QQCCMMVVGGTT
1199 今の米海軍空母は全ての機を艦内に収容することが出来ず
いくらかは常に甲板上で雨ざらしになっていると言うのは
本当でしょうか?
(ヨーグモス)

  1. あくまで推測ですが、それは無いんじゃないですか?
    ニミッツ級は90機弱を搭載可能なように設計されていますし。現在のCVWは回転翼航空機を含めても70機そこそこでしか編成されていませんから、詰め込めばハンガーに全部入るのではないでしょうか。
    ただ、晴天時などは、あまりハンガーに詰め込むと作業がしづらいので、甲板に出しておくことが普通ののようですが。
    Sparrow

  2.  確かにニミッツ級が計画された頃の予定搭載機数は90機程度ですが、米国海軍の例に漏れず、フネの都合というよりは航空団側の都合での「搭載機数」ですからそれに拘るのはどうか、とも思います。

     実際に見た感じや寸法からは、格納可能な機数はいいところで50機位ではないでしょうか?
    tackow

  3. いくらかというよりかなりの機体は露天駐機で、整備や修理をするときだけ格納庫デッキに降ろすそうです。
    ちなみにニミッツ級の格納庫デッキは208.5×32.9×8.1メートルです。
    計算したらギリギリ詰め込んでもF−14(14機)とF/A−18(36機)は全部は入りませんでした。
    ゆゆゆ

  4. 空軍基地でもかなり露天駐機が行われているし、飛行機以外で電車も車両基地で露天状態で留置されてたりしますよね。塗装を含むメインテナンスがしっかりしていれば大丈夫なのだろうが、海軍機の場合、塗装において特に塩害を十分考慮した溶剤を使ったりしているのだろうか?また、脚柱のような無塗装にせざるを得ない部分について、何か特別の塩害対策を施しているんだろうか?そもそも機体自体が塩害に強い錆びにくい材質を多く使用しているからか。最近の電車にも使われていますが、アルミやステンレス、ジュラルミンって錆びにくいんですよね・・金属には疎いもので。
    アリエフ

  5.  一度、横須賀で「ニミッツ」を見学したことがあります。そのとき、艦載機を間近で見たんですが、これが汚いのなんのって。キャノピーは白濁してるし、機体の表面はガサガサ。野原に放置されてる盗難車両みたいな有様でした。
     あれを見ると、塩害の凄さが分かりますね。空自のF15は綺麗だったのに。
    ツカドン

  6. >5 私も10年位前、横須賀の基地公開で、ミッドウェーの後釜としてやってきた空母キティホーク(だったかな?)の甲板上にF4が展示されているのを見たことがありますが、確実に用途廃止となった後のもので古ぼけてました。現用の艦載機は厚木で整備を受けているはずですが。ニミッツの甲板上にあったものも、このような展示機ではないでしょうか?
    また、航空自衛隊や米空軍の基地公開で米海軍の艦載機(F14、F18など)を見たことがありますが、塗装の荒れや腐食はなくきちんと整備されてました。
    アリエフ

  7. >6
     ボクが「ニミッツ」を見学したときは、全ての艦載機がそのまま積まれてました。日米ガイドラインの見直しのときに、米軍が「圧力」として日本近海に派遣した「ニミッツ」を日本各地で一般公開したことがありました。そのときの感想です。甲板に所狭しと艦載機が並べられていたのは壮観でしたよ。
     そうそう、今思い出したんですが、特にF14は特に汚かったように覚えてます。FA18は比較的綺麗でした。機体が古いからなのか、それともF14だけが甲板で野ざらしにされてるからなのかは、ちょっと判断しかねますが。ただ、大きくてかさみがちなF14は、甲板に雨ざらしにされることが多いって、どこかで聞いた記憶があるような、ないような・・・。
    ツカドン

  8. そうですか、全部入らないんですか。
    ヨーグモス様憶測で申し訳ありません。

    >6,7
    ミッドウェーの後釜としてやってきたのはインディペンデンスですね。
    それと、甲板上に展示してあったF-4は、トウイングや消火救助等の訓練用の機体ですね。
    こいつは、インディと一緒に本土に帰ってしまったため、現在F-14がその機体として使われています(機体はエンジン等のないハリボテ)。
    ツカドン様がニミッツがご覧になられたF-14もそのような機体だったのではないかと思いますが。
    それとも、F-14は全て汚かったのでしょうか?
    Sparrow

  9. 分かりにくいけど飛べないF-14。
    >http://www2s.biglobe.ne.jp/~ships/cv11.htm
    ガンヘッド507

  10.  と、ここでちょっと疑問が・・・
     
     NBC戦下やそれが想定される戦場で行動する場合は(汚染された飛行甲板の汚れを洗浄する訓練をしている写真では、飛行甲板上に航空機は無かった様な・・・)搭載機はどうするんでしょう? 

     やっぱ、無理矢理詰め込むのかな?それでも野ざらし?あるいは海中に不法投棄?それとも空中待避??
    tackow

  11. >8
     実は、あまりの汚さに、最初は整備訓練や消火訓練に供されるハリボテかとも思いました。 けど、エア・インテイクにエンジン保護用のカバーがついてるんです。だから、恐らくエンジンを搭載してるのでしょう。
    それから、ノズルもついてました。横須賀基地の一般公開で、インディペンデンス上のハリボテのF14も見たんですが、ノズル無しの上に保護用のカバーもありませんでした。
     さらに、ボクの目に付いた限りではありますが、全てのF14が汚かったと記憶してます。
     以上を踏まえると、あれは生きてるF14だったのではないかと思うのですが。
     ただ、これはあくまでもボクの記憶と、それに基づいた推測です。あの日、ニミッツを見学した方が他にもいらっしゃると思います。1997年9月21〜23日に一般公開され、マスコミも熱心に報道してました。その方の意見も是非伺いたいです。
    ツカドン

  12. 私は、岩国航空ショーに展示機としてきたインデペンデンスかキティーホークのF−14を見たことがあります。ただ、その他の機体でも言えるのですが、表面はザラザラです。でも、艦載機が一番ザラザラだったように思います。
    GO

  13. ありがとうございました、やっぱり全部は入らなかったんですね
    (ヨーグモス)

  14.  4> ブルーバックスの金属の本やインターネットから


       アルミ・・・・・・材料工学的に言うと錆びますが、鉄の様に赤く錆びるのではなく、白くざらざらに錆びる状態です。また普通は鉄ほどには早く進行しません。アルミの中の純アルミは、錆びたり腐ったりしない、加工しやすいといった点では優れていますが、強度の面では合金にだいぶ劣ります。

       ステンレス・・・・錆びないことを目的に作られた合金です。市販の安い合金とかの中には、ステンレスと称していても実際はステンレスで無く、錆びる極悪な物も結構あります。気を付けましょう。

       ジュラルミン・・・ロシア人(記憶が薄い)が、コストの割りに強度が一番高い合金として開発し、特許を取った物です。

        超ジュラルミン・・・・アメリカが開発し、航空機に幅広く用いられているもので、具体的にジャンボジェットでは,胴体外板,主翼下面板,カウリング等に用いられています。しかし、銅を多く含むため耐食性に劣ります。

        超々ジュラルミン・・・アルミに対する亜鉛含有量を、超ジュラルミンよりさらに高くしたものです。住友重工が開発し、航空機構造材料の主要部材となっています。零戦に初めて使用されました。超ジュラルミンより寿命や強度が倍近く違いますが、耐食性は劣ります。そこで、実際に航空機に用いる際には、表面に純アルミを張り合わせて複合材料として使用されます。軍用機はどうかは知りません。

     超ジュラルミンも、超々ジュラルミンも、ジュラルミンの「コストの割りに強度が一番高い」という特性を引き継いでいるかは知りません。
    ザイドリッツ


Back