QQCCMMVVGGTT
858 甲標的にディーゼル発電器を積んでいたというのですがーーー
何でもいいのですが、情報がないでしょうか?
国本

  1. 新人物研究社あたりから出ている「連合艦隊」という雑誌に、40馬力の発電器を積んでいたと書かれていたような気がしますが・・・
    吉野

  2.  甲標的には甲乙丙丁の4タイプがあり、自己充電装置があるのは乙丙丁です。乙型、丙型は40馬力、丁型は150馬力のディーゼル発電器を積んでいます。乙はすぐに操縦装置に改良が加えられて丙になったので、1〜3隻程度しかないそうです。丁型は蛟龍のことです。充電設備の無い前線基地での使用を考慮して装置が付けられたそうです。この装置のおかげで連続行動時間が甲型(バッテリーのみ)の数時間から乙で3日、丁で5日に増えています。
     また、要目表を見てみると、甲型には水中での数値しか無かったのに対し、軸馬力(水上)、速力(水中)、航続力(水上)という項目に乙型で30馬力、6,5ノット、6ノットで300浬丁型で120馬力、8ノット、8ノットで1000浬という数値が加えられています。多分、艇の主機としても使えたのではないかと思います。
    tomo

  3. 真珠湾攻撃時の甲標的はバッテリーのみで行動していましたが、その後、主に行動時間を増やすため、発電機が積まれるようになったとのことです。

    dat

  4. 有り難う御座いました。
    大変参考になりました。
    どんな形ろをしていたかなんてわかんないんでしょうねーー
    国本

  5.  ペギー・ウォーナーの「特殊潜航艇戦史」に蛟龍の概要図があって、発電器のシルエットがあるのですが、この程度じゃ駄目ですよね〜。
     ちなみに、艇体中央部にディーゼル機関があって、そのすぐ後ろに発電器が直結している感じです。
     この図によると、前からディーゼル、発電器、後部電池室、後部釣り合いタンク、主電動機という並び方になっているので、先に挙げたディーゼルが主機として使えたかもしれないという考え方に疑問が出てきました。とりあえず、ここで保留という形で訂正します。
    tomo

  6.  も一つ。発電器の要目で追加です。丙型で、40馬力、25kw、搭載燃料600kg、丁型で150馬力、100kw、搭載燃料2500kg。
    tomo


Back