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1689 800mm列車砲ドーラで大和型戦艦を攻撃・撃沈することは可能でしょうか?
ニルス曹長

  1. 撃沈は可能です。いくら大和が頑丈でも何発も打ち込めばそのうち沈むでしょう。(良い所に当たれば数発で何とかなると思います)

    ただ一発でも当てられるのかとなると、非常に難しいです。
    大砲の特性上、凄く高度な照準をしても遠距離では数十m程度は着弾がばらつくので戦艦に直撃させられる保証はありません。
    一般には沢山の砲弾を打ち込むことで直撃を期待するのですが、一門では中々大変です(それでも何度も撃てば当たるかもしれません)
    また列車砲は射撃速度が非常に低いので、事実上前回の射撃結果を参考に狙いを絞ると言う事が出来ません(相手が動いているので、停止してるなら問題にはならない)これでは遠距離で打っても命中が殆ど期待できません。

    よって比較的近い距離で戦闘照準が成立するような条件で射撃する必要があると思いますが、この場合たぶん戦艦が反撃してくる可能性があります。
    戦艦が観測機でも飛ばしていたら列車砲の場所が見つかる可能性がありますし、距離が近いので戦艦の射程距離内になるでしょう。
    最初の一発で戦艦の戦闘能力を根こそぎ奪えないと生き残った主砲か副砲が反撃してきます。近くに主砲弾一発でも落ちたら列車砲は戦闘不能になるでしょう。よって撃ちあうのは不利です。
    一撃必殺を狙える距離まで戦艦が近づくのを待って(例えば予め照準しておいた地点に戦艦が入ってくるのを待つ)一発だけ打ち込んだ後は機関車等で全力で牽引して逃走するのが良いかと思います。

    これで当たるかどうか、また撃沈できるかどうかはわかりません。

    SUDO

  2. 記憶に頼って書いているので、定かではありませんが・・・。
    グスタフ/ドーラは、先祖に当たるパリ砲と比べてぐっと短射程で、
    大和型の主砲を相手にすると逆にアウトレンジされかねないハズ。
    露西亜艦まにあ

  3. 自己レス
    「大砲と装甲の研究」によると、最大射程は榴弾で47km、徹甲弾で37km。
    大和の主砲が40km程ですから、徹甲弾を使うと射程で負けてしまいます。
    まあ、これだけ大口径の榴弾なら直撃時には火災くらい起こせそうですが。

    ところで、この列車砲は発射速度が4発/時でしかありません。
    大和は、そんなに俊足な戦艦ではありませんが、それでも15分で10kmや
    そこらは楽に進める勘定です。距離47kmで一発撃ったとして、逃げないと
    次弾を発射する前に大和の射程内に捉えられてしまいます。

    一方、ドーラの機動性について、件のページに以下の記述があります。
    > 輸送は、分解された後、特殊な3編成の貨物列車により行われる。また、>砲の部品の他に、組み立て用の25トンクレーン、専用動力供給車(MAN社製>1050HPディーゼルエンジン搭載)なども同時に輸送される。輸送組立要員>は1500名、輸送に要する期間は3〜6週間、組立てに要する期間は3日間であ>る。
    撤収に同程度の時間がかかるなら、ちょっと逃げられそうにありません。
    露西亜艦まにあ

  4. うっ、改行が入ってなかった・・・。
    露西亜艦まにあ

  5. はい、ドーラはレールの上に車輪を介して展開する砲ではありますが、展開したらほとんど動けません。
    1門を据えつけるためにだけ複々線を占領してしまいます。
    輸送・補給用の単線の先にいきなり複々線(もちろん多量の貨車のための引込線もだが)を脈絡もなく並べて敷いて、その上で組立てるわけですな。もちろんこれだけの大砲を据えるわけですから、線路を敷く前の整地作業も念入りに行なわねばなりません。
    従って固定発射陣地と言ってもよく、『鉄道移動をさせやすいように作ってある攻城重砲』であって、一般に想像される「列車砲」というイメージからは離れてしまっている砲ですね。
    この砲1門につき、実際に砲の運用にあたる独立列車砲兵大隊と固有の鉄道工兵大隊の他、陣地を防衛する高射機関砲1個中隊と擲弾兵(歩兵)強化1個大隊を擁する任務部隊編成をとり、少将が指揮をとるものだったと記憶します。

    もともと列車砲というのは動目標を狙うようには作られていません。
    列車砲の二大国がドイツとフランスであったのは領内の鉄道網が極めて発達していること、そしてマジノ線やジークフリート線といった要塞線が国境にあること、そして第一次大戦で壮烈な塹壕戦を経験していることなどの要因があるでしょう。
    そして、そのような固定目標を一発の威力で叩き潰す、そのためには発射速度や機動性は無視してしまっても構わなかったのです。

    ただ、原型の列車砲形態ではもうどうにもなりませんが、「大西洋の壁」に据えられた戦艦主砲クラスの沿岸重砲のように、砲架や装填装置まで整備した砲台に載せ変えればどうかとは思いますがね(笑
    地上に据えつけるのですから重量のことはほとんど気にしなくて済みますから(といっても費用はものすごく気になりますが)、超絶に重い砲身を動目標追随可能な速度で旋回するターレットやら、80センチ砲弾を自動装填できる豪快な装填機やら、厚さ数メートルのコンクリート製ブンカーやらを作ってやれば、大和を撃沈するのはいともたやすいことになるでしょう(笑
    まなかじ

  6.  ゴミ。フィクションネタで恐縮ですが、望月三起也の第2次大戦短編マンガ集に、イギリス軍が太平洋上の某島の要塞に『対艦砲』を備えて日本海軍の艦艇を脅かすという話が登場します(主人公が日本軍の工作員となってその砲を発見・破壊するストーリー)。この砲というのが、岩山の中に巧妙に隠された陣地から4本レールの軌道に乗ってせり出してくる巨大列車砲みたいなもので、しかも自動給弾装置付き。口径等の情報は書かれてませんが、兵士の背丈より大きな砲弾(全長2m以上?)を使用していました。
     今度7月6日に上京する際に、話のネタとしてそのマンガを持っていこうかなどと考えております(笑)。
    ブラック・タロン

  7. 命中さえすれば、1発轟沈は可能だと思います。
    セバストポリの命中箇所を見る限り、榴弾であろうと徹甲弾であろうと地下30mまで届いていますから、大和の装甲板ぐらいかるく突き破るのではないでしょうか?
    GO


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