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1665 掃海母艦「うらが」級の格納庫は公式にはヘリ格納庫ではなく掃海具格納庫となっているようですが、学研「海上自衛隊パーフェクトガイド2002」によるとMH-53掃海ヘリを余裕で収容できるという記述があります。
実際、掃海具は艦尾のドックにつながる収容スペースがあるはずで、あの格納庫はその掃海具専用には無駄な高さも含めて非常にアヤシげなものだと思うのですが、実際にMH-53のような巨大なヘリを収容可能なスぺースがあるのでしょうか?

一見して高さ、幅はともかく長さは煙突の下まで格納庫にしないと無理に思えるのですが、もし煙突の下が格納庫になっているとすると煙路はどういった取り回しになっているのでしょう。

通行人

  1. 煙突の下は格納庫になってませんので、やはり長さが足りないと思われます。

    (N)

  2.  MH-53E(つーかH-53シリーズ)ってテールブーム折り畳めるんでしょうか? 折り畳めるならそれで押し込められるかも・・・

     まぁ格納可能かどうかはともかく、『うらが』型掃海母艦が登場したことで、海自の掃海部隊はやっとMH-53E級の掃海ヘリを艦上運用できるようになったといえるはずです。『うらが』型が登場するまで、MH-53E級のヘリを着艦させることができるのは砕氷艦『しらせ』だけでした。昔某雑誌で読んだ朝鮮有事ネタのマンガでは、対馬海峡かどっかの掃海作業に出動した海自掃海部隊は、MH-53Eを運用するために『しらせ』を駆り出していました(まだ『うらが』型がなかった時代の話)。
     ちなみに、『しらせ』はCH-53級の輸送ヘリ3機を搭載可能とのことです。現在使用しているのはS-61A(現使用機はHSS-2B改造機)とOH-6Dですが・・・
    ブラック・タロン

  3. >2 世界の艦船かなんかで、テールブームを折り畳んだ写真を見たような気がします(うろ覚え)
    RGS

  4. MH-53のテールブームは折りたためますが、それでも無理でしょう。
    また「しらせ」の格納庫も、S-61クラスの機体2機とOH-6クラス1機が精一杯で、H-53クラス3機を格納するのは無理でしょう。
    (N)

  5.  図面を見ると・・・。テールブームを折り畳んでもギリギリ無理なような? 斜めになら入るか? もっとも尻尾がはみ出てもいいなら、十分整備・運用できると思いますが。
     砕氷艦しらせは、CH-53三機積めます。
    にわとり

  6. すみません。しらせ」の格納庫は、増槽無しのH-53なら充分3機格納できますね。
    「うらが」の格納庫の長さは15〜16m、はテールブームを畳んだMH-53は18mぐらいでしょう。

    (N)

  7. 「うらが型」は、MH-53Eの整備と格納する能力がある。
    しかし実際には給油などだけで、艦上で整備をすることは無いようだ。(それは護衛艦のSHも同じと聞く。)
      必要なとき、地上基地から飛び立ったMH-53Eは掃海母艦から燃料と掃海具を受け取り作業に従事する。
      MH乗員の休養等は艦、その時MHはヘリ甲板に固定か格納庫に収容。
      作業が終わり次第、MHは地上基地に帰投する。

    ヘリ甲板の下に機雷庫と掃海具格納庫があり、ヘリ曳航の掃海具は艦尾の大きな扉から出し入れする。
    うらが型は「掃海母艦」となっているが、旗艦としての機能その他が充実しているので掃海以外の仕事も多いと聞く。
    「輸送艦」としてトルコやパキスタンに支援物資を運んだ、うらが型。
    乗員は「多様化する自衛隊の任務を地で行く艦」、「雑用母艦」などと言っている。
    今後の活躍に注目。
    だめ海士長

  8. もしも「うらが型」の格納庫にMH-53が搭載できるとしても、それは肝心の掃海作業に必要な航空掃海具が無ければの話だと思います。
    湾岸戦争の時のような海外遠征も考えれば、掃海母艦としては航空掃海具とMH-53が一緒に格納庫に収められるようになっている方が当然有利だと思うのですが、なぜそうしなかったのでしょうか?

    もしかして、今度の新DDHが13500t級に大型化する説明で「海外での国際貢献における掃海作業の際に、より効率的に掃海任務が行えるよう新DDHにはMH-53の格納/運用能力を持たせる為大型化する必要があった。」とか言うために「うらが型」では航空掃海具とMH-53を同時に格納できないようにしたのでは?などと考えてしまいます(笑)。
    507

  9. >7
    すると煙突直下の少なくとも一部は格納庫スペースになっているわけですね。
    ならば煙路は煙突直下からストレートに上がっているわけではないという事なのかな。
    通行人

  10. >8
    『ひとまずMH-53E掃海ヘリに対する着艦・補給・簡易整備&搭載が可能な機能があれば、航空掃海時の洋上プラットフォームとしては充分』という単純な考えのように思うのですがどうでしょう。とにかくMH-53Eを掃海隊群の自前の艦で運用できることが大事だと考えれば・・・
     わしは『うらが』と旧掃海母艦『はやせ』(現特務艦)に乗艦したことがありますが、『うらが』を見てから『はやせ』を見るとあまりの落差に涙が出ます(笑)。『はやせ』にもヘリ甲板が一応ありますが、どれくらいの大きさのヘリを着艦させることを想定してたんでしょう?

    『うらが』型の航空用掃海具の艦尾格納については、運用上ひとまず問題はないのでは? ヘリと同じ格納庫に搭載云々は、次期掃海母艦が検討されるようになってからの話でしょう。その頃には掃海ヘリはMH-53EからEH101になってるかもしれませんが・・・
    ブラック・タロン

  11. >8
    MHの航空掃海具は「具」と言いつつも「船型」であり、掃海管制艇が使う艇と同じようなモノである。
    航空掃海具にはエンジンが付いているが、搭載掃海機器の発電用で推進用ではない。
    掃海具はおおすみ型のLCACと同じように艦尾門扉から海に下ろし、MHに接続され曳航される。
    (厳密には海に下ろす直前、艦尾門扉上で接続するらしいのだが。)
    だからMH(上甲板の格納庫)と掃海具(ヘリ甲板下の格納庫)は同時に格納している。
    また、ヘリ甲板真ん中の大きなエレベーターで掃海具格納庫からの出し入れも可能。(さすがにMHは艦内に入らないが)
    掃海具格納庫は小さな体育館ほどの広さがあるり、トルコやパキスタンではここに援助物資を積んだ。
    このMHはだた曳航するだけなので特別な改造はされていない。
    余談だが、最近「うらが型」は特○隊の母艦としても使われているらしい。

    >通行人さん
    煙突直度というか、後部の構造物が煙突&ヘリの格納庫。
    同期に聞いたのだが、彼が乗ってから格納庫にヘリを入れたことは無いそうだ。

    はやせは今年度で除籍。
    記念艦として残せないもにだろうか?
    だめ海士長

  12. 千葉県に保存してあった「志賀(おじか)」が市民の保存嘆願もむなしく解体廃棄されてしまったのを反省して、
    国際貢献した自衛艦が退役したさいには保存艦、歴史記念物として保存展示できる方策を行政や国会に働きかけられないでしょうか?

    ナンタケットという灯台船は歴史記念碑として1ドルでハーバード大に譲り渡され保存されているので、日本でも造船・海洋工学科のある大学。
    研究機関などで保存してもいいような気がします。
    Navy

  13. >11
    ありがとうございました。
    てっきりMk105とかの専用(常時格納している訳ではなさそうですが)格納庫かと思っていました。エレベーターで艦内に収容できたのですね。

    ということは必要があればMH-53を格納庫に、Mk105を艦内に収容しての運用もできるということですね。
    507

  14. >10
     はやせのヘリ甲板はKV−107掃海ヘリ運用を想定していました、KV−107が引退し、MH−53Eが導入されるに当たって、次期掃海母艦たるうらがにはMH−53Eが運用可能なだけの大きさが要求されたのです。
     はやせの建造はMH−53Eを想定して作られたものではありません、うらがと比べて貧弱というのははやせに失礼という物でしょう(^^;
    ooi

  15. 訂正
    うらが型はMHを完全に格納することはできない。
    もし格納庫に入れると尻尾が出てしまうとの事。
    先に広報活動で高松へ行ったとき、MHはヘリ甲板に乗せたまま(もちろん固定はしている)だった。

    同期が言うには「パーっと飛んできて、用が済んだらさっさ帰る」そう。
    搭載可能というより「発着艦・給油・素泊まり?可能」というべきか。
    護衛艦のように艦上整備員も乗っていない。

    もっと調べてからが良かった、お詫び申し上げる。
    だめ海士長

  16. >14
     ははは、『はやせ』より先に『うらが』に乗った身なので、つい同じ視点で両艦を見てしまいます。
     あの甲板はやはり当時の掃海ヘリ(KV-107)の運用を念頭に置いたものだったのですね。

     超余談ですが、現在の自衛艦で76mm連装速射砲(Mk33系)を積んでるのは『はやせ』と『やまぐも』『ちくご』型だけになってしまいました。『はやせ』の砲は他の艦とシールドの形が違うので、今年中に見られなくなるかと思うとちょいと残念かも・・・

    >12
     除籍後長いこと江田島に野晒しにされていた海自初の国産護衛艦『はるかぜ』(旧DD101)も、去年ついに姿を消しました。栄光ある国産艦でありながらもったいないことだと思います。
     翻って、旧砕氷艦『ふじ』は名古屋港で海上記念館として展示係留されているし、『しらせ』も退役後の展示係留先として名乗りを上げている自治体があるとか。この差は一体・・・・・・ってゴミでした(^^ゞ
     そーいえば、横須賀の旧海軍記念艦『三笠』は、海自では雑船として管理されていると『世界の艦船』誌で読みました。

     まぁ、先の戦争に対する反省の度が過ぎて軍事・軍隊に関する事柄にやたら過激に反応する人々がいるのが今の日本の現状なので、保存艦云々の話はそれが克服されない限りはどうにもならない気がします。
    ブラック・タロン

  17. >15
    了解しました。

    507


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