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1445 1440)からの流れなんですが(あるいは「組織」または「戦史」の質問かもしれませんが)四隻の軽空母(神鷹、沖鷹、雲鷹、大鷹)が護衛艦隊に配属になった経緯ってどうなんでしょう。
占守

  1. 言葉足らずのようなので若干補足させていただきますと、前レスであったように護衛空母といえども十分対艦用に使えたと思われるのに、それがどうゆう経緯で護衛隊に所属したのかーという事です。単純に考えれば、それだけ船舶の被害が多かったって事なんでしょうが・・。(あるいは「戦力外」通知?)
    占守

  2. 護衛任務に就く以前の特設空母は主にトラック方面への飛行機輸送に従事しています。この方面への大量の飛行機輸送は特設空母の一番有効かつ重要な任務でしたから、それを中断してまで護衛任務につける必要があったかどうかは何とも言えません。
    しかし、本土−サイパン−トラック方面の島嶼が少なく基地航空兵力の護衛が期待しにくい航路への対策として特設空母の投入が決定されます。これも決定は十八年末なのですが実際にはより重要な飛行機輸送任務が優先され、十九年半ば過ぎまでかかっての五月雨的な投入となっています。そしてサイパン方面の航路は既に失われていました。
    一見画期的に見える船団護衛任務こそが特設空母の無駄遣いであるとの評価は敵味方双方に見られます。
    BUN

  3. ↑ えっ。それはイギリスでも、そう認識しているんでしょうか? オーダシティ級と潜水艦狩り専用部隊の有効性は絶大だったーとなにかの本で書いてあったような記憶があるんですが・・。
    占守

  4. ↑細かいツッコミですが、オーダシティは単艦です。
     姉妹艦はありません。
    勝井

  5. 英海軍のことまで言及しているのかどうか、よく読めばわかるんじゃないでしょうか。
    BUN

  6. >3
    英軍の場合は空母をそれほど必要としていませんでしたが
    日米は航空機運搬や戦闘で多数を必要としていたのです

    また日米でも航空機の対潜作戦投入には高い評価を下しています
    つまり基地配備機等で対潜作戦を行うべきであり
    貴重な空母を投入する必要性はあまり無かったのです
    (長距離航空機でかなりの範囲がカバーできると言う現実も有ります)

    空母の対潜作戦投入は確かに単体戦力としては相当な効果を持ちますが
    それに空母を使ってしまうことで他の所に穴が空くわけですし
    その穴のほうが特に日本軍にしてみたらはるかにずっと大きい問題であったと言える訳です
    SUDO

  7. >3.
     英国が船団護衛に空母を必要としたのは、
    @ 航空攻撃の傘として → 戦闘機の保持。カタパルト船を含む。
    A U-Boatが陸上機の哨戒圏以遠で通商破壊を始めたから
     の2点だと私は理解しています。とすれば、航空基地の少ない(大洋の)サイパン航路云々と近海が連続するシンガポール航路、もしくは大西洋の航路についての発言もスマートに理解できるでしょうか。
     内容的には重複しますのでこの辺で。
    能登

  8. 勝井様。勉強不足でした。ありがとうございます。
    BUN様。「敵味方」という言葉のみに過剰反応してしまいました。日本語は難しいです。失礼しました。
    SUDO様。能登様。ご教示ありがとうございます。しかし、ではなおのこと「なぜ4隻もの軽空母を護衛艦隊に・・」という疑問がわきます。
    みなさま、ありがとうございました。
    占守

  9. 四隻という隻数を軍令部が決定した背景には海上護衛総隊を設ける際の護衛艦艇不足があるようなのですが詳細はわかりません。護衛用の母艦航空隊として編成された九三一空の定数もほぼ四隻分ありますのでかなり計画的に決定されているとは思いますが四隻となる詳細な経緯はよくわかりません。
    BUN

  10. >九三一空の定数

    昭和19年2月の新設時、艦攻常用36機、補用12機の48機であったようです。

    同時期の母艦部隊である六〇一空、六五三空は全て常用で、補用はありません。
    川崎まなぶ

  11. ありがとうございました。
    占守


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