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1126 いきなしですが、暗い質問ですいません。さて、第二次大戦時の日本軍の人間兵器(特攻兵器)で、人間爆弾 桜花から人間魚雷の 回天や蛟龍、特攻艇の 震洋さらには人間機雷の 伏龍部隊など、いろいろありますが、では、人間爆雷部隊は存在したのでしょうか?

今年も浪人2年生

  1. 人間爆雷とはどんな兵器でしょうか?
    BUN

  2. つまり,普通の爆雷に人を乗っけて(いやな文章だ…)狙った深度で爆発させる。
    ということでしょうか?
    もしそのようなものでしたら,私が知っている限りでは存在しません。
    計画レベルではわかりませんが。
    ”&”

  3. どうやって爆雷を操縦するんでしょう・・・
    TETSU29

  4. 爆雷という兵器をご存知でしょうか?

    艦艇や航空機から投下して、水中に沈降して爆発するという対潜水艦用兵器です
    目標の潜水艦の近くで爆発すると、水圧と衝撃波で潜水艦にダメージを与えます
    大抵の場合は予め爆発する水深を設定しておきます(これには水圧等で水深を関知します)
    より高度なものですと、音響等で敵潜水艦の近くに来た事を察知して爆発します
    基本的に爆雷は水中を真直ぐに沈降します(正確には木の葉のように揺られながららしいですが)
    外見は一般的にはドラム缶型で操縦用の何かを備えていたりはしません

    爆雷は大量投入することで撃破を期待する兵器です

    さて、こういった兵器に人間を乗せる事の利点は何でしょう?
    質問に上げられた各種の特攻兵器は対象を発見するためのセンサとして乗り込んでいる人間の肉眼を活用しています
    残念ながら肉眼では水中、それも極めて深い水深の潜水艦を発見するのは困難です
    ましてや100mや200mの深さで人間が生存できるだけの強度を持った構造物にした場合、それは潜水艦になります
    つまり、人間が乗り込める爆雷は極めて大型で高価になり、それでも効果はあまり多くを期待できません

    しかも対潜水艦戦で問題になるのは敵の発見です
    様々な手段で敵の存在を察知できて初めて武器を用いる事が出来るのですが
    潜水艦相手では、その最初の段階が極めてアヤフヤで
    一般的には、それっぽい兆候を察知したら、取りあえず爆雷をばら撒く事が多く、あまり特攻兵器とは相性が宜しくないです

    つまり、人間爆雷は人間を使う事による、目標の捜索追尾能力を活用するのが非常に難しいので
    いかに日本軍でもやっていなかったと想像できます

    少なくとも私はその存在を知らないです

    ですが、この手のものは「無い」と断言するのが一番難しいんで、無いと思うけど断言はしません
    (誰かが考えたり挑戦したりした可能性を完全には否定できない、例が一つあれば「有る」のだから)
    SUDO

  5. 人間機雷部隊”伏龍”は存在していました。東京湾で訓練を行っていたそうです。で、機雷に人が乗るのではなく、潜水服を着た人間が棒の先端に5式機雷(炸薬15kg)を付けたものを持ち、上陸用舟艇を竹槍で突くように突くわけです。
    しかし、爆発の威力は水中ではすさまじく、人の間隔を50m取らないと、巻き添えを食らってしまいます。
    潜水服は特別に作ったもので、空気清浄機を背中に付けていたために約10時間活動可能だったと言われます。潜浮上も自由自在だったとか。
    詳細は、水中の飛行兵−光人社を読んでください。たしか、単行本も出ていてタイトルは伏龍特別攻撃隊だったと思います。
    GO

  6. ↑それって遊就館に模型がある奴ですか? 緑で鎧のような潜水服きた人が先に大きな爆弾のついた槍のような物を持った模型の。
    紅葉饅頭

  7. そうです。あの模型です。
    GO

  8. 返答ありがとうございます。しかし、そんな事するぐらいなら別の事するなり降伏しろと悔やまれる気持ちでいっぱいです。(図書館で第一次大戦関係の本を今日見てなおさらそう思いました)
    紅葉饅頭

  9. >今年も浪人2年生さん
    この質問の意図として、爆弾・魚雷・機雷・爆雷といった単にカテゴリ別でそのような兵器があったのか?という
    ことお聞きになってるのでしょうか?
    質問の意図と違うかもしれませんが、確か陸軍のまるレ艇は操縦席の後ろに爆雷を搭載し輸送艦などの舷側
    近くに投下(?)させて撃破することを目的としていたはずです。完全な特攻とは言い切れないでしょうがほぼ必死
    の攻撃であったはずです。
    ゴドノフ

  10.  連合艦隊の「昭和19年機密電報綴」によると、19年4月4日軍令部第2部長の黒島亀人少将は、軍令部第2部長、中沢佑少将に「作戦上、急速実現を要望する兵力」として、

    「体当たり戦闘機」 → 桜花?
    「小型で航空界における戦闘機のような潜水艦」
    「局地防備用可潜艇、航続距離五百海里、五十サンチ魚雷二本搭載」
    「装甲爆破艇、艇首に一トン爆弾装備」 → 震洋?

    『自走大爆雷』

    「大威力魚雷 一名搭乗、速力五十ノット、航続距離四万メートル」 → 回天?

    などをあげています。

    当時、『自走大爆雷』なるものを、海軍軍令部では、考えていたようです。

    今年も浪人2年生 さまは、この事を質問されているのでは無いのでしょうか?


    roht

  11. ↑訂正 軍令部第2部長、中沢佑少将に→軍令部第1部長、中沢佑少将に
    roht


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