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1228  タイタニック号についてですが、映画の中で氷山を見つけたタイタニック号は取舵を取った為に多数の区画に浸水しています。
 そのため、友人はあのまま減速しつつ直進していれば、艦首がつぶれるが機関部が無事なので沈まずに持ちこたえることが出来たと言っています。
 が、果たしてそう上手くいくものなのでしょうか?
Take

  1. 氷山の質量ってどんぐらいでしたっけ?巡洋艦ぐらいなら粉砕して進めると思いますがあんまり重いのは粉砕できませんでしょう。それに何100万トンもある氷山に下手にぶつかると竜骨がポキっとおれるかそこまでいかなくても歪みそうな気が・・・中の人間もタダでは済みそうにありませんし。

    alphabette

  2. たしかタイタニックがぶつかった氷山は海上に20メートルくらい出ていたそうです。形がわかりませんが仮に高さ20m縦5m横5mの角柱とするとそれだけで500トン近く、水面下にあるのも含めれば5000トンにもなります。巡洋艦だろうが押しつぶすのは無理でしょう。単純に重量の問題でもないですが。
    http://www.srimot.go.jp/sed/psa/titanic/index.htm
    あたりだと減速して直進で船首小破、減速せず舵を切ればよけられるとなっています。
    いおーじま

  3. 事故後の査問委員会で、正面衝突であれば、死者200人程
    がでるが、沈没を免れだろうと証言した人がいたとの
    ことです。
    実際に氷山と正面衝突したもののコリジョンバルクヘッド
    は持ちこたえ沈没を免れた船があります。
    船舶の船首部は比較的頑丈に作られており、背後にコリ
    ジョンバルクヘッドを控え、浸水しても比較的に浮力
    喪失が小さい(構造上幅が狭い)ために質問者の友人が言われる
    ように沈没を免れた可能性はそれなりにあった思われますが、
    (タイタニックは2区画、または天候良好時4区画までの浸水
    に耐えたと記憶)
    衝撃による死者が出た場合には舵を切らなかった航海士
    は非難されるでしょうね。
    尚氷山の氷は氷河で圧縮されているために密度が高く、
    爆撃でもなかなか壊れないそうで、小型の氷山でも
    船体の方が割れてしまう可能性が高そうですし、
    大きいものとなれば「ジブラルタルの山にぶつかる
    ようなもの」らしいので、氷山をかち割ることはおろか
    氷山の動きに影響を与えることすら困難なように思われ
    ます。
    友人もそのような考えで言われたのではないと思われます。
    SAW

  4. タイタニックで致命的だったのは側面から広範囲に浸水が始まってしまい、隔壁が役に立たなかったというのはご存知と思います。あのまま直進していれば無事で済んだというのは、最悪でも前部にある隔壁二つ三つ目で浸水を食いとめられたでしょうから、直進していれば沈没は免れただろうと思います。
    しかし、あの状況では誰でも衝突を避けようとするでしょうし、最善の策だったのでしょう。
    ナガト

  5. ある人の試算によれば、タイタニックがぶつかった氷山の
    重さは「数十万トン」単位だそうで、まさしく「ジブラルタル
    の山とぶつかったようなもの」だったようです。
    SAW

  6.  最善の策だったのでしょう。> 世界の艦船によると、「船は後進の時には舵の効きが最も悪くなります。むしろ「全速前進」のままとすべきでありました。なぜタイタニックの航海士ともあろう人が、この操船のイロハを忘れたのか理解できません。」とあります。
    ザイドリッツ


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