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1650 とある本に「珊瑚海海戦で損傷したヨークタウンは応急修理後も27ノット以上は出せない状態でミッドウェーに駆けつけた(一部略)」とあるのですが、この機関部に損傷を受けたという記述は事実なのでしょうか?ヨークタウンは何処に爆弾を浴びていたのでしょうか?
烈風天駆

  1.  朝日ソノラマ文庫「空母ヨークタウン」によると事実です。艦砲用40センチ徹甲弾改造爆弾(米軍調べ)を、艦を四つに分けたうち三つ目のC区画の始まる位置の近く、艦首尾線と艦橋構造物の中間(飛行甲板右舷)に受け、それが貫通していって装甲甲板で炸裂し、その下の第7・8・9缶室(缶は全部で9基)に被害を与えたそうです。
     それで真珠湾での修理後も「最大速力を二七ノットまで上げることなど、できるわけはなかった」とあるのですが、戦闘中は30ノット出しています。緊急出力はどうもべつのようです。
    井中かえる

  2. 1の訂正・補足
     爆発は直接缶室に被害を与えたのではなく、爆発箇所に隣接した煙路を破壊しました。それで排煙ができなくなったそうです。また、攻撃した機は九九艦爆だということですので、爆弾の種類はおそらく違うでしょう。私は日本側の戦史を調べていませんのでその点御注意を願います。
    井中かえる


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