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763  潜水艦(通常動力、原子力とも)の船殻は高張力鋼だったと思いますが、その表面には塗料以外にさらに何か貼ってあるんでしょうか?(吸音材とか)
 何故こんな質問をするかというと、サメ関係の書籍で、原子力潜水艦にサメ(ダルマザメ)が囓り付いた記録があると読んだことがあるもんで・・・
ブラック・タロン

  1. 思いっきり吸音タイルが貼付されてます。
    特に旧ソ連の潜水艦はその剥離状況がよく観察でき、
    どの部署にどの程度の密度で配置されてるかが非常に良く分かる良い資料となってます(笑)
    勝井

  2.  防音タイル等が貼ってあります。
     これらは各国とも最高機密としていますが、原子力潜水艦クルスクの事故の際、救助隊のダイバーによって世界中に映像として放映され、ロシア海軍はかなり慌てたそうです。
    二式砲戦車

  3. サメの肌はおろし金みたいですから吸音タイルくらいなら傷つけられるんでしょうね。
    サメ肌ついでに、ヨットや水着で効果が実証された「サメ肌効果」ですが、潜水艦の吸音タイルにサメ肌がついた物って開発されているんでしょうか?
    ガンヘッド

  4. >サメが噛り付いた
    サメは海中電位差を検出する器官を持ち、筋肉収縮によって発生する電位差を辿って逃げる獲物を追う性質があるそうです。その潜水艦の船体からも微少な電気が漏れていたんでしょうね。
    ささき

  5.  皆様回答ありがとうございます。
     吸音タイルは重要軍事機密とのことですが、サメの歯で囓り取れるほどヤワな材質とは思えない・・・(;^_^A

    >4
     サメの鼻面には、『ロレンチーニびん』と呼ばれる電位差や磁気を感じ取る感覚器官が多数集中していて、これを使って獲物を追ったり、自分のいる方角や位置を知ることができるそうです。
     T字頭でお馴染みシュモクザメは、その頭の形故にロレンチーニびんの分布面積が広く、より正確に獲物を探すことができるとか。

     ちなみに、原潜に囓り付いたというダルマザメ(全長50cmほど)は、普段はイカ等を食ってるそうですが、アイスクリームをスプーンで掬うように肉を丸く囓り取れる特殊な歯を持っていて、カジキやマグロ、クジラ等にも食らい付くそうです。

     ・・・原潜の話なんだかサメの話なんだか(;^_^A
    ブラック・タロン

  6.  クルスク号を調査したノルウェーのダイバーが撮影したビデオ映像で,表面に貼られてた吸音タイルを見ました。ぱっと見には普通のゴムでしたよ。あれなら,サメでも囓りとることができるかもしれません。サメの歯って,すごく鋭利ですからね。ナイフみたいな物です。もっとも,サメの種類にもよるでしょうが。
     それと,このダルマザメって,英名をクッキーカッターシャークと言うんじゃなかったでしょうか? 僕も,このクッキーカッターシャークが,原子力潜水艦の表面を囓るという話を,『サメ・ウォッチング』(スプリンガー&ゴールド著 平凡社)という本で読んだことがあります。
    ツカドン

  7.  MacのSherlock2でいろいろ検索してみました。
     ダルマザメによる原潜襲撃事例(笑)として、あるサメ関係のHPに載っていた話では、米海軍の原潜のソナーのカバー(ゴム製)を囓ったそうです。

     ダルマザメを英語で『クッキーカッターシャーク』と呼ぶのは、囓った痕がクッキー型で抜いたように見えるからだそうな。
    ブラック・タロン


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