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1176 第二次大戦あたりで建造された船で一番高価だったのは「大和」だったのでしょうか?
金食い虫の異名を持つ大和ですが、ライバルとして上げられるアイオワと比べても
高価な船だったのでしょうか?
平時と戦時中に建造された艦を比べるのはナンセンスかもしれませんが、教えてください。


ベリアル

  1.  当時のアメリカ戦艦の建造費用ですが、ノース・カロライナ/サウス・ダコタ級の平均建造予算が
    $70,000,000、アイオワは1939年の建造承認直前時点における要求予算では約$100,000,000です。
    参考までに 同時期に建造された空母ホーネットは$31,800,000でした。

     大和との比較は誰か御願いします(笑)
    大塚好古

  2. では、小生めが。
    「海軍軍戦備」より、大和の当初予算は\117,590,000であり、
    後日の追加を加えた最終的な単価は\128,983,092であります。

    ちなみに、信濃では\147,700,000となります。
    勝井

  3. 信濃は思ったより高いですね。排水量では比較できないけど、軽い分だけ安くでき
    そうなのに。あっ、そうか、戦艦として建造して途中で計画変更した分だけ割高な
    のかな?それとも、搭載飛行機の分も換算されているからでしょうか?
    bluefish

  4. 大和と信濃の建造の時間的ズレを無視して比較しても意味がありませんよ。
    BUN

  5. 円とドルの比較が難しいですね。
    戦後の超インフレより前ですから,1ドル=360円ではなく,
    金本位制導入時(昭和6年)の,1ドル=2円あたりが適当なのでしょうか。
    この場合,
    SoDak=140,000,000円
    大和=120,000,000円
    いずれも現代だと,数千億円相当ですが
    当時の両国の生活水準から見ても,大和が意外と安いということは
    ありえるのではないかと思います。
    AI

  6. 当時の兵器が幾らであったかという話は色々伝わっていますが、実際には正確に把握することはかなり困難なのではないかと思います。
    たとえば零戦にしても一般に5万5千円程度と伝えられますが、これは零戦の価格はおろか、三菱から海軍への納入価格としても正確ではありません。まして海軍工廠で建造された艦やその他兵器の実際の価格を算出することはかなり難しいと考えた方が無難でしょう。比較対照するにも元となる数字が間違っている可能性が高いのです。
    BUN

  7. 回答ありがとうございます。
    BUNさんの意見や建造時期も国も違うから、正確な比較はムリだと思いますが
    各回答を見ますと、アイオワの方が金銭的に高い艦のようですね。
    ちなみに、あの時期に完成した一級戦艦で一番安いのはヴァンガードでしょうね。

    大和と信濃の単価の違いは驚きましたが、鉄の値段が上がっているからだろうな。
    と思ってますが、違ってますか?
    戦中は鉄不足で線路のレールや寺の鐘も、全国から国の命令で集めていたから、
    値段なんて軍の「お国の為」一言であって無いようなモノだったのでしょうか?

    ベリアル

  8. 米国の場合は人件費も大きいと見るべきでは?
    SUDO

  9. ↑後は、高性能機関が割高なのでしょうね。
    勝井

  10. 日本の場合、表面に見えないコストが存在している可能性があります。物価を考慮したのはナイスです。また兵器は量産した場合業者からの納入価格が大幅に下がる例もありますし、不確かな要因が多いのです。
    BUN

  11. ↑9 またそういうもっともらしいホラを。当時の重巡と同じ型式の機関を積んだエンタープライズの建造予算が
    $19,000,000、それと全く同じ機関(しかも予備品を最大限利用した)を積んだホーネットの建造予算が
    $31,800,000だよ(笑)。建造時期が違うし、予算の内容が一部違うから単純に比較は出来ないけど、機関の相違はそんなに大きなファクターにならないです、ハイ。
    大塚好古


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