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796 795への回答、ありがとうございます。
度々で申し訳ないのですが、丁字戦法のメリットは
「敵艦隊の進路を妨害できる」事だそうですが、この意味がよく分かりません。
「敵を逃がさない」という意味でのメリットなのでしょうか、それとも敵の進路を妨害することは戦略的に大きな意味があるのですか
モリアオ(♂)

  1. えっとですね
    進路を妨害できるということは
    敵の逃走も妨害できると言う事です
    つまり、それは敵を逃がさないとう結果にも繋げる事が可能です

    ただし、敵の進路を妨害できるというのはあまり正確ではないでしょう
    敢えて言うなら、変針を強要出来るって言うべきでしょう
    そのまま直進した場合
    通常の艦艇ですと火力の半減した状態で戦闘をする事になり不利です
    よって、左右どちらかに舵を切る事が望まれます
    その結果、針路妨害も成立します

    また針路妨害という行為は
    艦隊という単位で戦闘する艦艇では極めて重要です
    広い洋上で、複数の艦艇・戦隊が相互に支援し合って
    有機的に密接に結びついて戦力を発揮するのが艦隊戦です
    進路を妨害されると言う事は
    任意方向への戦術運動が成立しなくなり
    つまりは遠大な戦術運動が頓挫するという意味に直結するのです

    また、艦艇の火力と防御力は限定された距離でのみ発揮可能です
    近すぎたら防御が持たないし、遠すぎたら火力が届きません
    移動とは火力と防御力の最も美味しい範囲に敵を入れる手段でも有り
    それを妨害されると言う事は戦闘効率を大きく損ないます

    つまり進路妨害とは
    逃走や進撃といった戦略的運動にも
    フォーメーション等の戦術運動にも
    また個艦の戦闘能力発揮にも、絶大な影響を与えるのです

    T字で頭を押さえるという行動は
    針路変更を強要すると言うカタチで針路妨害を行い
    結果、自軍に有利な状況を作り出す「戦術運動」だといえます

    そして、この「T字で頭を押さえる」という運動も
    「針路妨害」を受けたら成立しないんです

    SUDO


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