6. ↑基本的に鉛蓄電池です。昔のソ連艦等では銀亜鉛型が使われたこともありますが。

     ところで質問。リチウム電池って海水が触れた場合、問題ないんですかね(^^;。なんか
    やばそうな気もするんですが。あと動作温度は大丈夫なんでしょうか…。
    大塚好古

  7. リチウムイオン電池そのものは水に入れても支障はありません。
    (過電流防止などの安全回路が壊れる可能性はあります)
    問題なのは電解液として有機溶媒を使用している点にあり、電池を加熱した場合に引火、
    爆発する可能性があります。(リチウムも加熱すると危険です)
    電解液を危険性の小さい水溶液にしたものもありますが、これはリチウムイオン
    電池の特徴の一つである高電圧が得られないため、動力用には適していません。

    動作温度はだいたい-20〜60℃というのが一般的なようですが、
    中には-20〜175℃とか-55〜75℃といったものもあるようです。
    PT


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