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841 飛龍が艦橋を、艦中央付近とした理由は、何でしょう?
左舷艦首寄りに、蒼龍と同様の一回り小さい艦橋を配していれば、左舷艦橋固有の
乱気流など、実は問題になるほどではなかったのでは?
しゃるほ

  1. 赤城、飛龍の艦橋が艦中央寄りに有るのは、当時の搭乗員からの意見によるものです
    赤城、飛龍があの形になった頃の艦載機は、着艦の際、艦中央部から前方にかけて滑走して降りていました、そのため離着艦の際に前方に何も無い方が良いという意見が多かったため、あのような形になったのですが、後の結果はご存知の通りです
    8bd

  2. 日本空母は舷側の斜め煙突を採用していました

    赤城と加賀が空母に改造されたとき
    片舷にまとめたタイプ(加賀)と
    両舷に振り分けて艦尾に誘導するタイプ(赤城)
    を試しています

    運用の結果片舷に寄せたタイプが運用結果が良好だったようです
    この時は三段飛行甲板のため艦橋は中心に配置できました

    ところが飛行甲板を一段にする際に再び問題が発生しました
    艦橋と煙突を右舷側に配置すると左右のバランスが狂います
    そこで再び2隻で異なる様式を試すことになり
    煙突艦橋ともに右舷寄(加賀)
    煙突が配置されるため艦橋は艦首寄りになります
    煙突は右舷、艦橋は左舷中央(赤城)

    この時と前後して蒼龍級の設計建造が進められており
    蒼龍は右舷に寄せたスタイルが採用されましたが
    赤城の運用の結果を待たずして飛龍は左舷艦橋で
    設計建造が進められました

    赤城の運用により左舷艦橋の問題点が判明した時点では改正不能でした

    なぜ一回り小さくして艦首寄りに配置しなかったかという点について

    煙突による配置の制限がなく大きめの艦橋が配置“可能”だった
    左舷に配置するのはバランスをとるため前後にずらすことは不利

    では
    もくそんじゅりょう


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