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1561 太平洋戦争時の海戦時の火砲の指揮統制についての質問です。
全力射撃というのは挟叉等ほぼ砲撃目標を補足した段階で照準を固定し、着弾観測を省いて射撃可能速度一杯で砲撃を行うことと理解していましたがこれでよいのでしょうか。
またこれをおこなうと完全な同一方向、同一速度でなければすぐ諸元が変わって照準が外れそうなのですが、その辺の補正は可能だったのでしょうか。個人的には当時の観測機器でそこまでの捕捉は困難ではなかったかと感じるのですが。
山奥の人

  1.  艦砲射撃の観測修正とは、照準装置の出す諸元が現実に取るべき諸元とどれだけ間違ってるかを確認する作業です。
     言うならば拳銃の射撃で、狙って撃つ。多少右にそれる傾向ありと認識する。ならばちょっと左側に狙いをつけてみる。当たった。じゃあ、あとは全部照準を少し左に持っていって撃とう。とする。
     これと同じような物です。
     ですから照準は固定されていません。射撃指揮装置は対象を追尾して諸元を吐き出しています。本来なら各射撃毎に観測による修正量を算出して加味するところを、それまでの修正結果から固定値を与えることで観測と修正量算出の時間と手間を省くのです。
    SUDO

  2. 砲撃が「急ゲ」になってからも測距儀、方位盤、対勢盤といった測敵関連の部署は動き続けています。
    敵艦の大変針などでそれまでの照準がわやになっても、すぐに新たな試射を開始できます。
    まなかじ

  3. なるほど、今日は左前方に五十ずれてるから右後方五十で撃とうというわけですね。
    根本的に誤解していました。
    有難うございました。
    質問者


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