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1120 「方位盤」というのは射撃用アナログコンピューターと思ってるんですが、
前鐘楼、後鐘楼の主砲射撃指揮所以外、例えば対空射撃指揮所や、主砲塔内
にも設置されていたのでしょうか?

taka

  1. 方位盤とは測敵装置です。射撃の諸元を計算する装置は射撃盤といいます。ただし、方位盤と射撃盤は一体化していることも多いので、方位盤イコール計算機と言ってもあながち間違いではありません。
    お尋ねの内容は大和のことのようですが、大和では射撃盤は艦内の奥深くに設置されていました。

    大和が装備していた九四式高射装置も、射撃盤は方位盤と分離していたんだっけ?
    (N)

  2. ↑その射撃盤は砲側の照準機(方位盤)と連動しているのでしょうか?
     (砲側個別照準の際、射撃盤で計算できたのかと言うことです。)
     高射装置にも射撃盤は組み込まれていたわけですね。
     あと大和型以外は何か違うのでしょうか?

    taka

  3. 各砲塔の測距データは射撃盤(に付随する、測距平均盤)に送られていました。砲塔側で他にどのようなデータが得られたかはよく分かりません。
    射撃盤(計算機)は、戦艦においては艦内(装甲区画内)に置かれていたと見ていいと思います。
    (N)

  4.  大和型に搭載された「九八式方位盤照準装置」と「九八式射撃盤」の組み合わせはそれ以前に搭載されていたものに比べて、高精度かつ機能が充実していました。
     比叡に搭載された九五式は、九八式に準じる性能があると思うのですが、九二式方位盤では速的は出来なかった(速的盤で行っていたと思います)はずです。

     九四式高射装置の射撃盤は艦内に置かれていました。それ以前の九一式などは一体型です。
     
     
     
    tackow

  5. >3、
    射撃指揮所は、前後に各一ヶ所あると思うんですが、射撃盤は一機だけ
    なんでしょうか?(副砲の射撃指揮所もあるのか?)

    また主砲射撃指揮所からの統制射撃が何らかの原因でできなくなったとき
    各砲で個別照準、射撃が行われると思うんですが、この際射撃盤を使った
    解析で射撃に必要なパラメーターを算出していたのでしょうか?

    >4、高射装置も射撃盤が使われていたわけですね。機銃指揮装置というのも
    ありますが、これも射撃盤などを用いていたのでしょうか?
    taka

  6.  機銃用の射撃指揮装置としては九五式機銃射撃装置がありますね。これは、的速と弾丸の飛翔時から偏差を求めて2〜3基の機銃座を遠隔制御したのですが、偏差を求める際に簡単な計算をしている筈です。射撃盤とは称してはいないと思いますが。
    tackow

  7. 補足
     機銃の射撃指揮装置は「ルプリエール」照準器と呼ばれ、それなりの性能を有していたものが機銃群を指揮し、簡略化されたものが各機銃に備えれれていたようです。
    tackow


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