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921 日本空母の飛行甲板に命中した爆弾はやはり上部格納庫で炸裂したのでしょうか?
「飛行甲板を貫いて格納庫で炸裂」とか言う記述は比較的よく見ますがどっちの格納庫で爆発したかまでは書いていないので・・・。
涼月

  1.  米軍が対艦攻撃用に用いた爆弾は主に我が海軍で言うところの「陸用爆弾」でした。これはほぼ瞬発に近く、装甲がある場合にはその表面付近で、装甲がないかあるいは薄い場合でも貫通して直ぐに炸裂したようです。
     従って、「格納庫」とは2段式の場合は上段で炸裂したと思います。珊瑚海等で被弾した「翔鶴」の写真で飛行甲板が大きく捲れ上がっているのはこのせいです。

     但し、レイテ沖辺りからは米軍も我が海軍を見習って遅働がかかった徹甲爆弾(我が海軍で言う通常爆弾)を用いるようになったらしく、比島沖での「瑞鶴」や「瑞鳳」等の写真を見ると飛行甲板が大きく捲れ上げっている様には見えません。
     従って、この場合には防御甲板あるいはそれ以下で炸裂したと考えられます。
    tackow

  2. ありがとうございました。
    初期の頃は上部格納庫、後期になると下部格納庫かそれ以下のところ、という事ですね。
    涼月


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