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788 第二次世界大戦後期ではすでに戦艦は航空機の前に破れもはや使い道がないようでしたがこれを役に立つように使う方法はなかったのでしょうか?
富嶽

  1. アメリカは、沖縄戦などで日本軍の強固な陣地を攻撃すると共に、上陸部隊の火力支援のため、戦艦による艦砲攻撃を大々的に実施してますよ。「鉄の暴風」という言葉知ってるかな?そう言えば、戦争末期だが、茨城県の太平洋沿岸(日立、勝田など)の軍需工場にも艦砲攻撃行っていたな。B29による空襲だけじゃないんだよね。詳しくは他の方にお任せします。
    アリエフ

  2. 蛇足説明
    戦艦の使い道
    1.旧式鈍足な戦艦の場合は上陸戦時に準備射撃で敵の砲台等をつぶす。
     上陸が開始されたら、味方の要請に応じてまた支援射撃。
    2.比較的に新しく中速、高速な戦艦ならその船体の大きさを利用して
     対空火器を増設、空母の護衛につく。
     通信設備が整っているため、艦隊旗艦として使用する。
                                以上
    このようなところでしょうか。

                        
    畝傍

  3.  我が国もそうですが、米国なんかでも対水上戦闘用としての用途に用いるつもり
    があったのでは?と思います。
     
     実際、米国はその様な用途に使ってますし、その思想が強かったのでは?
    tackow

  4. そうですね。基本的に米も日本も制空権下の艦隊決戦を最初から考えていたのですから、飛行機で戦艦が撃沈される時代になったところで、戦艦の用法そのものには基本的な変化は無かったように思います。
    BUN

  5. 同感です。
    飛行機で戦艦を撃沈できる時代になったとはいえ、
    それを実際に行うと、
    1隻仕留めるのに相当な労力を必要としています。
    まだまだ艦隊まるごと殲滅するのは困難でしたし、
    艦隊側も急速に対抗手段を身に付けつつありました。
    勝井

  6. 皆さんいろいろな解答をありがとうございます。
    ところで戦艦1隻しとめるのにかなりの数の航空機を使うみたいですけど
    戦艦「大和」を撃沈するときに使った航空機の数と損害はどれくらいのものなのでしょうか?
    富嶽

  7. ↑↑BUN氏の意見は「航空機での艦隊攻撃は大変だ」ということではないのではないでしょうか?
    艦隊を殲滅するのは艦隊をもってしても大変で、困難なことだと思います。

    うまくは言えませんが、参考になるかな、と思う文章がありましたのでURLを記しておきます。
    http://www.hh.iij4u.or.jp/~ikezawa/wb/ship.htm

    「制空権さえとれれば」、戦いの決着をつけるのは航空機でも艦砲でもかまわない、という話です。
    こてらじ

  8. 艦砲を持って敵艦を撃破し、制海権を確保するのが戦艦(Battle Ships)で在るならば、それ以外の使用目的が主任務になった時点でそれはもう「戦艦」とは呼べなくなるのではないでしょうか? 艦載機で持って戦艦から制海権を奪う事は出来ますが、戦艦が艦載機から制海権を奪うことは、ほぼ不可能です。 これが空母って子がもてはやされる原因です。 戦艦の時代は終わっちゃったんですね。
    って事で、使い道無しに一票。 
    tomone

  9. こういう問題を後知恵で論じても仕方がありません。既に結論の出ていることですから、誰にでも正解は判るでしょう。
    しかし、ここで問題にしているのは大戦中に「戦艦の使い道」があったか、ということです。これには当時の物の考え方を考慮する必要があります。当時のものの考え方がどのようなものであったか、によって現代では役に立たないと断言できる戦艦に期待と任務があり得る訳です。
    私は、

    1.事実として、水上戦闘艦としての戦艦の用法とそれに対する期待は、マレー沖海戦以降連合艦隊主力の壊滅まで基本的には変化が無い。

    2.その背景として、制空権の奪取、航空優勢の確立は大艦巨砲主義と対立するものではなく、むしろ大艦巨砲主義の前提のようなものであり、大正時代から空母同士の戦闘の後に戦艦同士の砲戦が発生することは自明の事だった。

    この二点を挙げます。マリアナでも、レイテでも、米戦艦は連合艦隊主力との砲戦に備えており、決戦時には航空戦闘の決着を待たずに敵主力に対して突撃した事実もあります。航空機の発達は従来の戦艦を取り巻く状況をエスカレートさせましたが、だからといって伝統的な戦艦の用法が一気に変貌したのではありません。

    BUN

  10. >9 
     そうなんですよね、米軍はレイテでも、マリアナでも戦艦は独立して使ってる
    し、トラック島なんかでも逃げ遅れた艦艇の掃討に使ってますね。
    tackow

  11. >9/10の意見に同意。実際アメリカはソロモンの戦訓で高速力・大打撃能力を持つ水上艦艇の
    必要性を切に感じており、その結果重巡ではセイレム級の建造に走り、戦艦では高速軽防御
    大打撃力の戦艦(アラスカに非ず)を計画したりしてますからね。米海軍にとっては
    水上打撃部隊の価値は些かも損なわれていなかったと言えるでしょう。
    大塚好古


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