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1198 戦艦ミズーリへ突入に成功した特攻機の特集番組があり、単純に感動したひとりです。しかし少し考えてみると、アイオワ級戦艦に爆装零戦で突入しても、一番効果が高かったとして、どこへどの角度で突入すると、どのようなダメージを与えることができるのかわかりません。露天甲板で対空戦闘を担当していた水兵達にとっては、自分の生死にかかわる重大な脅威でしょうが、戦艦の艦長は、どのくらいの脅威を感じていたのでしょうか?もしも、司令塔のなかにひきこもっていたとしたら、ほとんど痛痒すら感じなかったかもしれません。特攻機の搭乗員に対して、露天甲板に配置されていた水兵と、艦長とでは、異なった感情もったとしても当然だと思います。まったくの犬死にとは思いたくないのですが、戦闘配置についている戦艦に対して、特攻機は1機で、最大限どれほどのダメージを与える可能性があったのか、教えて下さい。個艦防御を任務とする対空火器を一部制圧して、レーダーや通信設備の一部を破壊したとしても、沈めることはもちろん、空母を護るという戦艦の任務を大きく妨げるのは難しかったのではないかと想像しております。

それとも、爆装零戦ぐらいでは歯がたたないので、できるだけ戦艦には突入するなとの指示などがでていたのでしょうか。
少年タイフーン

  1. 世界の傑作機「彗星」に「他の艦船には投弾、空母には特攻」という不文律があったそうで(終戦直前の601空)
    戦艦には効果が無かったのか、効果が弱いから差し違えでは割に合わないのか判りませんが

    SUDO

  2.  海軍航空隊による初めての特攻隊「敷島隊」の、所期の目的は決して敵戦艦や、空母を沈める事ではありませんでした。『栗田艦隊のレイテ突入の前に、敵の空母をせめて1週間は、使用できないようにしておきたい。』というものでした。250kg爆装零戦で、空母や戦艦を1機1艦で葬る事はどう考えても極めて難しいでしょう。空母の甲板に穴を開けて艦載機の発進を1週間は不能にする事が、目的でした。また、この時点=敷島隊を編成した時点(注・・戦果を聞いた時点ではありません)では、海軍では(少なくとも大西中将の胸の内では)特攻が、恒久的な戦法としては、考えられてはいなっかたのではないか、という意見も強いようです。

     これに対して陸軍は、当初は、「万朶隊」では、九九双軽に800kg爆弾1個、「富嶽隊」では、四式重に800kg爆弾2個を搭載しています。陸軍は当初は、1機で1艦を葬る事を研究してこのような特攻機をつくりました。

     目標艦は、空母 戦艦としても、実際の突入時に、それらを正確に判別して突入する事など、極めて難しかったでしょう。現に、連合国側の記録では、沈没艦に「歩兵揚陸艇1065号」「駆潜艇744号」「魚雷艇323号・300号」など、小型艇もたくさんあります。むしろ正式空母や戦艦は、極めて少なかったのではないでしょうか。
    roht

  3. 2>訂正 考えられてはいなっかた→考えられてはいなかった
    rhot

  4.  1944年11月29日にレイテ湾にある米艦隊に向けて突入した零戦特攻機のうち一機が戦艦メリーランドに
    突入してますが、同機は猛烈な降下速度をもって主砲塔の一つに突入、あろうことかその巨大で重い砲塔を
    台座から外させるという損傷を与えております。
    大塚好古

  5. そうそう、どうでも良い愛のない突っ込みですが
    件のミズーリの事例以外の米戦艦の特攻被害は
    BB34 1945/04/14 沖縄    軽微
    BB36 1945/03/27 沖縄    小破
    BB40 1945/01/06 バラオ   小破
       1945/05/12 沖縄    大破 終戦まで復帰できず
    BB41 1945/01/09 リンガエン 大破 修理に3ヶ月
       1945/06/05 沖縄    小破
    BB43 1945/04/12 沖縄    小破
    BB44 1945/01/06 リンガエン 小破
    BB45 1944/11/27 レイテ   小破
    BB46 1944/11/29 レイテ   大破 修理に二ヶ月
       1945/04/07 沖縄    大破 復帰は終戦直前
    BB48 1945/04/01 沖縄    不発だったので被害軽微

    となってまして、空母の直援にはついてない方達ですね
    また殆どの突入で50〜200名の死傷者を出しています
    またウェストヴァージニアの場合は不発だったのですが甲板二枚ほど抜いてます(防御甲板では無い)

    上で大破と算定した連中は復帰に二ヶ月以上かかってます
    (真珠湾まで戻る時間消費も無視できないが)

    いきなり戦場から離脱せざるをえないような損害を与えるのは困難
    だが、良いところに当たると場合によっては数ヶ月の病院送りって感じ

    やっぱり怖かったんじゃないでしょうかね

    SUDO

  6. ↑上に補足。1945/4/7のメリーランドは特攻機に突入された結果三番砲塔が使用不能となってますが、
    同艦は「損害軽微」と報告して大和迎撃部隊に留まっていますね。
    その後修理のために後退しますが、このときの修理期間が比較的長いのは同時に高角砲の換装工事を
    実施した事も影響しています(5in単装→5in連装へ換装)。

    大塚好古

  7. 真珠湾に記念艦展示されているミズーリ、
    舷側部外板がわずかに歪んでいる箇所があり、そこが特攻機が突入した場所です。

    勝井

  8. ゴミ
    メリーランドって砲塔弱いんですかね?(ぉぃ
    SUDO

  9.  敵国艦船の艦長が、特攻機の威力についてどの程度の評価を下していたかは判りませんが。沖縄戦前の段階で、軍令部では「桜花」が威力点5点、50番が2点、25番が1点といった具合に点数で評価されていた例もあったようです。
     ちなみに、戦艦を撃沈するのに必要な威力点は桜花2機=10点なのですが、であるから25番搭載機10機で撃沈できると考えていたかどうかは不明です。
    tackow

  10. 4> 1944年11月29日にレイテ湾にある米艦隊に向けて突入した『零戦』特攻機のうち一機が戦艦メリーランドに突入してますが、

    私の所持しております
    『写真集 カミカゼ 陸・海軍特別攻撃隊 上巻』の、
      
    「戦果一覧表」には、陸軍特別攻撃隊・八紘第三隊靖国隊 『一式戦』
    「写真説明文」には、『彗星艦爆』 と、記してあります。

    『零戦』『一式戦』『彗星艦爆』いずれが、正しいのでしょうか?

    『零戦』『一式戦』であれば、250kg爆弾でも、そうとうの被害を与ええるという事になりますので。

    また、「特攻機は、1,2番砲塔の間の甲板に突入し搭載していた爆弾は、上甲板と中甲板を貫通して爆発した。爆風と破片が広範囲の構造に被害を与え、31名が戦死し、30名が負傷した。」と記しております。もし『零戦』『一式戦』だとすれば、甲板に上手く突入出来れば250kg爆弾でも、そうとうの効果をあげ得るということでしょうか?
    roht

  11. ↑補足いたします。 『彗星艦爆』は、1945年4月7日に「海軍神風特攻隊 第三御盾六〇一隊」での出撃があります。編者がこのあたり混同されているのかもしれません?
    roht

  12. ↑10 当時メリーランドに乗り込んでいた砲術士の回想によると、「ジークは物凄い勢いで突入してきた。
    後で仲間と突入速度を換算したが、奴は800km以上の速度で突っ込んできたものと思われた」というのが
    ありますので、多分戦闘機でしょう(オスカーをジークと見違えるのは良くある事ですし)。

     なお、当時米海軍は特攻機による損害は爆弾もさることながら、機体自体の突入による衝撃が
    時によって無視しえない効果を発揮する、と判断していたようです。
    大塚好古

  13.  11月29日に「メリーランド」に突入したのは大坪少尉以下の靖国隊(八紘第三隊)一式戦6機のうちの1機だと思います(250kg×2発搭載?)。

     この時のメリーランド側の所見としては、出来れば弾火薬庫の様な重要部分をより強固に防御すべきである(甲板を装甲版で防御するべきだ)ともありますね。
    tackow

  14. みなさま、たくさんのご回答をいただきありがとうございました。

    手元にあった、ノーマン・フリードマン著の「US Battleships」と「US Aircraft Carriers」を比べてみたのですが、空母の方には「カミカゼ」に関して12箇所もの記述があり、大きな脅威だったのだと想像されます。しかし戦艦の方には、モンタナ級の脚注(高空からの爆撃に対して甲板の装甲を厚くしたが、対カミカゼではなく誘導爆弾への対策)と、練習艦「ワイオミング」に対カミカゼ用の新型対空兵装が装備されたとの2項目だけしか見当たりませんでした。

    特攻機が、運良く高空から戦艦に突入できてもまず当たらないだろうし、低空から突入していも、戦艦にはろくな脅威にはならなかったように思われます。対空戦闘の際に艦長がどこに陣取るのか存じませんが、ハッチを閉めた司令塔にこもっていれば、爆装零戦はおろか、シルクワームでもエクゾセでも、ほとんど怖くなかったかもしれません。

    つまり、アイオワ級戦艦など直援艦が多数随伴している任務部隊に、少数機でバラバラに特攻を行なうのは、そもそも極めて困難な作戦だと思います。多数機で飽和攻撃をおこなったのでなければ、記録映画などに映っている空母間近にまで接近できた特攻機たちは、残念ながら突入に成功できなくても、空母を目視できただけで、とても武運に恵まれた搭乗員だったのだと思います。間違っているでしょうか。

    もしよろしければ、BUNさまなどのご意見も拝聴したいと存じております。あのNHKの番組をごらんになられた方、何卒よろしくお願い申し上げます。
    少年タイフーン

  15. >14
    ご自身で答えを既に出されているなら質問する意味は無いのでは?

    意見を聞きたいなら議論ボードが良いかと思います
    SUDO

  16. SUDOさま、ご指摘ありがとうございました。御礼のカキコだけのつもりだったのですが、BUNさまをはじめ、グダグダとご迷惑をおかけいたしました。
    つまり、爆装零戦で空母機動部隊に対して特攻を行った際:
    1、高々度で進入するのと、超低空で進入するのと、どちらが戦果が高かったか?
    (1)高々度では、敵艦隊に突入に成功する可能性は極めて少ない。
    (2)高々度からでないと、空母を視認して突入することは困難。
    (3)高々度から、わざと直衛の戦艦に突入することはほとんどない。
    (4)高々度からの突入なら、戦艦に若干のダメージを与えることは可能。
    (5)低空での突入では、戦艦には効果的なダメージを与えることは困難。
    2、戦艦のクルーは脅威を感じていたか?
    (1)露天甲板の水兵は、特攻機に大きな脅威を感じていた。
    (2)ハッチをしめた司令塔内ではかなり安全だった。
    (3)艦長は搭乗員を脅威をもった敵だとはあまり考えていなかった。
    このような事実があったと理解してよろしいでしょうか。
    少年タイフーン

  17. 大塚好古さま 有難うございました。

     >なお、当時米海軍は特攻機による損害は爆弾もさることながら、機体自体の突入による衝撃が時によって無視しえない効果を発揮する、と判断していたようです。

     つい先日のTVで、宇垣特攻隊の隊長、中津留達雄大尉が、「爆弾投下後、更に機体自身をもって体当たりせよ。」と、命じたと聞き疑問に思っていたのですが、この命令は正しかったのですね。考えれば 力=質量x速度の2乗 でした。速度800km/時間とすると、80km/時間の時の100倍の破壊力を持つことになるのですね。機体の重量が普通乗用車の2〜10倍程度として、最高で普通乗用車が、80km/時間でぶっつけた時の1000倍近い破壊力となるのですね。これはやはり凄い数字だと今はじめて気付きました。


    tackowさま 有難うございました。

     250kmx2 の爆装が戦闘機にもなされたとの話は、聞いた事はあったのですが、飛行機もしんどいやろうなあと思っていました。私の自家用車は、約20年前の製品で、自重 約1400Kg、100馬力、これにガソリン、30リットル給油するだけで、とろい運動性能がさらにとろくなります。一式戦が 約1500〜2000Kg、これに爆弾、500Kgは、やっぱりしんどかったでしょうね。

    roht

  18. >力=質量x速度の2乗
    質量x速度の2乗は運動エネルギーの2倍になります。
    ニュートン力学では力=運動量の時間変化率です。
    質量が一定の場合は力=質量×加速度となります。
    破壊力には機体の強度も関わってくるのでもう少し控えめな数字になると思いますが
    大雑把な計算としては合っていると思います。
    しゃるほ


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