QQCCMMVVGGTT
1448  日本海軍の G14 という4万5000トン または5万トンの航空母艦は一体どういうものだったのか 寡聞にして知りません
 要目や外観がどのようなものか ご存知の方がいらっしゃいましたら 回答をお願いします
セミララ

  1.  恐らく改大鳳級空母のことと思われますが、排水量は50000t行きません。
     35000tで全長264.5m、飛行甲板長261m
     速力は機関出力160000hp−33ノット、航続距離は18ノット−10000浬
     兵装は10cm65口径連装高角砲8基16門、25mm三連装機銃22基66門
     搭載機数51機とあります。(格納庫二段)
     ただ、大鳳が実戦で75機搭載したといいますから、この艦もその程度は積めたのではないかと思います。
     また、大鳳の改良型なので飛行甲板も装甲化されますが、装甲の面積を増やすのみで、装甲厚の増加はないようです。
     最後に外観ですが、特に大鳳と大きな変化は無いと思います。
     



    Take

  2.  失礼、搭載機数は時代によって代わります。1944年までで想定すると70機オーバーは可能と思いますが(零戦、彗星、天山)45年を想定すると、(烈風、流星、彩雲)60機強が限度と思います。
    Take

  3. マル5原案で計画された4万5千〜5万t重空母のことですね。
    おそらく大鳳の拡大改良型で、であるならば装甲空母であるだろう、
    そのくらいしかわかりません。
    マル5で2隻計画されてますが(他に2万t中型空母1隻)、
    ミッドウェー海戦の結果、改大鳳5隻と雲龍15隻にとって替わられてます。
    勝井

  4. マル6でさらに3〜4隻建造予定だった、とも聞きます。
    勝井

  5. 時期的には3万t超甲巡や50cm砲6門の超大和級戦艦と同世代なので、
    彼女らと同程度には設計も固まっていたはずですが、
    主要目は寡聞にして知りません。
    もしかしたら終戦の混乱で焼却されてしまったのかもしれません。
    勝井

  6.  御回答ありがとうございます
     50cm砲装備の戦艦や超甲巡等は要目がはっきり? しているのに G14だけは今までそうしたものを見たことがないのでここに投稿したのですが
     勝井さんも知らないとなると 具体的な要目は決定しないままで終わってしまったということなのかなぁ
    セミララ

  7.  この「G14」なる空母は時々目にするのですが。これがマル五計画で二隻計画されていた、というのはホントなんですか?
    tackow

  8. ↑「海軍軍戦備」では5万t空母2隻、と書かれてます。
     で、海軍艦政本部が作成した計画番号表によると、
     G14がマル5の5万t空母ということです。
    勝井

  9. >6
    前述しましたが、時期的に考えて要目が未決定というのは少々考え難いです。
    大和の設計が建艦休日期にはすでに始まっていたように、
    設計というのは特に大型艦の場合、相当に時間がかかる作業なんです。
    ですから、詳細は失われたか、誰かが秘蔵しているかのどちらかなのでは、と…
    勝井

  10. あ” 大和の設計が建艦休日に行われてたって、
    考えて見りゃ当然のことじゃん。
    開始時期を明示しないと(汗)
    今出先なんで、今夜ね。確か「日本の軍艦」あたりに出てたはずだから。
    勝井

  11.  え〜、軍戦備(2)だと確か「改130号艦」ってなってるぞ。ちなみに改マル五だとそれが五隻、となってるよね。
    tackow

  12. ↑軍戦備(1)の方です
    勝井

  13. すいません。
    帰宅して見直したところ、ウソついちゃってました。
    手持ちの資料ざっと見たところ、
    5万tを明記してるのは世艦増刊「日本航空母艦史」、
    福井静夫氏の「日本の軍艦」、遠藤昭氏の「巡洋艦戦隊」などです。

    ちなみに大鳳は計画番号G13、ミッドウェー後の改大鳳はG15です。



    後、大和の設計ですが、
    昭和9年10月より本格的にスタート、11年7月末にほぼ完了。
    後に主機の問題でさらにこじれ、最終的には12年3月という
    まさにギリギリのところで設計を完了します。
    勝井

  14. ちなみに、福井氏に言わせると、
    「予算上は大鳳型、改飛龍型だが、実際はより大型である」だそうです。
    (「日本の軍艦」巻末資料より)
    勝井

  15.  う〜ん、先に書いたけど「G14」なる空母の設計案があったであろう。ということは判るんだけど、それがマル五計画で建造予定だったかどうかは、また別でしょう。
     
     「軍戦備」で出典を明記した上で「マル五の空母は大鳳型」と書いている以上、マル五で予定されていた艦型はG14とは別物だったと考えるのが自然じゃないかな?
    tackow

  16. う〜ん、一次資料たる
    艦政本部の『計画番号表』見ればかなりはっきりするんでしょうが…
    世艦が引用した限りでは
    「G14=マル5計画 航母(5万t)」と記述されてたようです。
    勝井

  17. アメリカのミッドウェー級空母は日本が建造予定の超大型空母に対抗する目的で建造されたそうですが、このG14の情報が元でしょうか?
    モーグリ

  18. アラスカの前科? がありますから、可能性はありますね。
    勝井


Back